18世紀における近代民主主義の登場(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2009/06/12 20:30:04:

    質問
     古代ギリシャの例がありながら、大半の国が君主制になり、民主主義の再登場が18世紀と遅いのは、何か背景があるのでしょうか。

    回答
     時代背景を述べれば、国民が政治への参加を積極的に志向するようになるのは、中世以来の封建制度の崩壊を待たねばなりませんでした。ヨーロッパでは、17世紀以降、封建制の崩壊と並行して、職業の選択や都市への移住など、個人の自由の範囲が拡大してゆきます。つまり、人々が新たな政治体制が求められる時代を迎えたことが、民主主義が蘇る要因となったと考えられるのです。


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