先生の憲法改正案?(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2007/06/08 22:26:11:

    質問
     日本国の憲法もその内容が変わるようですが、先生ならば、何を変えるべきであると思いますか?

    回答
     先生は、現代という時代にかんがみて、日本国憲法には、幾つかの改正点があると思っています。まったくの私見でありますことを断った上でお話ししますが、まず、争点の第9条につきましては、”戦争の放棄”を”侵略戦争の放棄”に限定し、防衛戦争や制裁戦争など、覇権主義国家や犯罪国家に対抗するために必要な戦争については認めるべきであると考えています。それに伴い、国軍の保持を認め、軍隊の統帥権が首相にあることを明記する必要もありましょう(曖昧にしますと、かえって危険です!)。この見解については、本ホームページの時事コラムの中の過去コラムに、”戦争の放棄は不道徳?”という記事がありますので、参考に読んでみてください。この記事には、国連が機能しなくなる場合についても説明してあり、憲法の前文を書き直す理由ともなります。また、”天皇”につきましても、日本国の伝統と歴史にしたがって、国家の祭祀者として憲法上に位置づけ、むしろ、政治的な分野(7条解散など・・・)からは切り離した方が良いように思います。さらに、議会の参議院につきましても、その存在意義を根本から見直す必要がありましょうし、国民投票制度を一般的な政策課題においても用いられるようにすることも検討課題となりましょう。その他にも、首相公選制の導入など、重要な検討課題があるのですが、書ききれないので、ひとまずは、おおよその改正点を挙げておきました。もっと、活発な国民的な議論が行われるようになるとよいですね。


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