Posted by 倉西先生 on 2011/11/24 21:12:16:
新航路の発見までは、スパイスなどがヨーロッパに入る際、多くの手間がかかり、その分、価格が高くなっていた。しかし、航路発見後は、自国の船によって原産地まで買い付けるようになってからは、それなりに手ごろな価格に落ち着いた。この価格差は、「手間」がかかるか、かからないかにある。この手間賃は、関税みたいなものなのですか? 回答 政府が課す関税と言うよりも、交易品が、貿易商人の手によって取引されるたびに、利ざやが加わることになりますので、価格が高くなったのです。例えば、生産地での価格が10としても、最初の商人が買い取る時には15となり、次の商人が買い取る時には20となり・・・というように、取引の回数だけ値段が高くなるのです。
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