金・銀本位制について(聖学院大学)


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Posted by 倉西先生 on 2011/12/01 21:04:56:

    質問
    1.一定の金や銀と交換できるとしても、急に銀行が交換をしなくなったりしないのだろうか。
    2.金や銀と交換できるほどの紙ならば、金・銀の方がよいのではないか。
    3.国が金を持っておらず、そのままでも使えると言われても、信用が低いのではないか。

    回答
    1.歴史上、議会で兌換停止の法律が制定されたり、政府が兌換停止の宣言がなされたりすることで、紙幣が、金や銀と交換できなくなることもありました。有名な事例では、1971年8月15日、アメリカのニクソン大統領は、ドルと金の交換停止を発表し、ニクソン・ショックと呼ばれた衝撃を世界経済に与えました。

    2.硬貨は、重量があることなどから、紙幣と比較すると、利便性が低いのです。

    3.確かに、兌換銀行券よりも不換銀行券の方が、信用が低いのですが、金本位制にも欠陥があり、現在では、ほとんどの諸国で兌換制度が採用されているのです。


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