日本の議会について(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2007/06/23 11:44:00:

    質問
    1.日本の議会は、仕事をしているのでしょうか?
    2.選挙に先立って、既に連立内閣を想定して多数派を形成するのは、いかがなものでしょうか?

    回答
    1.日本国の国会中継などを見ておりますと、与野党間で有意義な政策論争を行っているというよりも、野党が与党の”断罪”にやっきになっているように思える場合が少なくありません。与党と野党との対決が、まるで、”つるしあげ”の場面のようになっているのです。国民が自らにかかわる問題として政策評価を行おうとする場合、与野党のそれぞれが提起している具体的な政策を知る必要があります。また、議会における議論を通して、それぞれの政策の欠点や修正点などが明らかとなり、より妥当な政策が形成されることになります。現在の日本国の議会は、こうした議会本来の機能を充分に果たしいるとは思えず、このことが、国民の政治への無関心の一因であるのかもしれないのです。
    2.先生も、選挙に先立って、政党間で連立を取り決めることは、ルール違反であると考えています(”抱き合わせ販売”みたい!)。少なくとも、国民にとりましては、結果として、自らの支持していない政党に間接的な支持を与えることになってしまいますので、国民の政治的な自由の危機であるとも言えましょう。


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