Posted by 倉西先生 on 2012/12/07 18:47:48:
そもそも、福島の事故は、地域の産業を壊滅させただけでなく、インフラや居住者の生活も破壊しました。原発は国民のためのものなのでしょうか? 回答 1970年代、日本国は、中東戦争の影響で、中東諸国から石油を輸入することができなくなるという、二度の石油危機を経験しました。この結果、生産が滞ると共に、物不足と物価上昇が発生し、国民生活も打撃を受けたのです。原発導入が促進されたのも、こうした問題を解決するためでした。その後も、安定的、高品質、低価格の電力を供給することで、日本国の経済を支えています(精密機器など、良質の電力がなければできない産業も多い…)。この点に鑑みますと、日本国の生活水準の向上したのも、原発に負うところが大きく、国民にも利益が均霑されたことになります。また、過疎に悩む地方に原発を立地することで、地域経済をも潤してきました。福島第一原発の事故は、避けられた事故でもありますので、この事故を以って、原発を放棄しますと、電力料金の高騰による産業の連鎖的衰退が、国民に二次被害を与えます。原発のメリットを考えれば、脱原発には、慎重であるべきと思うのです。
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