竹島問題の国際司法裁判所提訴（鶴見大学）

質問
　国境線等の争いで、国際司法裁判所があるが、なぜ、一国が提訴しようとしても、もう一国が黙ってしまうと、それっきりになるのか。なぜ、一国でも進められるはずなのに、進めないのか。

回答
　国際司法裁判所の規定によれば、国際司法裁判所強制管轄受託宣言国相互の争いではない場合、提訴には、当事国の合意を要するとされています。日本国は、国際司法裁判所強制管轄受託を宣言しておりますが、ロシア、中国、韓国とも、この宣言を行っておりません。しかしながら、単独提訴もできないことではなく、この場合、共同提訴を拒否した国は、その理由を説明する義務があるそうです。このため、日本国政府は、竹島の単独提訴の時期を探っている状態にあります。

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