シリアのアサド大統領の訴追(鶴見大学)


[コメントツリー表示を見る] [発言時刻順表示を見る]

Posted by 倉西先生 on 2013/05/31 19:27:15:

    質問
     アサド大統領を国際指名手配し、拘束はできないのですか。そして、いかなる状況においても、軍隊の保持は、保障できるのか。…こんな状況の中、先生は、どのような政策が一番よく、そして、解決を迎えると思いますか?そして、国民は、外から守られる権利は、ないのですか?

    回答
     リビアのカダフィ氏のように、国際刑事裁判所において訴追するという方法があります。ただし、国際刑事裁判所には、強制的に身柄を拘束する執行機関が備わっていませんので、アサド大統領を法廷に引き出すことは難しいかもしれません。
     アサド大統領が、シリア軍の指揮権を保持している限り、軍隊を手放すことはないと考えられます。
     最もよい政策は、アサド大統領に辞任を迫り、公職から追放することです(側近の離反等が効果的…)。その後、反政府組織を含めた全国レベルの協議会を設置し、将来の国家体制を検討します。その間、信頼できる第三国、あるいは、国連に信託委任するかし、国情を安定させることができれば、シリアの民主化は円滑に達成される可能性があります。もっとも、ハードルの高い政策ではなりますが・・・。
     ”外からの守られる権利”とは言わないまでも、国際社会は、人道的な介入を否定はしておりません。
     


このメッセージに返事を書く

ハンドル:
タイトル:
内容: