立法と行政の結合(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2007/06/30 07:54:15:

    質問
     立法と行政が結合する場合のデメリットとは、法をつくっても行使できない、ということなのでしょうか?

    回答
     いいえ、むしろその反対に、立法された法が、立法者本人よって、恣意的に執行されてしまう可能性が高くなることです。両者が分離していれば、少なくとも、執行者は、客観的な立場から法を執行することができます。そうして、この分離は、民主主義の観点から見ますと、特に大きな意味を持ったのです。何故ならば、立法者が、国民の代表から成る議会であったからです(18世紀)。つまり、議会に立法権を与えることによって、君主権力の絶対化を防ぐことに、権力分立論の歴史的な意義があったのです。


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