Posted by 倉西先生 on 2007/06/30 08:13:22:
プリントの最後に、独立的な行政機関の内部における立法と行政の癒着の問題が書かれてありましたが、それが、どのように起きるのか説明をお願いします。 質問 独立的行政機関における権力分立の問題は、立法と行政のみならず、司法との癒着問題(行政不服審査)もあります。講義では、行政立法の文脈でお話ししましたので、立法と行政の問題に絞りますが、行政立法のプロセスでは、法律の草案作成段階は、行政側にあります。この草案の立法化には、もちろん議会の承認(可決)が必要なのですが、実質的な立法者は、議会ではなく法案を提出する行政機関になってしまうのです。このため、行政機関は、立法権と執行権(行政権)の両者を行使していることになるのです。
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