六カ国協議の停滞(鶴見大学)


[コメントツリー表示を見る] [発言時刻順表示を見る]

Posted by 倉西先生 on 2007/04/21 12:35:08:

    質問
     最近、北朝鮮の核放棄をめぐって六カ国協議が開かれていますが、参加国は、自国の損得勘定から埒が明かない状態に陥っています。この事態を打開することはできますか?

    回答
     現在、事態打開のボールは、北朝鮮側に投げられた状況にあります。アメリカは、これまで、不正行為を行ってきたマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行の北朝鮮の口座を凍結し、強い経済制裁を北朝鮮に加えてきました。しかしながら、最近となって、アメリカは、この口座凍結を解除するという大幅な譲歩を北朝鮮に対して行い、北朝鮮が、核施設封鎖の第一段階の履行を回避する口実を封じたのです。もし、北朝鮮が、この核封鎖の第一段階に着手しないという場合には、国際的な約束を履行しないわけですから、一段と北朝鮮に対する制裁論が高まることでしょう。どのような形で事態が打開するかは、現在、北朝鮮の態度如何にかかっているのです。


このメッセージに返事を書く

ハンドル:
タイトル:
内容: