国会の与党と野党（鶴見大学）

質問
１．国会には、なぜ、与党と野党とに分かれて議論しているのでしょうか？
２．なぜ、与党のみの決定で、法案が通過するのでしょうか。

回答
１．国会の機能の一つに、首相を指名することがあります。議院内閣制にあっては、議会は、政府を構成することができます。この首相指名の国会議決に際し、各政党は、多数派を形成しようとします。この首相選出に際し、一つの党から指名される単独政権であれ、複数の党から指名される連立政権であれ、首相を出した党は”与党”と呼ばれることになるのです。そうして、与党以外の政党は、野党側となります。政党とは、政策の違いによって生じますので、当然に、与党と野党とでは、意見が異なります。このため国会では、与党と野党が、政策をめぐって激しく議論することになるのです。
２．与党とは、国会での多数派であるからこそ”与党”なのです。法案の採決に当たっては、多数決制が採用されていますので、多数を制す与党側は、単独でも数の論理で法案を可決させることができるのです。
２．

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