Posted by 倉西先生 on 2007/04/09 18:05:28:
1.この講義では、EUのみを扱うのですか? 2.EUについて学ぶ必要性とは何ですか? 3.先生にとってEUとはどんな存在ですか? 回答 1.本講義では、国際機構の中で特にユニークな存在であるEUについて扱いたいと思います。政治と経済、あるいは、国家と市場との関係を考える上でも、EUは、極めて興味深い国際機構です。 2.自国のみならず、他国や他の地域のことを学ぶことは、知見を大きく広げることになります。いままでとは異なる視点から物事を判断したり、新たな発想へとつなげることもできるようになるのです。EUといういささか複雑なことを学生時代に学んでおきますと、社会に出た時に、複雑な難題や困難な局面に対峙した時に、それらを解決する力を備えることになりましょう。 3.先生も、はじめはEUがすこぶる難解な存在に思えてなりませんでした。しかしながら、そうであるからこそ、全力をかたむけてその本質の解明に取り組むことは、研究者として、知的な喜びでもありました。 これらの質問の他にも、EUの目的、EUの加盟国、イギリスの通貨統合への不参加、ユーロ導入のマイナス面、スイスの不利益、EUの将来像、アジアの可能性など、さまざまな内容の質問がありました。これらの質問は、講義の中で答えてまいりたいと思います。今の時点で述べることは差し控えて、後に残しておくことにしましょう!
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