国家と国民(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2007/04/28 11:29:39:

    質問
     国家があり、国民がいると考えるよりも、国民がいるから国家があると考えた方が良いのでしょうか?

    回答
     そうですね。基本的には、”国民あっての国家”である、と先生は思います。どうしてこのように考えるかと申しますと、もし反対に、”国家あっての国民”、というふうに捉えてしまいますと、このスローガンは、歴史においてしばしば見られますように、自己の目的を優先する利己的な権力者に利用されてしまうことがあるからです(北朝鮮のように、国家の首領のみが贅沢を極め、国民は飢えてしまうことも・・・)。統治権力とは、国民のためにこそ用いられるべきである、と考える方が、国家をより国民の利益にかなう形に発展させてゆくことができるのです。


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