Posted by 倉西先生 on 2007/05/07 20:22:07:
1.東欧諸国のEU加盟に際して、反対する国はなかったのですか? 2.バルト三国がEUに加盟した時、ロシアは、どのような態度を示したのですか? 3.スイスは、EUに加盟する意欲を持っているのでしょうか? 4.EUは、現在27カ国体制ですが、今後も、加盟国が増える可能性はあるのですか? 回答 1.東欧諸国の加盟に際しましては、既存の加盟国および新規加盟国の双方において、さしたる強硬な反対はありませんでした。それは、誰もが、冷戦後の混乱期を脱して、安定したヨーロッパ秩序が構築される日が訪れることを望んでいたからでしょう。 2.この質問は、第一の質問にもいささか関連します。何故ならば、中東欧諸国ならびにバルト三国を自らの勢力圏に縛り付けていましたソヴィエトの崩壊から誕生した新生ロシアは、これらの諸国が、EUに加盟することを心から祝福はしていなかったからです。むしろ、中東欧およびバルト三国のEU加盟は、ロシアのくびきからの抜け出すことを意味したのです。 3.スイスの加盟問題については、4月23日付の”スイスについて”というメッセージを読んでみてください。 4.今後において、EUに加盟する可能性のある国は、数多くあります。クロアチアは確実視されていますが、マケドニア、トルコ、セルビア、モンテネグロ、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ウクライナといった諸国に関しましては、まだ加盟のゆくへはまだ不透明な状況です。
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