日本国が抱えるEEZをめぐる問題

質問
　排他的経済水域をめぐって、日本国が、外国との間で紛争を抱えていることはあるのですか？

回答
　はい、あります。東シナ海については、日本国は、２００カイリの経済水域を設定し、中国のEEZが重なる部分に関しては、日中中間線を引いて、両国の境界としています。ところが、中国側は、東シナ海は中国の大陸棚と主張し、沖縄トラフまでを自国の経済水域に含めるべきと主張しているのです。このため、東シナ海のガス田開発に支障をきたしているのです（中国は、一方的にガスで田を開発し、採掘している・・・）。地質学的にも、また、海洋法条約においても、日本国の主張に分があるのですが、合意が難しく、その間、中国側のみがガスの採掘を行うという状況が続いているのです。

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