EUが誕生した時の首脳（杏林大学）

質問
　EUが誕生した時のそれぞれの国の首脳は誰であり、どういう気持であったのですか？

回答
　フランスは、ミッテラン大統領、ドイツは、コール首相、イタリアは、チャンピ首相、オランダは、ルッベンス首相、ベルギーは、デハーネ首相、ルクセンブルク、サンテール首相、イギリスは、メジャー首相、デンマーク、スルター首相、アイルランドは、アルバート・レイノルズ首相、そうして、当時のECの委員長は、ドロール氏でした。当時の加盟９各国の首脳は、概ねEUの設立に対して好意的でしたが、デンマークでは、国民投票にかけたところ否決され、修正を加えた第二回目の国民投票でようやく可決されました。イギリスもまた、伝統的に欧州統合に対しては懐疑論が根深い国です。発達した民主主義の制度が定着しているEU諸国では、国民投票にかけるなど、首脳レベルのみならず、国民レベルでの同意を必要とする場合が多いいことも特徴の一つとなっています。

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