旧ユーゴスラヴィア紛争のその後（聖学院大学）

質問
　旧ユーゴスラヴィア紛争の後、それぞれの国々はどうなったのでしょうか？

回答
　旧ユーゴスラビアを構成していたスロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニアは、それぞれの国家に独立してゆきました。ただし、各国国内に幾つかの異なる民族（宗教）がモザイク状に居住しているという状態には変わりはなく（例えば、ボスニア・ヘルツェゴビナでは、凡そセルビア系、クロアチア系、モスリム系住民が混住しています）、民族問題や宗教問題は解決しているわけではありませんが、武力衝突の発生は抑えらています。このうち、早期に独立し、産業基盤が比較的にしっかりしていたスロベニアは、すでにＥＵに加盟しています。旧ユーゴスラビア紛争は、民族、宗教問題という現代国家の抱える問題を浮き彫りにする結果ともなりました（倉西先生の裕子お姉ちゃま筆）。

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