サブプライム問題(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2008/11/28 21:08:52:

    質問
     サブプライム問題とは、何ですか。

    回答
     ウィキペディアによりますと・・・

    「サブプライムローン(米:subprime lending)とは、主にアメリカ合衆国において貸し付けられたローンのうち、優良顧客(プライム層)向けでないものをいう。

    報道機関ではしばしば低所得者向けローンとの説明がされ、低所得者に多額の貸し付けを行ったというニュアンスで取り上げられるが、厳密には通常の住宅ローンの審査には通らないような信用度の低い人向けのローンである。信用力の評価基準は所得の多寡のみではない。狭義には、住宅を担保とする住宅ローンに限定され、広義には、自動車担保など住宅以外を担保とするものを含む。一般的に他のローンと比べて債務履行の信頼度が低い。

    このサブプライムローンについてはその担保信用保証が以前から問題になっていたが、米国の格付け企業が中古住宅価格の上昇を前提に高い保証を与えて安心感を与えていた。しかし、2007年夏頃から主に住宅ローン(狭義のサブプライムローン)返済の延滞率が上昇しはじめ、とうとう住宅バブルがはじけた。

    このことにより、2008年にはこの証券を組み入れて世界中に販売された金融商品の信用保証までも完全に劣化してしまい、世界中の金融機関で信用収縮の連鎖がおこった。」

    とあります。つまり、低所得者の住宅購入に際して、金融機関が貸付を行い、住宅バブルを背景に住宅ローンを証券化して販売したところ、ローンの返済ができない低所得者が続出し、結局、バブルが弾け、金融機関の多くが不良債権を抱えることになった問題です。この結果、深刻な金融危機が起こり、アメリカから日本国を含む世界中に危機が広がることになりました。


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