イギリス病とイタリア病(杏林大学)


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Posted by 倉西先生 on 2008/12/15 18:20:39:

    質問
     イギリス病、イタリア病とは何ですか?

    回答
    1.イギリス病とは、戦後、イギリス政府が、”揺り籠から墓場まで”をスローガンとして、高福祉高負担政策を追及したところ、企業家精神、労働生産性、労働インセンティブなどが低下し、失業率の増加やスタグフレーションなどを発生した現象を意味しています。
    2.イタリア病とは、長年、政府が大きな政府を目指して財政拡大政策を行い、その財源を確保するために、政府が国債を大量に発行し、中央銀行もまたインフレ容認政策を続けたところ、通貨安と慢性的なインフレに悩まされ、経済が停滞した現象のことです。

     何れにしましても、治療を要する経済の病と認識されていたのです。


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