今後の法案の採決(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2008/12/19 21:10:08:

    質問
     ねじれ国会の状況下にあって、今後の大切な法案は、どのように決められるのでしょうか?

    回答
     法案の内容によって、衆議院で可決された法案が参議院で否決された場合、以下の展開が予測されます。

    1.参議院で否決されるが、衆議院の三分の二で再可決する。
    2.参議院で否決され、衆議院でも自民党内部や自公の分裂により、三分の二で再可決できず、廃案となる。
    3.自民、公明、民主が合意したため、両院で可決される(国民からの反対意見や懸念が表明されていながら、衆参両院で可決された『国籍法改正法案』の事例・・・)。

     反対に、衆議院で否決された法案が、参議院で可決されても、すべての法案は廃案となります。参議院は、自らでは法案を成立させることはできないのですが、その反面、上記のように、三部の二条項は、衆議院の立法を阻止できる権限として作用しているのです。


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