スリータ村のFenix先生

Ciudadela De Fenix
フェニックス工房とでも言うのだろうか、何とも不思議な所に滞在しました。
自分の住むラ・アスリータ村を「陸の孤島」と息子は表現していましたが、
そのラ・アスリータ村からさらに山奥にこのホ
テルはありました。
昭彦もINCEでの生活のストレスが溜まると、ここにやって来て疲れを癒しているようです。
邸主フェニックスさんはカラカスで富を得た後、田舎暮らしを始めたようだが、
広大な土地を自らの手で開拓して家を建て、敷地内にホテルの
他牧場・畑・池・プールそしてハイキングコースまで作ってしまった。
東洋の神秘的な事にも興味があるようで、自室に
は摩訶不思議な道具などが数多く集められていて、
フェニックス邸全体が子供のおもちゃ部屋のように、何とも面白い
場所であった。
今、日本では「スローライフ」等と言う言葉が流行っていますが、まさにそれを実践しているように思えました。
東京出身で
田舎の無い私達ですが、もし田舎と言うものがあるならばこんな所を望んでいるのかもしれません。


アスリータ村外れ この看板が入口


村はずれの道からさらに数百メートルの奥にFenix邸はある



重い扉の玄関(邸の内から)



大自然の中のFenix邸
中央の低くなっている辺りがLaAzulita村で、
その遠い先(雲の中)には壮大なサバンナ地帯があります。
中央六角形をした緑色の屋根の建物がご夫妻の私邸。
赤い屋根の高い建物がホテルで、屋上からの眺望は最高です。
この二つを取り囲んで作業小屋や農場や牧場があります。ホテル左に見える門は玄関です。



フェニックス先生ご夫妻
フェニックス先生ご夫妻は何とも不思議な方でその正体は数日間の滞在では判る筈もない。
話の中で首都カラカスの風景はベネズエラ人として恥ずかしいと言っていた。
自然の営みに逆らうことなく生きてきた中での言葉だと感じた。
ここでの3日間スペイン語が話せない私達とは身振り手振りで意思の疎通をはかったが、
草や木や野菜の事や自然現象などの話題には、動作や仕草などで理解しあえ言葉の壁などはなかった。




先生のご家族とお友達と誕生祝い
左から奥さん(Deviデビさん)Fenix先生、お友達、奥さんの妹(Coniコニーさん)
コニーさんの次男(アルツーロ君)、友達、昭彦
Coniさんが美味しいケーキを焼いてお友達の誕生祝いをしました。
質素だったが心からお祝いをしている、そんな感じでした。




夜明け
朝まだ暗いうちに目が覚めると、部屋の窓から幻想的な景色が目に入ります。
朝焼けとともに積乱雲と雷光が走りとても幻想的です。
ただの自然現象なのでしょうが、こちらの人は天の神様の会話とか言っていました。
自然を中心に動いている・・そんな感じです。



祈り
建物の裏の小高くなった所には、マリア像などが七体並べられていて、
またこのような像もいくつかありました。
ベネズエラを旅行して気が付きましたが、村の中心には教会が建ち、
そこでは手を合わせる光景を幾度となく目にしました。



アレパ
食事は野菜料理中心でした。
お二人も菜食主義のようでお客さんが泊まると鶏肉の料理を作るようです。
トウモロコシの粉で作ったアレパは、冷めないように布巾に包まれ容器に入って出てきます。
ナイフで開き中にチーズを塗って食べるのですが・・・本当に美味しい。



野苺 mora
邸内には草や木が多くあり名前を言われても覚えられなかった。
ハーブなどの香草類も自生していたが、この野苺も沢山生えていて、
ジャムやワインに使われていた、少し酸っぱいが夕食には生ジュースで出てきた。



カラフル
緑の壁には多くの飾りつけが施されていたが、このプレートには自分たちのデザインが書かれている。
それにしてもこの原色が自然のなかに映えていました。



久島's
この席が指定席でした。至福のときです