生命保険って何?という方へ

生命保険の役割は、「もし、自分に病気・ケガで、死亡・入院などがあった場合に経済的損失(収入なし)を 補填する」ものです。

絶対に加入しなければならない!というものではありません。なぜなら十分にお金があり、何があっても家族の生活は大丈夫と言う方は必要 無いのです。

しかしながら、そう言う方は少数であるのが現状です。

長生きして職業を無事リタイア、無事人生を過ごした人が、働き盛りの途中で不幸になった方(病気・ケガで、死亡・入院)を助けるという 仕組みになっています。

そこから生命保険は生まれてきました。制度によって掛け金(保険料)と受け取り金額(保険金)を作り、助け合いの精神で成り立っていま す。

制度自体の考え方は簡単なのですが、保険の種類を「お客様の保険の希望に合わせて」設計するようにあらゆるプランを作ったところに、 生命保険のわかりにくさが発生してきました。

保険業界の独自な用語などは、勉強しなければわかりません。ここで掛け金と受取るお金についての基本を説明します。

生命保険はボランティアではないので

掛け金=支払いのお金(保険金+給付金)+経費

が成り立たなければ会社はつぶれてしまいます。そのため支払いが多い保険は、掛け金が高くなり、支払いが少ない保険は、掛け金が安いと お考えください。

安い・高いはその方の考えだと思いますが、比較しての事と思ってください。

質問)どちらが掛け金が高いでしょうか?(30歳の方)

1.40歳で亡くなろうが、80歳で亡くなろうが、いつでもお金が払われる保険(終身保険)
2.60歳までの死亡はお金が払われるが、61歳以降は支払われないもの(定期保険)

答えは1です。

身の回りで60歳以下でなくなった方が何人いらっしゃいますか?さほどいないと思います。

その為、保険会社は支払いが少なくてすみますので、掛け金を安くすることが出来ます。さらに、30歳から40歳までしか払われない保険 を作ったらどうでしょう?

上記の2の保険より安くすることが出来ます。掛け金が安くなると、販売している人の収入が少なくなります。

販売する人は「受取る金額(保険金)を大きくして、保険料を増やしたい!」と考えます。入る方も、受取る金額が多くなるので、喜びま す。

3者の利害が一致します。

保険会社は儲かる・販売員も儲かる・加入者は受取り額が増える

このように、みんながHAPPYになります。

ただし、HAPPYなのは、加入者が40歳までです。40歳までの保険ですから、その後は保障されません。

保険会社もお客様は神様ですので、「自動的に更新しますよ」と親切な対応をします。

ただし、「掛け金は40歳からのものに変えさせてくださいね。」と言って来ます。それは当然です。いままで の掛け金は30‐40歳のものだからです。

質問)30歳と40歳では、どちらが亡くなる可能性が高いでしょうか?

答えはいうまでもありません。40歳です。人は老化という避けて通れない事実があるからです。その為30歳 より高い掛け金を40歳から払ってもらいます。50歳からの掛け金はさらに高くなります。

高度経済成長期であれば、収入も増えるはずなので10年たっていれば、払えると言われていました。

しかし、現在は40歳以上(さらに30代)がターゲットとなり、収入減やリストラの危機に面しています。掛 け金の更なる負担は、耐え切れなくなっています。

上記の保険に加入している人は、今すぐにでも再検討してください。

もちろんこの保険が必要な方がいます。

1.すでに加入している方で、健康状態の極めて悪い方
2.商売を立ち上げたばかり等でたくさんの掛け金は払えないけど、保障は欲しいという方
3.保険期間内に死亡する方

等です。

上記内容の保険は一般的にこう言う名前で存在しています。

定期保険特約付き終身保険

保険会社はこの保険にペットネームを付けていますので、パンフレット・保険証券等に記載されている正式名称を確認しましょう。

ペットネームの例)リードラン2000(定期保険特約付き終身保険)
と言うような表記です。

(リードラン2000=この名前は実在しません)

ここの定期保険特約というのが、更新毎に掛け金が上がるものです。定期という言葉と、終身保険と名前がついているので「満期になるとお金が戻ってきて、さらに一生涯(いつ亡くなってももらえる)の保険なのか」、 と大きな勘違いをしてしまいます。

ほとんどの人が(そう思っているのですが)限られた収入の中でやりくりをしていると思い ます。ある程度の計画を持って、支出を考えているでしょう。そこでいきなり保険料を上げてしまう仕組みの保険に加入していると、一気に計画が崩れていきま す。家計の経済危機に直面した場合は、真っ先に保険がリストラされます。(直面した危機ではないからです)その後に万が一のことが発生したら目も当てられ ません。保険は貯蓄にもなる面があります。(賛否両論ですが)それをうまく計算して、死ぬことのリスク以外の、いきるリスク(老後の経済面)を回避するこ とも、保険を活用する一部に含まれると思います。

生命保険は「とりあ えず何かに入れば安心」と思わないでください。

保険のつけ方で、将 来大きく生活が変わります。
(もちろんお金の面です)

保険は年齢が高くなるほど、同じ保険でも掛け金が高くなります。1歳でも若いうちに、納得する保険に入りましょう。

もっと考えよう生命保険!」もご覧くださ い。