97.9.1(月) 3日目 レンタカーでノースショアへ

「レンタカー屋はどこ?!電話で大汗」

8:00起床。きのう白木屋で買った全粒食パンをトーストし、機内食のバターとジャムをつけて食べる。コーヒー・ジュースはプールサイドから。

今日はレンタカーを借りてノースショアへのドライブ。ハレイワでクア・アイナのハンバーガーを買って、ワイメアビーチパークで海水浴と昼食。帰りにドール・パイナップルパビリオンで乗馬を楽しむ、という予定。

★レンタカーは去年利用したエイビスに日本で予約を入れた。送迎してほしいと言ったら、「送迎は空港営業所でしかやっていない。迎えに行くので空港カウンターで手続きしてほしい。当日営業所に電話して。」という話だった。なんでわざわざ空港まで行くの?めんどくさい・・・しかしスケジュールを考え、ノースショアへ行くならばかえって近道になると思い、OKしたのだった★

さてピックアップしてもらうため、電話しなくては。英語での電話に緊張。せりふをメモして、いざ教えられた番号にTELする。

プルルーッ・・・プルルーッ・・・カチャ  「ハロー!!」 と元気よくあいさつしたが、相手は人間ではなく録音テープだった。

どうも用件に応じて別のところにつながるようになってるらしく「○○の時は1を、△△の時は2を押してください・・・」と言ってるようだ。○○とかが聞き取れなくてとりあえず1を押してみる。

「現在使われておりません」  ありゃりゃ・・・

2を押すとようやく人間が出た。ところが別のところへかけなおせと言ってる。その番号をメモし、かけなおしたら、やっとつながった。

「10:00にホテルへ・・・」「O.K.」。ホ〜〜ッ。たったこれだけの用件で、大汗をかいてしまった。


10:00にホテルの前で待っていると、去年と同じ兄ちゃんがミニバンで迎えにきた。空港までは30分くらいかなあ、パパそれまでドライブのイメージトレーニングでもしててね、とのんびり乗っていたら、約5分後に兄ちゃんが「車を返す時は、ここ」とディスカバリーベイのビルを指さし教えてくれる。ふんふん、とそっちを見ていると、道を曲がって入り方まで教えてくれる。「親切だなぁ」と感心していたら、「ここで降りて」。?????

わけわからないまま建物に入ると、ここのカウンターで手続きするのだった。日本の代理店の話はなんだったんだ???よくわからないけど借りられた。それにチャイルドシート代はおまけしてくれた。追加保険(手荷物盗難保険以外)も入って、ポンティアック・サンファイヤーに乗り込む。


「あれがノースの海だ!!初めてのノースショア」

最初がとにかく緊張する。「右側、右側」ととなえながら、H1ハイウェイまで地図をようく見ながら慎重運転。

9月第1月曜はレイバーデイという祝日。そのためか車がかなり多いが、空港を過ぎるころにはすいてきた。ハイウェイは右側通行を意識しなくて良いので、快適ドライブ。まちゃはチャイルドシートでおねんね。

H1からカメハメハハイウェイに入ると、道のアップダウンがきつくなる。土が赤い色をしているなと思ったら、やがて一面のパイナップル畑が広がった。ドールパイナップルパビリオンの前を通り過ぎる。帰りにここで乗馬するんだ。楽しみ。

やがて道が長い下り坂になり、遠くに海がかすんで見える。近づくにつれ、海の青さが増す・・・太平洋の青だ。


「世界一おいしいハンバーガー」

「オールド・ハレイワ・タウン」の看板を過ぎて曲がると、道が細くなる。狭〜い橋をわたってハレイワの町へ入った。

憧れの「クア・アイナ」を見つけてなんとか駐車場へ入る。昼すこし前。行列してるかな?と心配したがそんなに混んでいない。

ママは定番のハンバーガー。まちゃはマヒマヒバーガー。パパは渋くB・L・Tサンドイッチを注文して、先に会計をして待つ。レジ前にオリジナルグッズが置いてあるが、まちゃがハンバーガーの絵のステッカーが欲しいというので買ってやる。テイクアウェイにしてもらい、ビーチで食べることにする。

あのマツモトストアの前を通り過ぎる。数人並んでいた。あとで買いにこよう。


「海を見ながらランチ」

波がおだやかでシュノーケルポイントもあって、事前情報で子連れにおすすめと出ていた「ワイメア・ビーチ」を目指す。ビーチパークの手前に近づくと、崖になった海沿いに路上駐車の車がずらっと停まっている。いやな予感・・・やっぱり駐車場は満杯だった。あまり大きくない駐車場に空きを待つ車が行列している。待っていてもとうてい空きそうにないので引き返す。

あてもなく来た方にむかって走り、きれいな砂浜が見えたので、道ばたの空き地に車を停めて降りてみた。ワイキキ周辺にくらべると、ずっと海の色が深い。砂浜は小さく、すぐ岩場になっていてだいぶ深いようだ。岩に海藻がたくさんついていて、海のにおいがした。

おなかもすいたし、さっそくランチタイム。ホテルで借りたゴザをしいてハンバーガーをほおばる。炭火でミディアムに焼けたお肉が香ばしく、うわさどおりのおいしさだった。ただ、アルミホイルで包まれて湯気がこもってしまい、パンが湿ってしまったのが残念。次はできたてをがぶりといきたい。マヒマヒバーガーは魚をグリルしたもので、なぜか冷めてから食べたらめちゃウマだった。B・L・Tサンドはトーストの食パンにベーコン・レタス・トマトがはさんである。ベーコンがカリカリで、隠れたヒットメニューだと思う。

「うみ みて ハンバーガー たべてるよ」。まちゃがカタコトで感動を表現したのに、親は感激ウルウル。

食後、はだしで海の浅瀬をお散歩していたら、魚を発見。それが切り身魚だったのだ。ノースの魚は切り身で泳いでるんだ。(うそ。トローリングのエサが流れ着いたんでしょう)

ここはトイレもなく、波も荒いので遊ぶには不向きなので、地図を見てハレイワのアリイビーチパークに行ってみることにする。


「灼熱の太陽にノックダウン」

ビーチパークの入り口まで来ると、またも路駐の車がずらっと・・・いや〜な予感。やっぱり満車だった!祝日だからか、地元の人々も大勢繰り出している。手前のヨットハーバーのあたりにスペースがありそうだったので戻る。なんとか車を停めたが、かなりの距離、炎天下を歩いてビーチまで行かなければならず、ふらふら。何しろ午後2:00の灼熱の太陽がじりじりと照りつける。また日陰がひとつもない。

「お、お茶をくれー」パパが水筒を開けるが、ここにきて麦茶が一滴もなくなってしまう。見回しても売店もない。「バーガー屋のジュースの残りが車の中にあったけど・・・」とママ。しかたなくパパが取りに戻る事になった。

その間にママとまちゃは砂浜へおりてみたが、砂が熱くて歩けず「ダッコー!」。パパが戻ってきたが、バーガー屋の紙袋にカメラをななめがけ、黒い雨傘をさした異様な格好で歩いてきた(あまりの直射日光にパラソルのつもりだったのか)。おまけにさっき紙袋にビーチサンダルをつっこんだおかげでジュースが砂まみれ。パパは完全に不機嫌になっている。まちゃはおしっこしたくなるが、ビーチのトイレにはドアがないため、こわくてできず、ぐずるばかり。もうパパのイライラが頂点に達し、撤収・・・。

ロコはテント持参で家族総出でバーベキュー大会。波うち際ではボディサーフィンや水中逆立ちごっこに興ずる子どもたち。あー楽しそう・・・。ここはロコの独壇場、よそモノはすごすごと立ち去るのでありました・・・。

ハレイワのショッピングセンターでまちゃはトイレに行き、冷たいジュースを飲んでやっと生き返る。マツモト・アイスが気になっていたが、さっきよりずっと人が増えてて20人くらい並んでいたので、すっかりあきらめる。この暑さだものね。「アオキ・アイス」、「ミウラ・アイス」どこも行列。スーパーで安いジュースとお菓子を買い、ハレイワを後にした。


「パイナップルパビリオンでボー然」

午前中は観光バスも停まっていたが、午後はすいていた。とはいえ、狭い建物は人でごったがえしている。「パビリオン」とは名ばかりの土産物屋。

さてと、楽しみにしてた乗馬、乗馬・・・ママはいそいそと外へ出るが、馬の影も形もない。裏かな?と思って回ってみたが、パイナップルのサンプル農園と土産物小屋があるだけ。あとは広大なパイナップル畑が広がるばかり。

日系人らしい店員のおばさまに聞いてみると、「あらぁー馬乗りにいらしたの?なくなったのよ。もう1年以上になるかしら。今朝も日本人の女の子が二人がっかりしてたわ。ガイドブックって直さないのかしらねぇ。」

ガーーーン!「地球の歩き方」古かった!(そういえば2年前のやつ・・・)乗馬は今回のスペシャルイベントだったのにぃ・・・。しかし、ないものはどうしようもない。乗馬の跡地にはパイナップル迷路を建設中だそう。

そのつくりかけの迷路を見ながら、パイナップルソフトクリームを食べてテラスで休憩する。・・・おいしい。まちゃはにっこにこ。昔は無料だったというパイナップルジュースもお金出して買う。・・・けっこう甘い。

ショーケースには20種類以上のパイナップルもののケーキやパンが並べられていた。おそるべき企画力。パイナップルパンを食べてみた。・・・少々企画に無理があるかな。あと値段が高め。

ペニー硬貨をプレスするマシンがあったので記念に作り、帰路についた。

 


「ハワイに来てSMAPを聴くとは」

帰りの車でラジオをつけたら、SMAPの歌が流れてきてびっくり。なんと日本語放送があるのだ。ハワイにいる感じがしないのでやめた。

ホテルの駐車場が、入れにくい、入れにくい!2階建て客室棟の1階部分が駐車場になってるので、柱がじゃまだし、狭いし、一番奥だし。苦労していれる。

海で泳げなかった分、プールでひと泳ぎしてストレスを解消する。


「夕飯ジプシー」

ディナーをどこで食べようか。迷いながらフラフラと歩く。ホテルの前にある「アランチーノ」(日本人経営のパスタ屋)は、リゾッチャでクーポン券を配っているためか、連日行列していた。ロイヤルハワイアンS.C.の「千房」(お好み焼き屋)も同様。

インターナショナル・マーケットプレイスを抜けて、「フード・パントリー」へ。お肉のかたまりを見て「ステーキを焼こうか?」「そうだね・・・」「それとも持ち帰り弁当買う?」「それもいいね・・・」なんでもいいと思うと決まらない。結局何も買わずに出てしまった。

またフラフラとロイヤルハワイアンS.C.まで戻ると、ロブスター屋の店先でお姉さんが無料のジュースを配っていた。飲んでしまうと何か吸い寄せられるように店内へと入ってしまった。(魔法の液体だったのか???)

店内は9割が日本人客で、みなミールクーポンを持っているようだった。完全な観光レストラン。暗く落ち着いたムードに、まちゃは緊張したのか落ち着かず、パパはキリキリと怒り出し、ゆっくりディナーを楽しむ雰囲気ではなくなってしまった。

一番安いステーキ&エビフライ、マヒマヒソテーなどを頼んだが、味はよくわからなかった。これで一人$18は高いような気もする。

またショッピングセンターをウロウロして、ホテルへ帰った。

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