−　12月・1月　−

2000/01/31
あなたのことは・・・

2000/01/30
キャベツ

優しかったり　つめたかったり わからない あなたの心 １まい１まい剥いでいったら ほんとの心が　見えてくるの？ キャベツのように

2000/01/29
山といのしし

「山より大きいイノシシは　いないよ」 わたしが　落ち込んでいた時　 あなたが　そう教えてくれた わたしは　一途に突進するイノシシで あなたが　大きなお山に思えたから その言葉が　すごくうれしかった なのに　 わたしは　小さなイノシシで あなたのお山の中を 道に迷って　うろうろするばかり あなたの事　もっと知りたいのに 私の気持ち　わかってもらいたいのに・・・ 山から下りて　 もっと　遠くから眺めたほうがいいのかなぁ〜 そして 最近のあなたは　どこか虚ろで それでも　わたしの我が儘に 小さく　山びこのように応えるね わたしは　それを知っていて あなたを困らせてみたりしています 知ってますか？

2000/01/27
たとえば・・・

たとえば　わたしが 野原の１軒屋だったら 雪の中にぽつんと立って きっと　言ってたでしょう 「さびしい」と。 しんしん雪が降ってきて わたしを　覆ってくれたとしても やっぱり　わたしは寂しくて まいにち　まいにち　泣いてるでしょう 春の　優しい日差しでなくて 夏の　照りつけるような暑さでも わたしは　あなたをかんじていれるから やっぱり　春が待ち遠しいのです

2000/01/26
調味料入れ

イタリア生まれという その　調味料入れ ひとつの入れ物に見えるけど 入り口も 入っているところも　ちがうんだよ 上には　オリーブオイル 下は　なんとかいう酢 いっしょに振られて　サラダの上で はじめて　いっしょになるんだよ そうゆうのって　さびしくないのかなぁ〜

2000/01/25
おぼえてる？

わたしは　駅の雑踏が好き 駅の柱に寄りかかり 風景の一部になって　ぼぅ〜としているのが好き いそいでいる人 時間をつぶしている人 思案顔の人 それも　みんなただの風景 わたしも　背景になって 絵の中にいるような　そんな時間が好き 花なら　かすみ草 バラのように　色鮮やかに自分を主張するでなく どれが自分かわからない　みんな一緒に同じ顔 いつか　そんな話をしたよね あなたは　笑っていたけれど おぼえてますか・・・

1999/12/31
結局１９９９

こんな事を　書いているから やっぱり　困ったヤツで 暮れる １９９９年

「〜。どうでもいいけど・・・」 そんな言い方を　よくしていた 大人のあなたに「捨てバチな言い方は止めなさい」 と叱られた。 それ以来使っていない。 このあいだ　ほんとは 「あなたは　わたしを愛していないのね　＜どうでもいいけど＞」 と　付け加えたかった それは　捨てバチじゃなくって　 悲しい強がり そんなこと　今となっては　どうでもいいけど・・・

辞書なんか　しばらく引いたことがなかった 『うしみつ時』って　何時なの？ こわがりな　わたしが聞く 「辞書を引いてごらん」 それは　わたしが完璧に寝ていて あなたが　ときどき起きている不思議な時間 ころごろ　ときどき辞書を引く 「愛」 そこにも　さびしい文字が並んでいる

イスラエル産という　このフルーツ 見た目は　青くて酸っぱそう でも　ほんとは　グレープフルーツより甘いよね わたしも　そんな女になりたかった

男の人って 女より　おとな　なの？ それとも 女より　こどもなのだろうか？ あなたの純粋さが好きだったのに それはなんだったの？ 教えて！ そして　あなたは いい人なの？ それとも いい人を演じている　とても悪い人？ わからない 教えて・・・

サンタさんプレゼントを置くのを忘れているよ。 ほしかったのは プラチナのリングでも ゴールドのネックレスでも シルバーのリングでもなく あなたの一言だったのに。。。