− 4月・5月 −






2000/05/22
散り間際のチューリップ

いまのわたしは

おひさまがでているうち なみだを流さないこと

それだけが
わたしがしてる仕事




2000/05/17
YAMI

なにも 見えない
なにも きこえない
なにもわからない・・・

わかっているのは
知ろうとしてはいけないという事
きこうとしてはいけない事
そして 見ようとしてはいけない事・・・

すべて 深く底のない闇




2000/05/08
終止符

サヨナラを言えなかったね

やっと雪が解けて

新しい季節がやってきて

だから
今 「さようなら」




2000/05/07
悲しみの種類

ひりひりと 焼け付くような悲しさや
疼く いたみににた悲しさ
そんなものとは ちょっとちがう

わたしのなかの 悲しさは
しあわせのタマネギの皮を
いちまい いちまい ていねいにむいた最後の芯のように
どうしても消すことのできない 悲しみが
ちいさく ぽっつりと残っていて
わたしは ついつい見つめてしまうのです

きっと 贅沢なのでしょうね




2000/04/25
ほおずき(鬼灯)

道なき道を
鬼灯照らして
すすもか
もどろか

ほおずきは「鬼灯」って書くんだね。
流れに身を任せて、ただ流されているような日常で
あなたに ひかり を求めていたのかも知れない。

直接語らずに、ここに書くことは、
逃げかも知れないけど、気が楽。
だって、そうでしょう。
あなたにしても、
見ても、見なくっても、
返事をしても、しなくっても、
自分のことだと、思っても思わなくってもいいんだもの。

疲れたね
小休憩
鬼灯照らして。。。




2000/04/20
MEMORIAL DAY

あなたに出会って
たのしくて〜
うれしくて〜

なのに 今
あなたのことを考えると
辛く
虚しい

おぼえている?
今日4月20日は記念日だね




2000/04/17

オオイヌフグリ

可憐で きれいで
それでいて強くって・・・

でも
とっても変な名前

あなたは
この花の名前と
そしてその由来 知っている?

「おかしいね〜」
笑っていたら
あなたに叱られそう

わたしには
まだまだ 知らないことがいっぱいあるの

そう
あなたのことも・・・



2000/04/14

はち切れそうに ふくらんで
今にも破裂しそう

おねがい!
音をたてないで
静かに散っていって!



2000/04/13

あまくち

ワインならあまくち
コーヒーはお砂糖なしで
甘いパンはイヤ
ケーキは大好き

『曖昧』なあなたに いらだって
それでいて
白とか黒とかはっきり言われたら
たぶんわたしは 泣いたり さけんだり

あなたが すき
でも きらいです



2000/04/11


捉えれそうで とらえれないあなたの心
わかりそうで わからない
もしかしたら
あなたもそう思ってる?

自分でもよくわからない
わたしの心は 枠の外



2000/04/10

KAGE

薄い色ものでも 濃い色のものでも
影は黒々と そして べったりと
寄り添っているんだね

わたしは
あなたにまとわりついている 影のよう?

同じ影なら
ふたつ並んで 絡み合っていたい

そんなことを 
ぼんやりと思っている 朝のひととき



2000/04/06

恋しいもの

土の匂い
雨上がりの濡れた葉っぱ

そして
大きな笑い声と 太陽で暖まった肌

なぜか
それが懐かしく思えるのは
あなたが遠い人になったから?