虚像
燃えるような想いに身をまかせた蒼き時
押し流されていく雲のように
見たこともない桃源郷を捜し
自分が生きる理由を求めつつ
何かに胸騒ぎ酔いしれることで
それが答えであるかのように思い込み
別れの時を迎えると
いつも 自分の愚かさを黒くSmudgeして
自分の抜け殻を 思い出の中へ捨てていく
幾歳月の後 掘り起こしたとき
それは自分に何を語ってくれるだろうか