スペイン語講座
16:「もし〜だったら〜したのに」などの表現
習うこと:接続法過去、接続法過去完了、現実に反する仮定
前のレッスンに戻る
「スペイン語講座」冒頭に戻る
ホームページに戻る
接続法過去のつくりかた
現在の現実に反する仮定
過去の事実に反する仮定(接続法過去完了)
接続法過去としての用法
動詞の時制表(まとめ)
練習問題
前章の解答
この章の解答
接続法過去のつくりかた
ここまでたどりついたみなさん、ご苦労様です。スペイン語の文法は確かに英語と比べるとややこしかったかもしれませんが、このページでとりあえず基礎は卒業です。ここまでの内容を復習してマスターして、単語力をつければ、新聞を読んだりニュースを理解したりできます。さて、そのための最後の詰めに入りましょう。
接続法は、直説法と比べて時制が単純で、現在、現在完了、過去、過去完了の4つしかありません。点過去や線過去の違いも接続法の過去にはないのです。実に簡単ですね。
ここで接続法過去の活用を覚えましょう。これは例外なく、直接法点過去3人称複数形のronを取って、raあるいはseの語尾をつけます。
abrir(開く)の接続法過去ra形
|
主語 |
活用形 |
主語 |
活用形 |
|
yo(私) |
abriera |
nosotros/
nosotras
(私たち) |
abriéramos |
tú(きみ)
(vos) |
abrieras |
vosotros/vosotras(きみたち) |
abrierais |
él(彼)
ella(彼女)
usted(あなた)
それ |
abriera |
ellos(彼ら)
ellas(彼女ら)
ustedes(あなたがた)、それら |
abrieran |
abrir(開く)の接続法過去se形
|
主語 |
活用形 |
主語 |
活用形 |
|
yo(私) |
abriese |
nosotros/
nosotras
(私たち) |
abriésemos |
tú(きみ)
(vos) |
abrieses |
vosotros/vosotras(きみたち) |
abrieseis |
él(彼)
ella(彼女)
usted(あなた)
それ |
abriese |
ellos(彼ら)
ellas(彼女ら)
ustedes(あなたがた)、それら |
abriesen |
現代スペイン語では、このraとseには特別に違いはありません。ですが、中南米ではraがもっぱら使われており、最初のうちはra形だけを覚えておいて、se形をみたら「こんなのもあったな」程度に覚えておく方がいいでしょう。
現在の現実に反する仮定
接続法過去の主な用法といえば、まずこれです。英文法の時にIf
i were a bird, I would fly over the sky.(私がもし鳥だったら大空をはばたくのに)という文章がありましたね。そういうように、「自分は鳥じゃないけど、もし鳥だったら」のように、現実にはありえない仮定をする時に接続法過去を使います。そのときの帰結節、つまり「〜するのに」という文章は、直説法の過去未来の活用になります。
- Si yo fuera pájaro
podría volar en el cielo.(私がもし鳥だったら大空をはばたくのに)
- Si yo tuviera un millón
de dólares compraría este coche deportivo.(もし100万ドルあったらこのスポーツカーを買うんだけど)
- Si tuvieras coche podríamos
volver a casa muy cómodo.(もしきみが自動車を持っていたらうちに楽に帰れるんだけど)
ちなみに、条件節と帰結節の主語が同じ場合、この接続法過去はde+不定詞でいいかえることもできます。
- De ser pájaro
podría volar en el cielo.(私がもし鳥だったら大空をはばたくのに)
- De tener un millón
de dólares compraría este coche deportivo.(もし100万ドルあったらこのスポーツカーを買うんだけど)
過去の事実に反する仮定(接続法過去完了)
もう一つ、過去の事実に反した仮定は、接続法過去完了で表すことができます。その前に、一応接続法過去完了の活用形をみてみましょう。
abrir(開く)の接続法過去完了ra形
|
主語 |
活用形 |
主語 |
活用形 |
|
yo(私) |
hubiera abierto |
nosotros/
nosotras
(私たち) |
hubiéramos
abierto |
tú(きみ)
(vos) |
hubieras abierto |
vosotros/vosotras(きみたち) |
hubierais abierto |
él(彼)
ella(彼女)
usted(あなた)
それ |
hubiera abierto |
ellos(彼ら)
ellas(彼女ら)
ustedes(あなたがた)、それら |
hubieran abierto |
この文の場合、帰結節で「今ごろ〜していただろう」という場合は直説法の過去未来の活用を、「既に〜してしまっていただろう」という時は過去未来完了になります。とにかく例文を見てみましょう。
- Ahora yo sería
más feliz si me hubiera casado contigo.(もしきみと結婚していたら、私は今ごろもっと幸せだっただろう)
- El español podría
ser una de las lenguas oficiales de Japón si el gobierno
de los Tokugawa no hubiera expulsado a los españoles.(もし徳川幕府がスペイン人を追放していなかったら、スペイン語は日本の公用語の一つになっていたかもしれない)
- Los historiadores piensan
que el catolicismo habría amenazado el gobierno de
los Tokugawa por insistir en la igualdad de todos los seres humanos
si hubiera continuado el contacto del Japón con la Península
Ibérica.(もし日本とイベリア半島との接触が続いていたら、すべての人類の平等性を主張するカトリックは徳川幕府にとって脅威になっていただろう、と歴史学者は考えている:長い例文になってすみません)
接続法過去としての用法
もちろん接続法過去ということで、接続法をそのまま過去にした用法もあります。たとえば、me
gustaría que(〜していただきたいのですが)という文章の場合、gustaríaが過去未来になっているので、それにあわせて接続法の部分も過去になります。
- Me gustaría que
vinieras un poquito más temprano mañana.(明日もうちょっと早く来てほしいんだけど)
- Nos gustaría que
le entregara usted al profesor Guzmán esta lista.(グスマン先生にこのリストを渡していただきたいのですが)
- Desearía que me
enseñara dónde se ubica la catedral.(どちらに大聖堂があるか、教えていただけませんか?)
また、「〜してほしかった」や「〜すると期待していた」という場合にも、当然接続法過去が使われます。
- Queríamos que vinieras
a nuestra fiesta de ayer.(きみには昨日のパーティに来てほしかった)
- Las madres deseaban que volvieran
sus hijos que habían ido a la guerra.(母親たちは、戦争に行った息子たちの帰還を待ち望んでいた)
- Esperábamos que
ingresaras a la Universidad de Waseda.(きみが早稲田大学に入るものとみんな期待していた)
あと、quisieraは、「〜したいのですが」という丁寧な依頼をする際に使われます。覚えておくといいでしょう。
- Quisiera pedirte un favor.(お願いをしたいのですが)
- Quisiera mostrarle nuestro
plan.(私たちの計画を提示したいのですが)
- Quisiera tener el número
de teléfono de la ABC.(ABC社の電話番号を知りたいのですが)
動詞の時制表(まとめ)
ここまでたどり着いたみなさん、おめでとうございます。スペイン語の基本文法はこれでおしまいです。あとはスペイン語の文を読んだり、スペイン語の会話を耳にしたりしてスペイン語に慣れてゆけば、スペイン語をマスターできます。
ここで、時制を復習してみたいと思います。hablarのyoの活用を例にして、どの活用形がどのような関係にあるのか、思い出してもらえば幸いです。
法:不定法、直説法、接続法、命令法の4つ
不定法:不定詞(hablar)、完了不定詞(haber hablado、意味としては「話したこと」)
直説法:現在(hablo)、点過去(hablé)、線過去(hablaba)、現在完了(he hablado)、過去完了(había
hablado)、未来(halbaré)、未来完了(habré hablado)、過去未来(hablaría)、過去未来完了(habría hablado)
接続法:現在(hable)、現在完了(haya hablado)、過去(hablara)、過去完了(hubiera hablado)
命令法:habla、hablad
その他、動詞の活用形としては現在分詞(hablando)と過去分詞(hablado)があります。
練習問題(解答は章末で)
- もしAntonioがあの飛行機に乗っていたら、あの事故(accidente)で死んでいただろう。
- もし私がきみの立場だったら、バルセロナ(Barcelona)で仕事をするだろう。
- この荷物(paquete、男性名詞)を10階(décimo piso)まで持っていってほしいのですが。
- もし戦争がなかったら、私の父は今でも生きていただろう。
- 私がもっと若かったらもっと簡単にパソコンの使い方を覚えられるのに。
前章の解答
- Quiero que traduzcáis
este documento al inglés.
- Mi mujer(esposa) me dice que
no fume.
- ¡Viva el Rey!
- Quiero vivir en un país
caliente donde haga siempre buen tiempo todo el año después de retirarme.
- Llámame cuando
llegues a la estación.
- Es necesario que tu padre
te dé visto bueno para que puedas casarte.
- El libro que escribí
es sobre la historia de Chile.
- Esta es la habitación
donde murió Colón.
- ¡Ojalá
que apruebe el examen!
- Esta película
es interesante aunque no entiendas español / entiendes español.
この章の解答
- Antonio habría
muerto del accidente si hubiera tomado aquel avión.
- Si yo fuera tú(De
ser tú), trabajaría en Barcelona.
- Me gustaría que
llevara este paquete hasta el décimo piso.
- Sin la guerra mi padre estaría
vivo todavía.
- Si yo fuera(De ser) más
joven, podría aprender más facilmente a usar el ordenador(la computadora).
前のレッスンに戻る
「スペイン語講座」冒頭に戻る
ホームページに戻る
(mig@lime.plala.or.jp)