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1999 05/01 14:36
ぬお、人身事故の加害者にー!!


タクシー乗務中に自転車が見えてくる。
減速や進路変更などでいつものように回避する。
ところが相手は予想外の挙動で瞬間的スピードでこちらの進路上へ・・間に合わない!!
私の会社のベテラン運転手のIさんは、
事故としては、よくありがちな、しかし絶対あってはならない不運に、一昨日遭遇してしまった。
タクシーのフロントガラスは割れ、自転車の男が気絶して倒れている状況下、
彼は応急処置の一連の流れの中で救急車を呼んだ。
待ち遠しく、長すぎる時間を感じながらも遠くからサイレン音が、ピーポーピーポーと・・・・・
と、ここからが、アンビリーバボー、ドンデン返し、ハードロックのサビの部分ってなもんで、
サイレン音が間直かになった時、この自転車の男、ムックリと起き上がり、
日本語以外とおぼしき意味不明の言葉でまくし立てながら
大破を免れた自転車にまたがり、一目散に走り去っていったそうだ。
このひき逃げならぬ「ひかれ逃げ」事件の現場に到着した警官によると、
不法滞在が発覚するのを恐れて逃走したのだろう、と言うことで、
このまま捜査が困難な状況が続けば、
我が働く仲間のIさんは人身事故の当事者としての処分を受ける可能性はきわめて低い。
また、きわめて個人的な見解をお許しいただけるなら、
まあ、これでチャラだ、もうダイジョブだってなワケで今回のネタに使わせていただいた。

 



1999 05/04 21:38
フィリピンじゃあ、病院で金のない奴は、あの世へGO!

深夜の盛り場でゲットした乗客は店をハネたアジア系女性のようだった。
ちょうど、目の前でケンカのケガ人が救急車に自力で乗りこむのを
二人で車内から、見たのをキッカケに世間話が始まった。
「ニホンの病院は、イイねえ。」と切り出した彼女は
水商売をしながら日本人の夫と13才と10歳の子供さんに恵まれた、
在日十数年のフィリピン人だった。いずれ、子供たちが、独立したら、
すでに家を建ててある故国で
日本から離れることに同意してくれている夫と
暮らすと言う彼女は彼我の病院事情の違いを、話してくれた。
「ニホンでワタシが保険証持ってなかった頃でも一筆書いたら、チャンと治療してくれてヨカッタヨ。」
それに対し、フィリピンの多くの病院では、
ケガや急病で運び込まれた時点で所持金が調べられ、
まあ、パスポートやカードを持った日本人なら大丈夫もしれないが、
貧乏な現地の人の場合、多くは、応急処置だけで、追い出されたり、
ひどいときには放置されるそうである。
また、それ以前に救急や消防の態勢不備の地域が多いらしく
「救急車来る頃にはモウ死ンジャッテルヨ。」
とにかくアクシデントに遭遇したときの一般庶民は
現金のあるなしが生死を大きく分けるそうだ。
もっとも日本の偏った最近の経済政策を見てると、
現在の政権が退場しない限り将来的には、あながち他人事ではなさそうだ。弱者は切り捨てられるゾ!

 




1999 05/06 19:32
超B級ぐるめレポート・回転すし@/地域では大森、ブランドは「かっぱ」が赤丸。

私の回転すしの評価基準は、第一に全品同じ値段かどうか。
どんなに素晴らしいネタでも200円台や300円台の別の模様の絵皿のところは落第だ。
お恥ずかしい話、文字通りB級の舌なので、
脂っこいボリュームとそこそこの風味のあるトロやハマチなどが、
全皿100円台の均一価格ならもう、4ツ星ミシュランものだ。
あと、貝類や、ウニを味わう感性、味覚を持ち合わせていないことも白状しておかねばならない。
イクラは好物だが、天然のと、合成品の区別が、厳密に判断できる自信がない。
わかるつもりなのだが・・
いつも一回に20皿以上脂っこいのを中心に食べて、
3000円を下回ることがノミネート条件だ。
第二に車でいけて、駐車場完備か、なくても目の前に横付けできるなど、路駐が比較的安全にできねばならぬ。
したがって新宿歌舞伎町や、渋谷、銀座など、路駐の空きになかなかありつけない地域も落第だ。
回転すしを食う為に駐車料金払うのは、なんか、いやジャン。
まあ、シャリも、あまりよくワカル方じゃないが、一応、ぐちゃぐちゃしたのを出された店は除外している。
最近注目しているのは、仕事でもよく行く、大森だ。
とにかく、限られた範囲内に数店が激しくお互いをニラミながら全皿130円でバトルしてるから
どの店も、私のポイントは、高い。
その中でも、東邦医大通りの、
いずず自動車本社ビル(ベルポート)の向かいにある「みこし寿司」はもっとも路駐しやすく、
サーモンがコッテリ、トロリで、鰯もネタが大きく、酢で〆てないことが多く、風味豊かだ。
ただ、土日などは、混んでてスグすわれないので、寿司をあきらめるか、
わたし的にはランク落ちの
新橋の、名前を忘れたが、レンガ通りマクドナルドの交差点から、駅や第一京浜に向かう一方通行の右側にある店だ。
ここのサバは、最高だ。
酢〆めしていない感じで、飛び切りの風味とボリュームだ。
あと、ビントロ、イクラ、ハマチ、サーモンなどちょっと脂濃さと握りの大きさに不足があるが、
全皿150円で、サラリーマンの街、新橋ゆえ土日は路駐しやすい。
あと、都内では、あまりお目にかかれないが、
都市近郊では「かっぱ寿司」がいい。
なんと機械が握るという、すさまじい店だが、どの店も全皿均一価格で、
ときには、アジや、ナマの白魚などがラインアップされることもある。
千葉の東金や志津では、一皿100円か、110円の戦略的低価格をやってるし、
茨城の水海道の店の駐車場のとなりには、大型トレーラーが一台スッポリ入る空き地があって、
10トン車や、全長17メートルのトレーラーで、よく乗りつけた。
番外編の最右翼は、メジャーな、元禄チェーンだ。
この会社の戦略は
競争の激しい地域かどうか、や、他の事情などで、価格体系や、メニューがバラバラで
「ビギナー」にはお勧めできない。
しかし、このチェーンの府中市役所の裏の店は5ツ星もので、
なんと、ウニやアワビのようなものまで全皿、12、30円くらいで、恐るべし、元禄チェーンの面目躍如だ。
ここなん年か、ご無沙汰だが、また行ける日が待ち遠しい。
あ、!大阪には「蔵すし」チェーンが、あるのを今、思い出した。
2、3軒行ったが、どれも府中の元禄と同じか、それ以上の評価をみとめざるを得ない。
そのスゴサは、
当時、全国的なO-157食中毒パニックで
他の寿司店や、焼肉店が軒並み閑古鳥が鳴く中で客で鈴なりだったことが物語っている。
やっぱ、そーいうジャンルでも、我がトーキョーは、トホホ・・のレベルだ。


 




1999 05/09 15:58
速度取締りに勝つ!!その1、まずは心がまえ


法律があってそれに違反した者を首吊りにしたり、刑務所に入れたり、罰金とったりするのは、
その法律が人々の生活と安全を守ってるからなのは、
サルでもワカル理屈だが、
例えば、交通状況が大して変わってもいない道路が、
1、2年ぐらいで制限速度や車線変更禁止規制や、通行禁止などが、コロコロ変化したり、
殆どの、人が妥当と考え、走行している速度より
何十キロも低い指定速度などというものは、法の本来の存在理由を逸脱した悪法というべきもので、
それをネタに、取締り検挙活動をバカバカやっている警察当局は、
取り締まりの為の取り締まりやっているようなもんで、
なにか背後に不正のニオイすらしてくる。

まあ、歴史のなかには、古代の哲学者ソクラテスが、
自らが、否定、反対した、ある法律のさだめにしたがって
服毒して、死刑を受け入れたり、
終戦直後のわが国の食料難時代に
誰もが当時の食管法に違反してヤミ流通の食料によってかろうじて餓死を免れた中、
ある裁判官が、悪法と認めつつも
順法精神を貫いて亡くなった悲劇がある

。私はここに、ある歴史的な詩文の一節を、謹んで捧げたい。
氷室京介がボーカルを務めた、ボーイの「Dreamin‘」のなかから、「そんな奴らは好きじゃない、俺はそんなにバカじゃない。」合掌。

 



1999 05/11 15:50
速度取締りに勝つ!!その2、車両による追尾

まず、徹底的にテキの手の内を知ることだ。
どんなふうに、いつ、どこで、を熟知すれば、
あとは、対抗手段と、運転中の瞬間、瞬間にどんな取締りでも予想できるようなイマジネーションの勝負だ。

まず、どんなふうに・・・。

パトカー、白バイ、覆面パトカーで追尾して測る方法では、まず、覆面パトカーを見破る知識が必要だ、
ナンバーは今や、8ナンバーに限らず、3ナンバーも多いし、
今後、登場するナンバーは、「品川33」にかわって
「品川330」といったように小さく見ずらいから気合を入れよう。
フェンダーミラーでホイルキャップのクラウンや、セドリックだって
いまはドアミラーにアルミホイルでリアウインドはスモークで3ナンバーはザラだし、
ブルーメタのソアラ、ひとモデル前のGTRの白、
ひとモデル前の黒のBMW525、シルビア、ひとモデル前のベンツEクラス

、あと、見たことはないが、ビッグホーンや、パジェロなどの走りを向上させたヤツも登場したらしい。

特に高速道路の遅い流れの車線に混ざってて獲物を待つ戦法に要注意だ。

あと、覆面の特性を生かして後方から威嚇してワザと速度違反させてパックリやる違法行為だって、
違反者がその点にツッコミを入れれば
交渉次第で、勝てるが、たいていはチャッカリ切符を切っている。

そーゆー現場を全部撮影録音に成功してワイドショー番組に出れば、県警本部長の退職金にも響くだろうな。

次、白バイのコワイのは、

後方のいろいろな車などに隠れながら
ハイスピードのジグザグで瞬間的に引っ付くから、
車内にワイドミラーを付けて、監視を怠らぬこと。

その訓練を積めば、直前で何とかなるけど、

電話や、同乗者との会話が命取りになることは、
肝に銘じて、減速なりすること。

あ、大事なことだから、編集モードで、加筆した!

自分の車にスモークフィルム貼ってたらスグ剥がしたほうがいい。

夜間はヒジョーにヤバイ!

いくら室内にワイドミラーをつけて、さらに吸盤式の小さな平面ミラーで不審な追尾車を凝視しても
スモークガラスでは、識別が困難なのは勿論、後方の他車の存在の認知が遅れることも多々ある。

免許が大事か、カッコやプライバシーが大事かよーく考えてほしい。

あと、高速道路の管理施設やパーキングエリアの合流路や、

すごいヤツは敷地の植え込みの間や、田舎の県道沿いの農家の中で待ち伏せてるのもいるので、
ちょっと気になったらミラーや、目視でチェックしよう。

だから高速道路では、追い越す群れの中の車を全部チェックしながらマクッて行く動体視力で、

ちょっと怪しいのは乗員をみる。

一人しかなかったり明白にケーサツ臭のしないグループならいい。
そしてグイっと置き去りにされた群れの中から抜きん出てきたヤツがいたら
ちょっと併進させて、も一度チェックしてから、引き離そう。

おっと、120キロぐらいで走ってたら、いつの間にやら後ろに引っ付かれるかもしれない。

150キロ以上でクルーズすれば、追いつくことはあってもヤラれることはない、
隠れてるヤツにも注意してるし・・・・・・・あとは・・そう、賢明な皆様のお察しの通り、

次のレッスンは、測定機を使った、いわゆるネズミ捕り、や撮影システムのオービスの解説だあ。では、休憩。

 




1999 05/11 20:39
速度取締りに勝つ!その3、まず最新のレーダー警報機をケチるな

前回に述べた、車両による追尾に付けたしをしておくと、
白黒パトカーの屋根の棒型の赤色灯の中央部に速度測定レーダーを備えたのが、
高速道路のパーキングエリアの合流路などに隠れて停車中に、
走行車の後方から測定して記録紙をプリントした上で、
追っかけて捕まえるのもあった。

あれは、昼間の館山道下りの市原P.Aで、パトカーは、
千葉県警が、ディーラーに寄付させたと思しき三菱GTO
(グレートティーチャーオニズカじゃねーぞ、あ、寒くして、どーもスイマセーン、天国でも頭を掻いてる林家三平でえす。)が
それやってたけど、当方の、後述する警報機でかなり手前で探知した。

このテのパトカーは数こそ少ないが、走行しながら(すげえだろ!)前を走る車は勿論、
一般道では、対向車の測定までできるハイテクパトカーだから、
一応、レーダー警報機が鳴ったら視界にあるパトカーにも注意すべきだ。

さてさて、本題に入ろう。

まず、取り締まりの検挙方法が二種類、

検問方式に複数の警官で、「店開き」して測定した違反者を旗や棒で捕まえて、
仮設の椅子に座らせたりしてキップを切るのが、一つ、

もう一つは測定データと一緒に自動的に、車のナンバーや運転者の顔を鮮明に撮影して、

それをもとに後日呼び出して、キップを切る方法だ。

それから、測定方法は、大きくわけて、
市販のレーダー警報機で察知できる系とデキナイ系だ。

このあとはケース別に述べるので、
以上の二種類、二種類の二組を念頭において、
これからの雑多な話を整理なさっていただきたい・・・・・

書いてる奴がバカでごめんね。

まず、人手で捕まえるのがいわゆるネズミ捕りだ。

警報機を買った人が助かるのは、レーダー電波を常時出しっぱなしの測定法と、

カモになった車が測定エリアに入った瞬間から、電波を発信する、
いわゆるステルス型で、
たまたま自分の前のほうにカモにされた車がいた場合だ。

いずれの場合も、衛星放送用のアンテナみたいなのを三脚に立てて、
路肩や茂みの影にかくれている。

アンテナは先っちょが円形ではなくて、四角い、パソコンのモニター画面くらいの大きさの曇りガラス風のもある。
どんな優れた警報機を買っても、
自動ドアのセンサーや、その他の機器の出す同じ10.525ギガヘルツの電波で鳴ってしまうが、

取り締まりの方は、60キロ以上のスピードでもなかなか警報音が弱くならないから、

慣れれば識別は容易だ。

このレーダーの取り締まりは東京や千葉では、対面通行の狭い道での使用に限られ
複数車線の幹線では、
警報機が役に立たない、赤外線の光電管(次回に説明する)を使ったのが殆どだ。

しかし、高速道路上や、神奈川、埼玉、静岡、北関東、東北各県や多くの地域ではレーダーが主役なので、
ヤッパ常備すべきアイテムだ。

間違いないのは、
三大メーカーのユピテル工業のスーパーキャットシリーズ、
セルスター工業のアルファシリーズ、サンヨーテクニカのラムダシリーズあたりで、
3年ぐらいで、取締りレーダーの機能向上にしたがって
改良モデルが出るので、有名カーショップで、
最新モデルの新機能をよーくチェックした上で、ディスカウントショップの目玉商品になった時などに買うといい。

まあ、高い店だって2万円前後だから
1時間後に捕まるくらいなら今スグ買ったって後悔はしないと思う。

現時点の新機能では、
後方対応ダブルホーンアンテナ、Hシステム、ステルス対応、ロースピードキャンセラー付ッテなカンジで、
詳しい解説はパッケージを読もう。
それさえ、つけてれば、次回に述べるレーダー式のカメラや、
移動式オービスや、Hシステムなども回避可能だ。はい、それじゃ、タバコ吸いたい人やトイレ行きたい人は休憩してちょ。


 




 1999 05/12 21:34
速度取締りに勝つ!その4、設置場所やシステムの情報ネタを常に集めろ


前回Bではその場で警官が機械で速度を測って捕まえるのと、
機械が測定と同時に車と運転者の両方を高性能カメラで記録して後日呼び出すものという、

検挙方法で二種類があり、

もう一方で、市販の警報機で探知できるレーダー電波を出して測るのと、
レーダー電波を使用しない機械という、測定装置に二種類があり、

それら四点の組み合わせが、ヴァリエーションを作っ
ていることを述べた。

そして、いわゆるレーダーをつかったネズミ捕りの傾向と対策を述べてきたワケだ。

ほんじゃまあ、自動撮影装置の話から。
まず、最初に言っとくことは強い、赤いストロボの光を、浴びた記憶が無いときは、
決してスピードでやられた心配は無いということだ。

レーダー波を出してる自動測定撮影カメラなら、
警報機がヤケにしつこく鳴ってて、こりゃコンビニの自動ドアじゃなさそーだと思って注意していると、

道路の頭上にかかっていたり、
左右いずれかの路肩にカメラやストロボが見えてくるので、
結構、察知しやすい。

それらの一種のHシステムは電波が特殊だが、
最新の警報機ならオッケイだ。

また、移動オービスといって、白いハイエースなどのワンボックス車の中に、
レーダーやカメラ一式が積みこまれた神出鬼没のヤツも、かなり手前から強い警報音で一発だ。

しかし、電波を使わないのもあるのだ。
例えば、路面に埋め込まれていて、
通過した車の磁気を感知して測るループコイル式は警報機が役に立たないので、

設置場所を覚えるしかない。

また、犯罪車両の発見や、
通過した車両のナンバーや映像を勝手に記録する自動撮影システムのNシステムなど、
似てるが、スピード取締りとはカンケイ無い機械とも紛らわしい。

そこで必要なのが情報ネタの資料を入手し、学習することだ。
まず、月刊誌の「ラジオライフ」と、「ザ・アクションバンド・電波」の二誌は購読するなり、
立ち読みを毎月してれば見分け方や、最新情報はバッチリだ。

現物の写真や地図は勿論、これから配備されそうな新兵器の情報もゲットできる。

あと三栄書房だと思ったが、チューニングカー雑誌のオプションの別冊で
毎年6月頃、新年度版が出る、「‘98オービスHAND BOOK」を高速道路などを走る前にチェックしておけば、
上り下りの何キロポストに機械が設置してあるかを暗記して楽勝だ。

あと、それらの情報によると、近いうちに前述の移動オービス車にレーダー波を出さない、
光電管方式のが、配備されるらしい。

コイツが出たらかなりヤバイ。

そこで、私は、効果が100%未確認なものの、
フロントナンバープレートに夜間の赤外線ストロボの撮影をカットする、カバーを付けている。

高速道路の通行券の隅にナンバーの下2ケタが印字されなくなるくらいだから、
万一オービスに撮影されても特に夜間なら、記録されるリスクはかなり小さいだろう。

有名人なら顔の画像でアシがつくだろうな。

メーカーのアドレスはhttp://www.sun-inet.or.jp/~bltcoltd/だ。

そこで最後に強敵、レーダー波を出さないねずみ取りの対策の話だ。

コレは知識とカンと推理、洞察力の集大成の勝負だ。
なにせ、主流になっている光電管はレーダーのアンテナ以上に見ずらいこともあるし、
対向車が気付いてパッシングで教えくれるとは限らない。

場所は無数にあるので、
広範囲に走行するときは暗記も役に立たない。

まあ、さきに述べた資料でも情報は一部ゲットできるが。
例えば最近晴天の都内の日曜、祭日の午前にあっちこっちの幹線で、やっていたり、
平日の都内の夜10時頃にも例がある。
私の場合、タクシーの業務無線で一部情報が入るのでそーゆー日には注意している。

土砂降りや、悪天候の日ならネズミ捕りは、まず、やらない。
ま、そんな日は、白バイに乗れない分、覆面パトカーのフル稼働が予想される。

後はひたすら走りこんで、カンを養い、胸騒ぎがしたらペースダウンしかない。


 




1999 05/22 12:26
タクシーの客は刑務所を出所ホヤホヤ


刑務所の刑期を終えて無線タクシーを呼ぶ人は結構多い。
小菅にある東京拘置所への配車手配が、わがチェッカーの無線の交信に毎日のように聞こえてくる。

大体、葛飾区の堀切や、足立区の綾瀬などを流していたりする者が、
ルールに従って「893綾瀬ぇーっ!」などと、我先に数台が一斉に、このギョーカイ言葉でいえば、「吠える」。

そして、その中の幸運な一台が配車を獲得するワケだ。

私はある休日に、偶然にそんな「出所者」を茨城県の水戸市まで乗せた職場の仲間と顔をあわせた。

その日、私は、休みなどの勤務日程が一緒の先輩たちと
日帰りの「温泉グルメ」の帰途に常磐自動車道の上りのパーキングエリアに立ち寄った。

その中でウチの営業車を見つけたので尋ねたら、
その幸運な仲間の仕事内容は、無線をゲットした結果、出所して水戸の母親に会いに行く男性客で、
運賃は概ね4万円ぐらいだったそうだ。

この金額は通常なら朝8時に出庫して夜の12時近くまでかかって達成できる売上で、

もう彼は夜の8時にはその日、トータルで、6万円ぐらいいってるってなワケで、
実に羨ましい限りだ、と嘆息する私であった。

すると、日帰り行楽に同行していた、
Sさんが「小菅の刑務所の無線とったってよぉ、ヒデエ客だって、あんだぞぉ。」と
ニヤニヤし始めた。

彼は、もう中年の私が、小学生の頃には、トラック運転手をしていたという、
もと大型トレーラーの経験を誇る私にとっても、
あらゆる意味での大先輩である。

「えっ、どんな客だったんすかぁ、ゲッヘッヘッヘッ」と

好奇心に満ちた私の問いかけに以下のようなストーリーを語ってくれた・・・・・・・・・・・

今から十数年前、無線配車を受けて、
小菅の拘置所で乗せた男は、仮出所だか、保釈だかの身分で、

まあ、自分勝手に長距離の旅行をするのができなかったり、
保護司と呼ばれる人のもとに定期的に訪問して近況報告が義務ずけられたり、
軽い犯罪を犯しても再び収監されたり、と、
かなりの社会的権利の制限を受けた身であった。

割に礼儀正しく、ワニ皮のベルトを締めた20代後半のその男は所持金もわずかしか無く、

仮出所の当日は行く当てがなく、
拘置所の敷地の中にある宿泊施設で何日か過ごしたそうだ。

今日はタクシーに乗ってわずかにツテのある会社数軒に就職活動をして、
何とか落ち着き先を見つけるとのことだ。そんな乗客の指示に従ってSさんは走り出したが、

行った先々で断られているらしい。そして最後の訪問先の会社を断られた時にはメーターに表示されている運賃は一万円を優に超えていた。

途中の話では、タクシー運賃は、就職先で立て替えてもらうことになっているらしい・・

ワニ皮ベルトの仮出所青年も困っただろうが、もっと困ったのは運転手のSさんだ。

「お金どうすんのよ」ってな調子で始まった問答の結果は二人で雁首を揃えて、
その地域を管轄する警察署へ参じることと相成った。

警官も加わった、スチャラカな、しかし、多くの時間を浪費したコントの中で

運賃のうちの数千円はワニ皮ベルト青年の数少ない親戚縁者から確保されたものの、
残金のことで彼の法律的身分の一部を管理する担当の保護司に連絡すると、

「かまわないから、もう一度刑務所に入れちゃおう。」

オイオイ、これだけ引っ張っといてこんなオチは、ねーだろよォと窮地に追い込まれるSさん・・・・・

結局、この大きな時間とお金のロスは、

当時の、わがタクシー会社の営業部長の決裁で、
タクシーが故障して修理を待っている時の給与補償を特別に充てることでSさんは、ホッと一息ついたそうだ。
 



1999 05/25 04:19
四級アマチュア無線に受かった!

この間、晴海の四級アマチュア無線の国家試験に行ってきたら、
なんと、小学校の低学年とおぼしき、小さい男の子や女の子が、一杯混ざっていた。

数年まえに危険物乙種四類の免許を取りに行ったときは
勉強を充分した安心感があったので
茶髪のヤンキー少年が一杯いても、
「コイツらが受かって俺が落ちたら、恥ずかしい、みじめェー」という観念は無かったが、
今回は、あまり勉強しなかったので、
そんな強迫観念のようなものをビンビンと感じる。
ま、勉強しなかったものは、しゃーない、
また受けるしかない、と覚悟しながら、
通知ハガキのシールを剥がした時「合格」の文字を見た時は、
感激よりも「意外」という言葉が頭に浮かんだ。

まあ、私の無線との出会いは、昭和50年頃の警察無線の傍受に始まり、
53年頃大型トラックに乗り始めてからの、27メガヘルツ帯の違法CB無線、
58年に始まったパーソナル無線、
大手宅配会社の管理者の時、会社でとったMCA無線基地局用の三級陸上特殊無線技士免許などなど

我が国の電波通信産業には多くの、お金とダミ声で社会貢献してるんだから、
インチキでも受からせてくれるのが当然かな、とミョーに納得したりもする。
今の職場の仲間は全員アマチュア無線の古いコールサインを持っていて、
乗用車を連ねて帰る時などは無免許の私だけ0.7ワットの低出力でコッソリ400メガヘルツの通信に参加していたが、
今度のボーナスで車載用の144メガと400メガの20ワット機を3万円くらいでつける予定だ。
ああ、これじゃあ、いつまでたっても相変わらずのビンボー生活だ。

私がもし無趣味だったら、今ごろはヘリコプターの免許くらい取れてたかも・・・・あれれれれのレ。

 




1999 05/27 11:22
車内の録音で悪質乗客に勝つ!


私はタクシーに車内音声が録音できるように、
ICレコーダーの長時間タイプの小さいヤツをスタンバイさせている。

私の体や車内にイロイロな武器を装着しているのは、暴力的犯罪者に対抗する、いわば軍事的防衛だが、

この録音システムは、悪意のある乗客が、

タクシー近代化センターや、運輸省陸運局などにウソのクレーム電話をして紛争になった時の特効薬となる、
いわば政治的、外交的な防衛手段だ。

このあいだ、夜11時頃の江東区でスーツ姿のホロ酔い気分の中年男性が乗ってきて、

Tという地域のIという企業グループの工場やビルの密集した中の一つのビルを指示してきた。

こういうときは、よほど自分が詳しくない限り、決まり文句を言うようにしている。
「すみません、そのへんは不勉強ですので、近くまで行ったら教えていただけませんか。」

そういって乗客も始めて行く所でわからなければ
住所を教えてもらって地図を見て行くし、

住所も知らない場合は携帯電話で104にかけて番号と一緒に所在地も教えてもらうし、

ソレでもだめな時は、人に聞いたりとか、その頃になると乗客も一緒になって手伝ってくれるものだ。

話が脱線したが、そのほろ酔い中年氏は「おめ、不勉強もクソもねーからR橋に向かやいーんだ。」

「かしこまりました。」といって走っていると、
小雨で、ゴムのきしみ音の出ているワイパーに文句を言ってきた。

「ずいぶんうるさいワイパーだな。」

「申し訳ございません。現在間欠に切り替えてますが小雨でゴムと相性が悪いようでして。」

「おたくの会社は整備不良の車で客を乗せてんじゃねーか。」

目的地まで10分とはかからないが、
この客、昼間の会社でなにかあって、かなり悪い酒になったようだ。

こんな客でも翌日あたりに
近代化センターに電話で、「A社のXX号車の運転手はとても態度が悪くて・・・」とやったら、

もう、こちらは会社で「容疑者」扱いだ。

すかさず、録音のスイッチを入れた。

その後も、この、お客のからむこと、カラムこと・・・・。

まあ、こういうのは、毎度のことだが、コイツ、どっか醒めてるし、なんかヘンな予感がする。

コリャ録音しといた方がいいゾってな調子で
目的地とおぼしきビルが見えたので「あのビルでよろしゅうございますか。」と尋ねると、

「君は知ってるくせに不勉強だといったな。ずいぶんバカにされたものだ。」

そして、降りるとき、領収書を渡したら、

「あと、君の名前もここに書きこんでくれ。明日、しかるべきところへ連絡する。」

おう、ラッキー、

やっぱ来やがったか。

私は特製の名刺を渡した。
携帯電話の番号のほかに、このホームページや、メールのアドレスまで、ご丁寧に入ったヤツだ。

今度は私のセリフだ。

「あと、お客様がアクションを、お起こしになるんでしたら明日は私、勤務明けで休みですから、私の乗用車で無料でお迎えに上がりますからこのケイタイにお電話ください。
お土産に、この瞬間までの車内の録音のダビングテープも、
お持ちしますから。」

このとき、ルームランプの薄明かりに浮かんだ、この旦那の顔色がハッキリこわばったのがみえた。

「君は勝手に乗客の会話を盗聴していたのか!」

「お客様、それが、お気に召さなければ、ご担当の弁護士さんとご相談なさって、盗聴の違法性なり、恐喝なりの刑事告発なされば、いいでしょ。私は法律も知らないバカですけど転職の達人ですから、ご心配はいりません。」


「君、ただでは済まないぞ。」

「ただで済まないのは、お互い様でしょ、
とにかく私に、お呼びがかかれば、
この録音を、お聞きになるのは、近代化センター、陸運局のお役人から、
お客様の部下や上司の皆様や、
あと、リクエストがあれば、ご家族にもテープを無料プレゼントいたしますけど。」

数十秒の沈黙のあと、彼は、つぶやくように口を開いた。

「こんなバカな運転手とムダな時間に千円以上も払うんだったら、歩いたほうが、よっぽど、体にもいいや。」

「どうも申し訳ございませんでした。
あのー、私のホームページ、面白いですから、
皆さんでアクセスしてくださいね。お忘れ物ございませんように、ありがとうございました。」

車を発進させてから、このオヤジが私の名刺を捨てずに内ポケットに、しまってくれるのをミラーで確かめてから、
いつもようにフルスロットルで夜12時前の銀座へ向かって加速した。
 

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