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1999 09/04 09:38
このタクシー客、みみ太郎的には、ポイント高いゾ!

ある日曜日のタクシー客は、ナント同業のタクシー運転手で、午後の下町を流している時にゲットした。
 まあ、決して珍しいことではないが、なんとなく雰囲気でも、ソレと見当がつくし、「オレ、同業者なんだよ」と自分から話してくれる人が殆どだ。
 彼は、都内でタクシーを流していて、もう20年以上になるという。50歳を過ぎているとおぼしき風貌は、往年の喜劇俳優の伴淳三郎にそっくりの、なかなかの味の出方だ。
 しかも栃木県から電車で通勤しているという彼の喋り方は北関東弁というよりズーズー弁でこれまた、イイ味だ。
 前日の朝から、今朝までほぼ24時間の乗務を終えて、普段は午前中に会社で仮眠して午後から家路につくのが、今日は競馬中継を見ていて、一睡もしておらず、これから駅の近くの居酒屋へ飲み食いしに12、3分のご乗車をいただいた上に、漫談まで楽しく聞かせて貰う展開と相成った。 
 まあ同業者なので仕事の様子などをうかがったりと、オカシクも有益な話題に笑いの連続攻撃を受けっぱなしで、運転席で大口あけての笑い「ながら」運転の、みみ太郎は、車外の歩行者やドライバーの冷たい視線にも、感受性ゼロのバカ状態だったが、彼の最後に繰り出した、お笑いパンチには参った、マイッタ。
 前日の朝から24時間乗務に続く、喫茶店での競馬中継はカウンタ席のちょっと高めの丸イスで見ていたのだが、突然襲ってきた睡魔に、コックリした、はずみで、スッテンコロリンと床に落っこっちゃって、そのとき頭を打ったのを回りの客が見ていて、大騒ぎになったそうだ。
 一方、みみ太郎は24時間乗務明けに午前中、自宅のビジネスチェアに座って、このパソコン遊び中に、いきなりコックリするのは、しょっちゅうで、畳にじゅうたんを敷いた床に頭から落っこった拍子にハっと目を覚ますのだが、自分が何者で、どこにいるのかを再認識するのに、けっこう、タイムラグがあったりして・・・タハハ。
 

 




1999 09/03 23:13
タクシー乗務中はアマチュア無線が禁止で・・



7N4BNEで144/430HZ機で交信できるのは今のところ、通勤用の自家用車の中だけだ。以前、チェッカー無線に加盟している千台以上のタクシーの中に妨害電波を出す不心得者の問題が、あってから、私の勤務先のタクシーは、携帯電話以外の、アマチュア無線機などは持ちこみ禁止となっているので、最近、みみ太郎が晴れて、無線免許をとれたにもかかわらず、もっぱら自分の品川ナンバーの怪しい白クラウンの中で通勤中や休日にしか無線遊びはできない。
 そこで皆さんに、ご報告!
職場の仲間とタマタマ帰りが一緒のときは仲間内のチャンネルにトーンスケルチかけてるものの、そーゆー時以外には、必ず144と430のメインチャンネルを両方ともスキャン受信で待機させてますから朝の葛飾区や松戸などで「7N4BNEの、みみ太郎さん!」と呼んで見てください。免許持ってる方にだけのお話で恐縮ですが。
 乗務カレンダーをご参照いただければ、みみ太郎の行動は、お察しいただけるかとおもいますので・・・ヨロシク!
 
 




1999 09/08 21:49
タクシー運転手だってクレーマーになるっちゅーの!


吉野家でこんなに、煮過ぎた牛皿に出っくわしたのは、初めてだ。
 日曜日の出番に浅草通りの稲荷町の店に夕方4時頃に寄ったら客は2、3人しかいなくて、しかも全員、食べてる最中だったので「けんちん定食」を注文して、いそいでトイレで小用をすませ、洗面所でスキンヘッドと顔を水あらいして、そそくさと席に戻った。
 吉野家では、しょちゅう食事している。
出番の日は午前10時頃仲間でいつものデニーズで、大盛りライス二枚付きの日替わりランチを食べたあと、午後4時頃と夜10時頃に食事しているが、大体、お気に入りの味が均一で、90秒くらいで出してくれる吉野家チェーンと、もう一つは、生野菜サラダが多量に、安く食える松屋チェーンの定食のいずれかだ。
 で、朝5時ころ営業を切り上げて戻った会社でヤクルトレディーからジョアを4本買って飲むのが、乗務日の基本パターンだ。
 まあ、気分に応じて回転すしやカレー食ったりもするが、とにかく吉野家とは1972年頃からの30年近いお付き合いで、去年、都内のタクシー業界に舞い戻ってからは、4日と空けずに食っている。
 さて、トイレと洗顔をすませて、席に戻ったにもかかわらず、まだこない。
 この東上野3丁目の吉野家では、先客のバックオーダーもないし、カウンタと調理を往復するひとりを含め合計3人もの女性が働いている。 
 こーゆー状況なら牛丼だって、牛鮭やけんちん定食だってゼッタイ2分とかからないはずなのに、結局、5分近くかかって、けんちん定食が出てきた。これじゃあ、オーダーが入ってから鉄板で肉を焼いたりする松屋の定食と同じようなタイムだ。
 なんかヤな予感だ。前に東池袋の吉野家で、加熱不足でぬるい、けんちん汁が出てきたことがあった。
 そのときは、12時間以上、食事をしてなかったので、ぬるいほうが、胃が楽なので、ちょうどよかったが、食べ終えたころ、
 他の客が、ぬるいのを出された、と文句を言っていた。
 今回、けんちん汁は、アツアツで具も正常だ。
 し、しかし牛皿がスゴイ色だ!濃すぎる!
6、7年くらいまえに、オープンしたての北本通りの、王子神谷駅前の吉野家で食わされた牛丼も、かなり濃く煮詰まってしょっ辛かったが、今回ほどではなかったし、オープン直後の混乱だろうと大目にみてやったが、いま、目の前にだされた牛皿を、よく見ると、肉が通常のより、かなり縮れている。
 口に入れてみると、しょっ辛いだけではなく、風味も変だ。
 まあ、継続して加熱されてるから、マズクても食中毒の心配はなさそう(これを書いてる3日目の夜も元気だ)なので、そのまま濃い味で食べたので、お代わりのライスを注文した。
 そのときに応対したカウンターの子に
「この牛皿、煮すぎじゃん、色も味も濃すぎるじゃん。」と指摘したが「は、ハァ」って感じでキョトンとしていたが、調理の女の子に、ライスを盛り付けてもらいながら報告している様子だ。
 お代わりのライスを持ってきてもらったとき、もう一度、「でも、この肉、ズーっと取り替えてないでしょ、ヤバイんじゃねーのぉ」
と、話しかけたが、またまた「は、ハァ」と無関心な様子だ。
 会計した子も、そのことには、触れずじまいで「ありがとうございましたァ」ってなもんだった。こりゃあ、今、店にいる連中の問題じゃあなくて、ココの店、会社の決まったプログラムや決まり通りに、教育してるのかあ?って問題だ。
 それとも、店長連中に売上ばっかり本部が騒いでて教育の重要性がお留守になってんのか!
 店の3人全員が重大な異常に気づかないよーな状態で店なんか営業させんなよなあ、こんなんだったら永久閉店しろよなあ、だいたいなあ、旅客機の操縦室にいる、機長、副操縦士、航空機関士の三人全員が異常に気づかなきゃあ、ヒコーキだったら墜ちるだろ!
 全国いつ、どこで食っても吉野家だから、コッチは30年近くも食いに、行ってんだけど、同じ味、同じ値段がウリのトコが、ンなことやってんじゃねーよ、これからも、食いにいくんだから、即、悔い改めよ!!ま、みみ太郎は無宗教だけどね・・
 とにかく、また、どっかの吉野家で食うつもりだし、同じ稲荷町の吉野家に、いつまた来るとも限らない。みみ太郎は、ホントに呆れたジャンクフード・ジャンキーだ。
 世の中から高級レストランが無くなっても、(だいたい、ビンボーだから行くことも無いが・・)吉牛や、マックのフィレオフィッシュ、ケンタのチキン、ウェンディーズのチリ、松屋の100円生野菜、ミニストップのソフト、かっぱ寿司のビントロマグロ握り等々・・が食えなくなったら日本に暮らしつづける楽しみなんかネーゼ・・ってのもオーバーだが。
 とりあえず、食後のほてった体を吉野家の前に路駐したタクシーのエアコンで冷やしながら食休みを兼ねて携帯電話で104にアクセスして吉野家の本社や地域本部などの電話番号を全て調べてもらったら5、6件判明した。 
 本社は日曜なのか応答なく、ある地域本部が応対してくれて、担当エリアの本部とつながったので、クレーム受付担当の責任者を呼び出す。
 電話口に出てきたのは礼儀正しい男性の声で、自らのポストと名前を名乗り出て、外出中の担当者に代わって承るとの丁重な対応だ。
 みみ太郎も「今回は御社に対するクレームですので、まず身分を申し上げます」と切り出して、住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどを、まず先方に控えてもらった。
 そして今まで書いてきた顛末やクレームを聞いてもらい、調査結果と今後の改善策を書面かメールにして送るように依頼して通話を終えた。
 夜9時頃になって戻ってきた担当者から改めて電話がかかってきた。 
 多少の伝達ミスは、あったが、概ね内容は把握してくれていて、店長から、後日、調査と改善レポートを送ってくれるとのことだ。
 まあ、これからも吉野家で食うつもりだが、どっかで、また同んなじのォ食わされたら、もう、トラウマになって10年くらいは絶縁だな。



 





1999 09/11 20:56
タクシー客のMr.ホームレスの至言名言


タクシー客は自らをホームレスだと打ち明けた。同僚の運転手のWさんが乗せた乗客の話だ。乗務日にいつものデニーズでの朝10時ころからの会食中にしてくれた話だ。
 Wさんは、みみ太郎と同じ団地の十数年来の友人であり、還暦をすぎた現在も、このタクシー会社に永年勤務してて、私に入社の紹介をしてくれた大先輩でもある。
 その乗客は50代そこそこで、こざっぱりとした服装だったので、話をきくまではホームレスには見えなかったそうだ。
 会社をリストラ解雇されて、マイホームのローン支払いが絶望的となりアパートを借りる余力すらなく、やむを得ず妻子とも別れてしまい、彼の心身は「自殺」という二文字に完全に支配されたそうだ。
 そして自らの人生の黄昏を前に、手持ちの金で、「旨いものをタラフク食ってから死のう」と考えて、にわかグルメとなって、食べ物屋をハシゴした・・・
 山海の美味を堪能し、すっかり満腹したら、ナント不思議なことに
 「死ぬ気が無くなった」そうだ!!
で、今は、依然としてホームレスでは、あるものの、僅かな働き口と収入で生活していて、たまたまWさんのタクシーに乗ったらしい。
 人生経験豊富なWさんではあるが、そのホームレスの乗客の言葉を真面目な表情で、会食している一同に披露した。
「運転手さんね、もう、どうしても死にたいと思った時はね、好きなもの、美味しいものを、いーっぱい食べてみなさい。きっと死にたくなくなるからね・・・・」
 
 
 




1999 09/14 18:57
全金属製のキカイも四季の変化で変形する!?



金属の機械も木工製品のように狂いがでる・・信じられない話だが、知らないのは、我々、業界シロウトであって、機械メーカーや精密金属加工のプロの常識だそうだ。
 日曜日の出番の夕刻、江戸通りの下り車線の浅草橋で宴会帰りのグループを乗せたら、川口市内への帰宅のご利用だった。日曜日のこの時間帯に数千円のご利用とは実にありがたい。 
 皆、川口市内の機械や金属加工の工場の社長さん達のようであることが、車内の会話から、覗えた。
 タクシーが明治通りの田端から尾久にさしかかると、今は減ったものの、工場向けの工作機械の中古販売店などが点在しているのがみれるようになってくる。
 その中でも、大きく、重い機械などは店の軒先に雨ざらしにさらされているものも珍しくはない。 
 乗客の機械生産のプロたちの話題が、それらの「風景」のこととなった。

「ンなさあー、外に放っぽいとって、どーすんのかなァ、不景気だしさ。」

「いやー、こういうのを安く買って自分で丁寧にオーバーホールして使うヤツが、いるんだよ、これだけさぁ、1年も2年も雨ざらしだと、錆びてても、もう、狂いで誤差なんかが出なくて、イイって言って、気に入るらしいよ。」
  
「そう言やあ、こないだウチで納入した部品でさ、あとでメーカーから、やっぱり、どこソコッが、後になって、何ミクロン曲がってきたとかが、あってさァ・・・・」

ええ!!金属が曲がるゥ!!
タクシー運転手の、みみ太郎、横で聞いていて、お客様がたの会話にビックリだ。
 思わず、会話に、問いかけの言葉を割り込ませてしまった。

「あのー、金属も雨ざらしにしたりすると、材木みたいに、反ったり、曲がったり狂うんですか!?」

「狂いますよ。特に鋳物の場合は、溶けて固まった金属の内部は、押し合ったり、引っ張りあったり、部品自体を変形させようとする、物凄いエネルギーが封じ込められてますからね。」

「じゃあ、高級家具に使う材木みたいに長期間雨ざらしにする必要がありますね。どれくらい雨ざらしにするんですか?」

「ま、雨ざらしに、しなくっても、1年間、春夏秋冬の温度変化に晒す必要がありますね」
「そーそー、昔の凄いメーカーなんか、資材を何年も雨ざらしにしてから使ってたもんだよ。」
   
「いやあ、しかし今は、そんなのコストかかってムリですよねえ、どうやってるんですか?」

「現在では約24時間、熱処理を行うことで、だいたいクリアできますね。あと、それでも後になって生じる僅かな狂いを、プロの経験とカンで予測して精密工作機で加工する際に数値制御コンピューターに修正入力する場合もあります。」

しっかし、まあ、金属も、材木みたいに狂うとはねえ・・たまげたもんだ・・・

「いやあ、勉強になりましたあ。でも、私のように、こういうことを知らない素人って多いッスよねえ?」

「イヤイヤ、素人のかたは、まず知らないでしょう、これだけのツッコミができるのは運転手さんぐらいだよ、ハハハハ・・」
  
いつもはサービス業、車内のエンターティナーを自認する、みみ太郎も今日は立場が逆転だ。

「きょう、うかがったこと、私のホームページに書かせていただきます。」

いつものように、乗客全員に、携帯番号とアドレスの入った名刺を配って愛嬌をふりまいた。

 


1999 09/14 23:23
奉祝!爆誕!ナッシュ・ブリッジスの第50話からの新作!


銃撃戦やカーチェイスでスタートする、「掴み」の演出がニクイ、ドン・ジョンソンの刑事ドラマ「ナッシュ・ブリッジス」は現在、当地では日曜の昼1時から、本放送の後釜に再放送やってて、事情の知らないみみ太郎は惜しむような気持ちでシリーズを鑑賞していた。
 ところが、グフフ、また新作が続いて放送されるではないか!!
 ついさっき、こないだの日曜の出番の日に録画したのを見てたら、予告編に大感激のテロップが流れていたので、世間より2日もミスター・オクレなのも、ものともせず、ここに感動を書き綴っているのだ!
 クーーーーー!嬉しい!
こんなに感激したのは、昭和55年の秋に、第1回の大阪国際オートショーに、販売まえの、初代ソアラのプロトタイプを観に、深夜の東名、名神にむけて出発した時以来だ。
 逆にいえば普段、醒めてる自分が淋しいが。

 



1999 09/15 11:11
追跡報告!アノ事件は・・「クレーマーになるっちゅーの」続篇


吉野家でヒデエ牛皿を9月5日に食わされた顛末を、ココの9月8日の日記にUPしたが、対応してくれた、担当エリア本部の、(株)吉野家ディー・アンド・シー関東第一営業部のコースマネージャーのHさんから13日に電話があった。
 浅草の稲荷町(東京都台東区東上野3丁目)の店で煮すぎて色も味も濃すぎて、肉も縮れて風味も変質していたことの事実確認と今後の改善策を店長からの書面にして、〒もしくはEメールで送る、と、みみ太郎と約束したが、
 店長に代わってコースマネージャーのHさんが書面にして郵送してくれるという。
 私は、メールでいいですよ、といったが、わざわざ、署名、捺印入りで封書にしたのが、しかも速達で、15日の今朝、配達されてきた。
 その中で、ヘンな牛皿を出した原因と、技術面での教育の改善、その場で客が納得できるような接客教育の改善を率直に書いてくれている。
 まあ、これでHさんの管轄する関東第一営業部の、だいたい市川、浦安あたりから、浅草、お茶の水あたりまでの帯の中にある吉野家では、安心して、いつもの味が期待できるってワケだ。
 だけど、他のエリアの吉野家では、その保証は今のところナイんだから、懲りもせずに、食いたいときに、せっせと吉野家に足を運ぶ、みみ太郎、また変なの食わされたら、新宿の本社のクレーマーに、なるっちゅーの!
 

 




1999 09/15 22:16
ロレックスを理解できないMr.ビンボーのみみ太郎


全グラビア65ページのロレックス総合カタログを銀座モンデールという店から送ってもらった。
 全372点、ほぼ実物大のカラー図版のアイテムのひとつ、ひとつを価格ともども熟読した。
 ウーン、とても手が出ない・・・しかし、100万円弱から数百万円クラスのものは、たしかに、value for moneyというか、金などの貴金属や宝石を多用している上に、自動巻きの機械式ムーブメントとして、極めて高い信頼性、オイスターケースやサファイアクリスタルなどの外殻部分の堅牢、機密性、ロレックス社の国際的なアフターケアを考えると、おカネさえ払えるのなら、ソンのない買い物だなあ、と、みみ太郎も納得した。
 いっぽう、みみ太郎でも、一定期間、生活を超ビンボーモードにして苦行すれば手に入りそうな、数十万円クラスまでのロレックスは、やっぱ、どー考えても納得できない。
 ムーブメントの信頼性なら、カシオのデジタルや、セイコーの自家発電・充電システムとドッコイだし、外殻部分なら、カシオのGショックや国内各メーカーのオールチタンの強力防水モデルと似たりよったりだ。
 この、バカな、みみ太郎に限っては2、3万円や5、6万円の国内の高機能、高信頼性モデルとロレックスの2、30万円や5、60万円のモデルとの間の10倍の開きに対しては、全く猫に小判、豚に真珠の状態だ。
 誤解を恐れず言えば、機能や信頼性の部分でのロレックスの時代は終わったんじゃないのかなあ?
 やっぱロレックス買うなら何百万円もするヤツじゃなきゃダメだな、でも、そんなカネあったら、新車かヒコーキの免許に、するぞォ・・
 



1999 09/16 21:08
立ち上げは大苦戦!!ビジュアル版みみ太郎は、未だ準備中だあ!


このページを写真入りにしよう!と、思い立ったが、日記やBBSや自己紹介のところへ入れようたって、やりかたの見当も、つかないし、仮に達人の先輩方に教わったところでHTMLだのFTPの作業でファイルの拡張子が、どーの、こーのって展開になりそうだし・・・実は数年前にMS-DOSのノートパソコンや、会社のワークステーションでさんざん、チンプンカンプンで、アタマに来てるので、そのテのコマンドや言語には、お目にかかりたくない。
 まあ、ここ、ゲートシティでは、今年の4月以来、全くの無知の状態ながら、このホームページを立ち上げ、ココまでこれたので、とりあえず、いつもの編集ページのメニュー欄を出して、タイトルとURLの記入欄を利用して、別の新たなホームページスペースを貼りこもう。
 契約プロバイダーの、ぷららで、10メガまでのHPスペースが、タダで持てるから早速URLを取得して貼りこむ。 
 タイトルも書きこんで、ご覧の通り「準備中」と書き添える。
 2、3日うちにキャノンのUSB対応の9月9日に定価24800円で出たばかりのスキャナーを買ってきて写真を読みこませて・・・ムム、それだけなら、FTPエクスプローラーをタダでダウンロードして、ぷららの中から手引きのページにアクセスすれば、コマンド言語拒絶症の、みみ太郎でも、ひょっとして・・
 コレが愚かな誤算だった!
ダウンロードしてみたがインストールできない。ぷららのサポートに電話!ナニィ、解凍が必要だってぇ?だって、今までダウンロードじゃあ、クリックしただけで・・ええ!それはEXEがついてるファイルだからで、ケツにZIPってついてたら解凍ソフトが必要だってぇ?
 電話をひとまず切って、「窓の杜」にアクセク、じゃなくて、アクセスして解凍ソフトをダウンロードと・・・・
 やっとこさFTPエクスプローラを使える状態にした。あとは、あらかじめアクセスして印刷した、ぷららの手引きを見て、接続の設定を行う。
 ソコまではうまく行ったが・・・・
「エディターを使って新規ファイルに打ちこむ」

「エディターとはウィンドウズならメモ帳のことで、ファイルの拡張子を・・・」

「FTPソフトでファイルをサーバーに・・」

うーー!ヤバイ!これ以上続けたら、みみ太郎、まちがいなく、目の前の機器を、叩き壊し始めるぞー!
みみ太郎の頭のてっぺんの安全弁から、スチームが「ポッポー!」と吹きはじめた。
 網膜の半透明スクリーン上部のウォーニングランプが全て赤点滅し、
「DANGER!DANGER!」の大型表示が、みみ太郎の目玉の中で流れ始めた!
脳みそが暴走する直前に、台所からハンバーグの香りがしてきて、それをキッカケに、みみ太郎も、パソコンも緊急停止に成功した。
 危なかった・・我に返ったみみ太郎、スキャナーと一緒に、ぷららが推奨する、ワンダードッグ日本語版というアゴラ社の作成ソフトを買うまで、「ビジュアル版みみ太郎」は「準備中」のままで諦めることにした。
 皆さん、もっと、いいアイディアあったら、大至急、ご一報、ご教示くださいませ。
 相手が人間様なら癇癪は起こしませんから。


 




1999 09/18 11:19
スキャナーとウィルス対策ソフトと落雷保護コンセントを23352円也で買った!



今月6日に発表したて新発売のキャノンのスキャナーFB636Uという、USB対応、定価24800円を14700円にて、未だ準備中のビジュアル版みみ太郎のページ制作の一環として買った。
 17日の金曜日の出番中にタクシーで秋葉原で安い店を比べて買うつもりだったが、朝10時ころ、いつもの仲間と会食に集まる直前に江東区内から羽田空港までの約6000円の高額乗車に恵まれた。
 おりからの小雨がちの天候で、午前中からでも、蒲田、大森、羽田などの城南地区でも好展開が期待できるので、いつもの会食や午後からの都心での営業は、今日はヤメだ。
 勿論、都心へのご乗客があれば、またドンデン返しの展開だが。たぶん、空車の割にお客は多いことは多いだろうが、雨の金曜日とあっては渋滞地区にハマッたり、都心でのデメリットを食らうリスクがあるからヤッパ城南に戻るか?・・・
 そこで、まあ、安値のチェーンのPCデポが西馬込の第二京浜沿いにあるのを思いだし、付近の、久が原で空車になったチャンスに、ココで、買うことにした。 
 ついでに最新かつ、通信アップデート可能なアンチウィルスのソースネクストの「鉄壁」を3970円で買う。
 「耐雷1万ボルト、サージ電流1万アンペア」という口上で電源と電話回線の両方の差しこみ口のある雷対策コンセントが3570円で売っていた。なんか、アヤシイ感じの商品だが、メーカーがオーディオテクニカ社だったので信用して購入決定。
 しめて税込みにて、タイトルの金額となった。
 翌朝の勤務明けである先ほど、90分ほど仮眠したので、今自宅で、この日記を書いてる横に、これら未開封の買い物が並んでいる。
 コレからシャワー浴びてから冷房プラス扇風機ブンブンでウーロン焼酎とゆでたまご5個と野菜を口にしながら、スキャナーやソフトのセットアップだあ!グヒヒヒ・・・・
 妻は向こうの部屋でグーグー寝てるし、猫の、みみ太郎は、時折、私の作業状況のご確認にトコトコと、ご入室を、繰り返しなさっていらっしゃる。平凡な家庭の、ささやかな幸福の一場面である・・・


 



 1999 09/19 12:19
生命に異常なし、無事に厄年クリアで、みみ太郎は43歳だあ


ロクな死に方しねえんじゃないかと思う、みみ太郎は今日の誕生日も健康だ。しかし、30代を過ぎてからの誕生日は毎度ながら、時に多くの方からお祝いいただいた日も含めて、何日も前からブルーが入ってくるのが恒例だ。
 まあ、ノーテンキみみ太郎の憂鬱など、他の皆様に比べれば、そう深刻なものではないと思うが、新婚花嫁のマリッジブルーや新入社員や学生の5月病みたいなもんである。
 いくら、お気楽に生きていても、誕生日が近づいてくると、なんか自分の人生の駅かインターチェンジか料金所みたいで、これまでの人生の総括というか、自分を見つめることを、見えない力が私を強いるようだ。ムリヤリ無視して加速すると、赤外線撮影されたり、追跡包囲されそうだし・・
 普段は、あまり考えないようにしているが、私は、本当は、自分が嫌いなのだと思う。 
結婚して、十数年、未だに子供を作りたくないのも・・妻には申し訳ないが・・子供ぎらいなだけではなく、自分の分身を見たくないからで、突き詰めれば、自分で自分を嫌悪していることであり、人間として生み出されたことへの、やり場のない恨みが、あるのだと思う。
 でも、病気やケガや、これ以上のビンボーで苦痛を味わいたくはないし、死に対する恐怖も否めない。第一、もともとがネガティブ指向の性格だから、そーゆーことは一切考えず、ノーテンキの擬似ポジティブってのが、みみ太郎の基本姿勢?なのだ。
 まあ、自己を見つめながら真摯に生きるのも、ノーテンキに快楽を追求するのも、同じ人生なら、キモチ良くなきゃあ損、ソンってなもんだ。今度生まれ変わったら、大きな家でかわいがられるブー猫にでも、なって気分次第で楽しく生きられることを、祈ることにしよう。
 ついでに、明日のタクシーの売上も・・・
もっとも無宗教だから、ドコにって訳でもないが。
そろそろ、家族が、お祝いにとってくれた大好物の宅配ピザも届く頃だ。
 さあて、バースデー・ブルーはポイっと来年まで忘れて、ノーテンキの高速車線にフル加速で再突入だ!ぶっ飛ばそうぜ!イェーイ!
 
 



1999 09/21 23:08
タクシー出番ならウハウハ!祭日前夜は、ザーザー降りの予報!やっほー!


バーロー!俺の出番だけ雨が降らねえ!ンナロー!
 ここトーキョーはこのところ天候不安定だが、月間12回ある私の乗務日の前後の日にばかり、ザーザー降りなのが、本当に恨めしかった。
 都内全域で営業可能な東京のタクシーの場合、運転手の個々の営業方法によって、天候条件との兼ね合いはイロイロだが、こと、都内全域を他の運転手のウラをかいて、ゲリラ的に流すのが本来の得意技の、みみ太郎の場合、一日通しての連続降雨が、俄然として有利な展開になるのである。 
 あーそれなのに、それなのにィ、なんで俺のオフの日にばかり降ってて、出番の日に限って中途半端な降り方しかしねーんだ!
 ここ、ひと月ほど、雨の出番に当たらなかったのが、明日のザーザー降りの予報は、しかも祭日前夜という好条件も重なるから、マジで嬉いッス。
 さあ、明日はガッポリ行くぞ!雨ならタイヤも鳴らないから、空車で客捜し中に進路を反転するときは、状況に応じて派手なスピンターンもキメるぞお!
 みみ太郎、わが国の交通安全に粉骨砕身しながら、爆走ひとすじ24年、43歳の駆け抜ける青春!!



テレビ東京から、取材に協力の依頼メールがきた!
at 1999 09/23 20:30 編集


グフ、またマスコミの「お声」だ・・・低俗おげれつの、みみ太郎、このネットがらみでのマスコミのコンタクトは週刊スパに、先先月に記事が載って以来の吉報だ。
 今回のは、取材対象の紹介依頼のみだが・・
11月1日のテレビ東京「徳光和夫の情報スピリッツ」の「頑張るお父さん」特集に登場する適任のタクシー運転手が欲しいそうだ。
 メールには番組の趣旨や取材方法などが具体的に書いてある。
 とりあえず、受け取った旨の返信メールをだしたあと、テレビ東京に直接電話して、メールの発信者がニセモノでないことの確認作業を始めた・・・。
 まあ、みみ太郎のこのサイトを大手検索エンジンに登録して、ホント、オモシロ度が増してきた。
 ニセモンだったらもっとオモシロイが・・・
さあて、これからフロ入って、ウマイもん食いながら、この月曜日に録画した、「愛する二人別れる二人」と「愛のビンボー脱出作戦」でも見よっかなー。
 



1999 09/24 14:00
またPCに問題発生!俺ァ、こーゆーのキライなんだよ!!


PC以外のモメ事や問題なら、これまでの人生で、ある程度、慣れっこになってるし、逆にトラブルシューティングを楽しむ傾向すらあるくらいだが、こと、パソコンのハードだかソフトだか(だいたい、どちらがオカシイのか、ワカンない未熟な自分にも腹がたってるから、その分を割り引きしないとフェアな論議ではないが・・)に異常が起きたら、もう、自分の思い通りにならぬことに癇癪を起こして泣き喚く幼児状態だ。
 だけど、クルマや無線機や他のキカイとパソコンの大きな違いは

 @ユーザーに、広範かつきわめて専門的知識を要求する

 Aそれらが欠如している者は、複数のソフトハウス、複数のハードメーカーで構成されるPCで問題が発生した場合、ドコに問い合わせるべきかすら困惑して、目前の障害と相俟って精神的な閉塞状態に追い込まれる。
 
クルマなどなら、問い合わせるべき相手の選択肢などチョット経験があればカンタンに判断して行動に移れるし、
 人間サマどうしの一般的トラブルなら、個人をプロファイリングしたり、組織などの相関図をイメージしながら感情や利害を追っかけてけば、とりあえず、こちらの判断や行動がフリーズすることは避けられる。
 しーかし!!「ビジュアル版みみ太郎」のために新設した白紙状態のHPスペースの工事を開始すべく、こないだセットやインストールしたスキャナと画像ソフト「ユーリードフォトエクスプレス2.0SE」を動かしてるとエラーメッセージだあ!!

「U32Cfg」というタイトルで長いファイル名「・・・\IPE20.EXEからバージョン情報を読み込むことができない、メモリ不足かシステムリソースが低くなっている」
 
おい!なんだヨ、コリャ!・・・・
小さい写真1枚のスキャン程度で64MBのキカイがメモリー不足になるのか?・・・・
 それとも、よく意味がわからない「システムリソース不足なのか?・・・・

ああ・・これからアイビーエム、キャノン、ユーリードシステムのなかなか繋がらぬサポートセンターへの電話でじらされた挙句、タライ回しにされるのか・・・
 いっそメモリー増設した方が早いのか・・
しかし、ロクに使ってもいないPCでメモリ不足なんて変だし・・・・

消費者を一番バカにしてる商品の一つは、間違いなくパソコンだ。MS-DOSの頃よりはマシだが・・
 





1999 09/24 21:01
エンジンから燃料漏れ!表示画面ダウン!緊急事態!でもないんだなあ、コレが・・・


順調な飛行中に異変が起きて、主人公のパイロットが、打々発止とピンチを切り抜ける映画もキモチいいものだが、みみ太郎のクラウンのエンジンとカーナビの異常ったって、今日の昼間のPCの画像ソフトのメモリ不足警告に始まったスッタモンダの不快な騒動に比べりゃあ、
 そのリカバリーなんて、読みたい雑誌のうえに、お座りしてる猫のみみ太郎に「こっちでお座りしようね」といって抱き上げて移動するくらいカンタン、愉快な作業に見えるからフシギダネ、のピカチュウだ。
 私のクラウンのエンジンは2L-THE、電子制御噴射ポンプ式ターボディーゼルという、きわめて「レア」なバージョンだが加速性能も強力な低速トルクのおかげで、まあまあだし、東北道の浦和から那須までの約150キロを1時間以内に走り抜けてもケロリとしてる高速巡航性能だ。しかも軽油だから燃費も安いし、このタイプのディーゼルは黒煙も実に少ない。
 もうかなりの年代ものだが、昨年、10万キロくらいでウマイことタダ同然でディーラーにエンジン本体をオーバーホールしてもらってるから、あと、異常がでるのは噴射ポンプかな、と覚悟してから約1年半の、こないだ軽油のニオイがしてきたので、修理会社さんの見積もり合わせをしてあった。
 今日、目視点検したら、エンジンの熱による蒸発が間に合わずに、ポンプから漏れたので濡れるくらいになってきたので、入庫の予約手配をした。修理代は10万ちょっとかかるが、前から心づもりしてたし、足回りなども度重なる部品交換で新車に近いコンディションなので新車のローンに毎月数万払ったりするよりゼンゼンいい・・・
 一方カーナビも、5年近く使ってる年代モノだが、せんだって、衛星のロールオーバー問題で一部のメニュー画面の対策修理から帰ってきたのに、画面が出ない。
 まあ、夏の炎天下の車内など過酷な環境で何年もガンバってくれて、いきなり、中に手を突っ込まれたんだから、ドコかがダウンしたのだろう、メーカーのサービス担当者に電話で事情を説明したら、再修理を快諾してくれたので、スグに取り外して梱包して宅急便の着払いで九州に旅立ってもらった。
 さあ、コレで来月は、怪しい装備、盛りダクの重武装の旧式クラウンが再び絶好調!!

 
 




1999 09/26 09:39
日記中止!BBSも!だってェ・・・


タクシー乗務明けに自宅のPC席のビジネスチェアに座ってメールや皆様からの昨日の出番中にいただいたカキコををニヤニヤしながら読み終えて、さて、日記とBBSのご返事のどっちから始めようかと、ふと考えていたら、そのままコックリして、椅子からスッテンコロリン、墜落して、今、床からカウント8で立ち上がってPCに向かい直したトコだ。
なんで寝込むかって?・・今日は帰りの道草が長かった・・ほぼ24時間寝ずに走ってんのにね・・
 自宅の寝酒用の焼酎が切らしてるのを、思いだし、コンビニで、380円の赤ワインを買うついでに、立ち読みでコミックやカー雑誌など2、3冊読んだ挙句、帰宅後、PCの脇に500CCの料理用計量カップ(実はコレがみみ太郎愛用の万能グラスなのだ!焼酎やウィスキーを割って飲むのみ数値管理できてカラダにいいぞ!)に380円赤ワインを半分注ぎ、冷蔵庫の製氷アイス(!)に水道の水を満タンに注いだを、イッキに1.5杯飲んで三角チーズを3コ飲みこんで、恍惚として・・・・
 でもね、ココまでキーボード叩いてたら、少し復活してきた、ムクムクとね。
 (あ、でも、こーゆーワインの選び方、飲み方を、たびたびお世話になってる、らびさんが読んだら、卒倒すんべなあ、イヤ、でも、ホント、その・・ワインを冒涜する気ないスからね)まあ、でも、今日の、お目当て番組の昼1時の「ナッシュ・ブリッジス」は録画タイマーセット済みだし、結局2杯目も空けちゃったし・・・・一眠りしてから、またPCに向かおう。
 今度はホントにヘロヘロ、コックリしてきたし、また、居眠りしてバーチャル世界から戻れなくなたたらタイヘンだあ!
 さて、この文、アップするけど、文法上、変なトコないでしょ!とりあえず寝まーす。


 




1999 09/26 22:12
今年もアメリカ永住ビザの抽選受けつけの秋が来た・・・


アメリカ政府の抽選(!?ホントだってば、「おすすめ情報」のリンク「逃亡を考えはじめたら」を見てご覧ンって・・)が、あと一ヶ月ほどで、締め切りになる。
 代行業者にもよるが、万単位の結構な出費だが、毎年、5万人が選ばれる制度で、辞退する分を計算に入れると、およそ11万人がアメリカ合衆国政府の行う、無作為抽選で、永住して働くことのできる、通称グリーンカードが与えられるワケだ。
 なぜ、そんなコトをアメリカがやるかって?
アメリカを構成する人種や民族の多様性を確保するために、日本をふくめて、未だアメリカで多数派になってない人種の国を対象に、ランダムに満遍なくいろんな奴を受け入れようって考えなのだそうだ。
 そのへんの詳しい、いきさつや内容は、みみ太郎も不勉強なのだが、安くもないカネを代行業者に払っても、このDV-2001、アメリカ国務省による多様化促進移民ビザ抽選プログラムは、夢があって魅力的だ。
 まあ、国内の代行業者もイロイロでやらずボッタクリの詐欺グループもカナリあるだろう。
 みみ太郎がリンクしてるトコは、たしか、検索エンジンか雑誌で代行業者のランク付けを参考に選んだが、まあ、みみ太郎もふくめて、また、コレ以外の事柄でも過信は禁物、「すべてを疑え!」ってスタンスをおすすめするが・・・
 でも、ホント、当たったら、いーーーよなあああ・・・そしたら、オレの未来は、個人タクシーで都内を流すかたわら、アメリカでチョットしたビジネスも手がけて・・・たまにはマスコミにも取り上げられて・・このHPのアクセスもスゴクなっちゃたりして、グフフ・・・
 

 



1999 09/29 01:33
深夜、照明のない高速道路上に、いきなり、ドラム缶、路面は軽油でヌルヌル!!


私に猛追してきたハイヤーは、一呼吸、気づくのに遅れて急ブレーキかけたもんだから、私のやや後方で、タイヤをロックさせて、ザーっとすべり始めた。ABSついてねんだろうな。
 コイツ、このまま130キロくらいのままスピンして現世にグッバイするかと思いきや、咄嗟にブレーキを緩めたらしく、姿勢の立てなおしに成功したようだ。
 フッ、トロイわりにはやるジャン・・・

 みみ太郎が、タクシー客を大宮のはずれまで、お送りしたあと、都心めざして東北道の岩槻インターから本線に合流するとき、背後から黒いセドリックが、一緒に付いて来た。
 暗闇に浮かんだ、このセダンの特徴を示すヘッドライトとフォグのデザインを見た私は、深夜の都内に帰るタクシーや乗用車を餌食にしている、埼玉県警高速隊の3ナンバーの覆面パトカーが岩槻の基地から「営業」に出庫したんカモ?と思い、100キロまでフル加速して本線に合流後、一定速にて、そのセドリックをやり過ごして観察したら、タダの都内のハイヤーだった。
 最近のタクシーやハイヤーは、ユックリ走るのが多いが、コイツは珍しく150キロくらいまで加速していった。
 みみ太郎はタクシーに設けられたデジタル速度記録計の記録で、後日会社に文句を言われない、リミットの120キロで、
「トラック、乗用車を問わず自分より速い奴に迷惑をかけない」
という、自らの鉄則に従い、3車線ある本線の一番左を選んで巡航する。
 しばらく走ると左の二つの車線を大型トラック、一番右の車線を、黒いベンツを先頭に2、3台の乗用車が同じような速度で「ふさいでる」状態に、先ほどのハイヤーもブロックされていた。
「フン、バーカどもが・・・」
 みみ太郎は、おげれつモードに自動的に切り替わって、120キロを維持したまま、
「ベンツも来るならコイや、てめーがイチバン悪いんだ」
とばかりにジグザグにカワした。
 私が再びもとの、一番左車線に戻って120キロ巡航に戻っても、さっきのハリキリ黒ハイヤー氏は「群れ」にハマッたまま、追いあげてこない。
 照明のない区間のゆるい右コーナーを走っていると数百メートル先の路肩に黄色い回転灯をまわした公団のパトカーが止まっているのが見えたので、ココからは路肩に完全に収まってるかどうか判別できないので、真中の車線に移った。
「ン!なんだあ!?」よくみると一番右の追い越し車線で懐中電灯の白い光が円を描くように振られている。
 まだ500メートルは離れていて、状況は全く不明だが、緊急事態を瞬時に予感したみみ太郎の脳みそのセキュリティレベルが急上昇した。
ヘッドライトはハイビームのままだ。
ただちにハザード灯を点滅させて、
 軽くブレーキを踏んで、2速のエンジン許容回転に見合った100キロに減速してオートマのセレクターを「2」レンジに叩きこんでエンジンブレーキで60キロ近くまで減速しながら注意深く進行する。
「ゲゲッ!!」やっぱ公団職員とおぼしき人影がハンディライトを振っている、それも三車線のイチバン右だ。
 彼らの、自らの命を危険に晒しての行動には本当に頭の下がる思いだ。

 みみ太郎は、20年くらい前を思い出した。
独協に留年したまま大型トラックの運転手として、台風の大雨の中央高速を昼間、走っていたときだった。
 大月を過ぎた左カーブで、豪雨のなか、左車線のど真ん中で県警高速隊のフェアレディZのパトカーを斜めに駐めて、さらに30メートル手前で、ずぶぬれの制服で懸命に手を振って右車線へ誘導する警官の姿がいきなり現れた。
 そしてソノ先には土砂崩れに埋まった左車線が・・・・
 みみ太郎は日常、警察や国家権力への批判を緩めることはないが、このような、感動的に勇敢な、本当に尊敬すべき人々も組織の中におられることも重々承知の上なのだ・・・・。


 タクシーの、外気導入モードにしたエアコン噴出し口から軽油のニオイが入ってきた、そういや、路面も黒く濡れてる、こりゃあ、ヘタしたら滑るぞおお!!
 脳みそのセキュリティレベルをMAXにして慎重に走行していたら、先ほどの黒セドリックのハイヤーが猛追してきて、冒頭のボケを、ド派手にカマす。
 「あんさん、さっきからハザード点滅さしとんの、ワカランのでっかー?」
 関西に住んだことないのに思わず上方ふうのツッコミを入れたくなる。
 さっきの公団パトカーと同じ路肩には前部の少し壊れた乗用車が止まってるし、その100メートルくらい先の路肩にも乗用車が・・・ 
 だけど、ヘンだぞ、タダの事故なら、あの追い越し車線の勇敢な公団職員は・・・・
 ひええええ!
三車線の真中車線にドラム缶のような黒い大型容器が、デーンと落っこてるじゃんかあ!!
 トラックの積荷の軽油入りの200リッタードラム缶か、トラックの側面に設けられた200から500リッターは入る燃料タンクが何らかの原因で脱落して、軽油を撒き散らしながら数百メートル転がったのだろう。
 2台の乗用車がソコに突っ込んで死の恐怖を理不尽にも味あわされたのだろう。
 状況の安全を確認して、再び120キロ巡航に戻って数分後、またさっきの黒ハイヤーが追い越してった。
 やっぱアイツけっこう見所のあるヤツだ。
どんなに危険や失敗の恐怖を味わっても「克服」できるパイロットを、みみ太郎は評価するゾ。
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