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1999 11/02 11:38
福島県警エリアの東北道に覆面パトカーのニューフェイスを目撃!

8じゃあ無くて300ナンバーの現行スカイライン、R34型の濃いブルーメタリックの、なんと4ドアセダン、ナンバーの4ケタはメモできなかったが、「福島300」だか、330だったか、とにかく「3」ナンバーなのは間違いない。

 かつて、リヤスポイラーもニギニギしい、スカイラインGTRの2ドアクーペの覆面パトは

関越道を流すR32型の埼玉県警の白

京葉、館山道を流すR33型の千葉県警の白

などを見たことがあるが、交通取締り用の車の傾向は、

クラウンやセドリックなどのミョーに地味なミディアムセダン

GTRやソアラなどのケバめのスポーティクーペ

地元ディーラーなどが寄付したベンツやBMWの地味な色のセダン

などのパターンがあったが、スポイラー付きの上級グレードの4ドアのスカイラインなんて、あまりにも「フツー」過ぎる・・・・・
 回転灯を出してインターを出るところを、みみ太郎が目撃したから、わかったようなもんだ。

相変わらず販売不振の国内の自動車産業を考えると、これから、どんな種類のクルマが交通取締りの面パトに登場するか、わかんないゾォ。

みみ太郎はまだ現認してないがビッグホーンやパジェロなどのRVのもあるそうだし・・・

とにかく動きの怪しい車には、追い越す際の瞬間的なスルドイ観察、確認、

後方の群れから抜きん出て急接近してきた車両に対して、減速、観察

これらの注意力とカンで勝負だ。

 



1999 11/05 18:09
警視庁が厳戒態勢!11月12日の式典に向けて東京は激ヤバ!皆んな、捕まるなよ!


深夜3時のネズミ捕りに、集団での街頭パトロール、各交番まえには2、3人の警杖(木刀なみの長さの木製警棒、よく警察署の玄関当番の警官が持ってる長い棍棒だ)を手にしての立ち番・・・・
 どうやら、昨晩のサーズデイ・ナイトは、機動隊員も、お巡りさんの服で総動員されたようだ。
 
 みみ太郎のタクシーが夜の都内を走り回る先々に、警官が団体で歩きまわっている。
 ベテラン風もいれば、新米ガオも混ざってる。

10月で警察学校を卒業したルーキーたちの集団実習かと思い、盛り場で客待ちしているときに、ある警官に尋ねてみた。

「今夜は、警察学校を卒業なさった方々が全員出動なさる日なんですか?」

「いやあ、今日は機動隊も全部出動しての特別警備なんですよ。」

ははあー、今月12日に都内各所で行われる、天皇即位10年の記念式典を控えての大警備が表立って始まったようだ。

んんーーってコトは、だ。

治安警備に重点が置かれっから、交通取締りは、「手薄」になるな・・・ムフフ。

そこで、交差点での歩行者や信号には、意識的に慎重に通過して、警戒中の警官やパトカーに配慮したが、あとは「無礼講」とばかり、深夜の都内をブンブン飛び回った・・・イヤーッホウ!

そんな中での深夜の2時30分頃、中原街道下り線、首都高2号の終点出口の合流するあたりで、「ネズミ捕り」の情報を無線で聞いたときには驚愕した。

今回の警備は、スゴイ・・・

これまで、要人の来日など重大な警備を控えた深夜などに大規模な交通取締りで、酔っ払い、スピード、無免許、シートベルトなどの「交通専門ナイト」や、ソレとは日をずらしての

トランクや積荷検査の検問や歩行者などへの職務質問などの「防犯、治安警備ナイト」というパターンが多かったが・・・・

深夜3時をまわってから、中原街道の反対、上り車線から「偵察」したら、路肩に赤いセーフティーコーンを7メートル間隔をたてた影に光電管をセットして、バンバン「営業中」だった。

さあー!今月のトーキョーは油断大敵だあ!

ヴィジターもジモティーも皆んな捕まんなよ!


 




1999 11/10 17:52
タクシー勤務明けのアサイチに講習会!でもお土産は現金三千円入りの茶封筒!


タクシーに24時間乗って今度は通しで会議室で講習会・・・
 みみ太郎のタクシー会社では、1、2ヶ月おきぐらいの頻度で、運転手を勤務交代ごとに会議室に集めて2時間くらいの講習を受けることを義務付けている。
 まあ、ざっと250台のタクシーを約600人の運転手が勤務シフトのもとに24時間稼動させてるから、同じ内容の講習を3日行う中から、自分の勤務明けの日を選んで受けるコトなる。

 だから、だいたい、24時間勤務のあと48時間、2連休の初日に選ぶからそんなにしんどいものじゃあないが、運が悪いと24時間勤務と24時間勤務の間の24時間ダケの明け番の日に受けねばならぬときがタマにある。

だいたいウチぐらいの規模のタクシー会社は定期的に監督官庁の天下り機関である、「東京タクシー近代化センター」やら、所轄警察署の交通課の幹部警官を講師に招いてこーゆーイベントをやらないと、「乗務員教育をチャンとやってます」というエクスキューズがたたないらしい。
 まあ、こいだけのタクシーと運転手が24時間、1年365日、のべつマクナシに動いてれば事故やトラブルもひっきり無し・・ってな側面もあるからなあ。
 
たいがいは、タクシー接客トラブル防止教育ビデオや、安全運転ビデオと、講師のレクチャーのワンセットで、本日は地元警察の交通課長が講師・・・まあ免停や更新で受けるような内容だ。

終わると、労組の過去の功績で、会社から「受講手当て金」の現金三千円がもらえるので、まるっきり、ヤな気は、しないが今回は明日が休みじゃなくて、出番だからノンビリできない・・

でも結局、仲間とアマチュア無線で喋りながら帰宅の道中、「もう、ヒルになっちゃったから食ってかねーかあ?」となって、
一皿100円均一の「かっぱ寿司」へ皆んなで乗りつけた。
 みみ太郎は講習会で支給されたアンパンと牛乳を3人分譲りうけて腹8分目だったが、この店のスゴイ売りのレアに焼いたサーモンの「焼き鮭」や、「ビントロ」などの脂っこくも風味豊かなのばかり、とりあえず、12皿だけ、お付き合いした。
 でも、徹夜あけ、おなか牛乳タプタプで、あまり強い「快感」と満足感は得られなかった反面、「グヘグヘ感」がジワリときた・・・
 
 解散後、自分の自家用車を団地の洗車場で洗って、妻の買い物の運転手をして、コンビニでコミック誌などを立ち読みして、この日記をアップしたら、もォーオ、こんなジカンでやんの!

コレから急いで入浴して焼酎のんで明日の乗務に備えますんで・・・ひとまず失礼いたします。えっと、ツマミは・・・・


 




1999 11/13 21:04
タクシーの給与計算の今回の締めは、あと2回の乗務で・・・


売上=給料のタクシー稼業だから、みみ太郎の場合、目標額のペースに遅れてない限り、締め日が近づくにつれて、ノンビリムードになってくる。
 まあ、逆に月間12回の乗務日のうちの7、8回目くらいまでは目玉を\マークにしながら走ってるのだが・・・

 明日、日曜日と次の火曜日の2出番で売上の締めで、今回はソコソコ余裕があるから、仕事中に友人に会ったり、都内の、お気に入り場所でのショッピングしてもオッケイだ。
この日記のご愛読者の方で、みみ太郎をからかってみたい向きは、お電話も上等!ってなわけで・・・

でも、ま、安全第一の仕事だから、いつもの通り、事故らず、トラブらず、捕まらずで、粛々と走るんだけどね。

明日の出番は、それとも気合を入れて、その分早めに切り上げようかな?
 




1999 11/15 22:05
WEB RANKINGよ、シロートに変なメールよこすんじゃねえぞ!バーロー!


「WEB RANKING」というところから、登録勧誘のメールが来た。
 登録すればランキングに、みみ太郎のサイトが入るかも知れないし、そうなれば、アクセスアップになるという口上にホイホイと乗ってしまった。
 ところが、登録完了通知のメールをみて激怒、大発狂だあ!

実は、さらに必要な作業があって、与えられたコード番号を含め、指定されたバナーをダウンロードして貼りこんで・・・・・

だーー!!バーロー!!そーゆーこと、なんで最初に、ひと言ねーんだよォ!ンナロー!!

HTMLとかMS-DOSコマンドなんて言葉を、みみ太郎に差し出すたあ、命知らずの野郎だ。たいした度胸だよ。

むかし、ホワイトカラー時代、ワークステーションがトラブって仕事がパニクってるなか、サポート部署との電話の受話器を肩をすぼめて耳に引っ付けぱなしで、MS-DOSのワケ判らんコマンドを延々と打たされた、トラウマ・・・

ロータス123やワープロを仕事上の必要から自分専用に使うために、MS-DOSの16ビットノートパソコンを買いこんで、散々キカイに翻弄された、トラウマ・・・

まあ、そのあと、大型トレーラーの運転手などいくつかの職歴では、およそ、パソコンとは無縁の、すこやかな日々を送っていたが、タクシーの運転手に転職したついでに、メールやネットサーフィンや携帯電話のメモリー管理にウィンドウズのデスクトップ機とISDNのターミナルアダプターを買ったときには、もう、そんなトラウマとは無縁と踏んだからだった。

まあまあ思惑どおりのパソコンライフで、ネットで、知り合った皆様にも、かわいがっていただいて、感謝の日々なのだが・・・

今夜だけは、パソコンを前に、ぷりぷりモードを脱することは困難ゆえ、お便りのご返事は次の明け番にて・・・ふうー、焼酎のんでフトンへと失礼いたしやす。

 



1999 11/17 17:58
夜の上野にニューウェーブ!「韓国風」中華料理


ニンニクをモロ、みじん切りしたのと、キムチ、ニラの入った強烈な餃子がビッグサイズで10コくらい皿に乗ったのなんか、食べると2、3日は人に会うような仕事なんかできないよ・・・

 夜の上野の歓楽街へ向かうタクシーの乗客は「もう、病みつきだねえ」などといいながら、この、上野のコリア系の水商売の女性相手に始まったニューウェーブの中華料理の話を、運転席のみみ太郎にしてくれた。

ここ、上野の歓楽街では、コリア系を筆頭にアジアの女性が大勢、スナックやパブなどで働いているので、彼女等が店を終えて、下心をもった客の男性に食事をタカるのも含め、韓国、中華、フィリピン料理の終夜営業の店も多い。

そして、最近の「多数派」はコリア系だ。

そこで、以前からの「韓国風家庭料理の店」にくわえ、中華料理も、朝鮮半島系の食材や味付けにて台頭してきのだそうだ。

他に例を挙げると、キムチチャーハンはもちろん、唐辛子で真っ赤なスープのチャンポン麺などスープを飲み干すと、2、3時間、身体じゅうから汗が引っ込まなくなるそうだ。

そのタクシー客によると、まだ上野に7、8軒くらいしか始まってないそうで、大部分が看板やドアにハングル文字しかないので、日本人だけで探し当てるのは困難だそうで、飲み屋のコリア女性と店をハネたあとに、いっしょに行かないと、簡単には見つからないのだそうだ。

だいたい、どのメニューも千円前後だが、1.5人前くらいの量なので、結構リーズナブルなようだ。

よーし、久しぶりに深夜の上野をタクシーで重点営業して、帰宅に乗ってくるコリア女性たちに、みみ太郎が「インタビュー取材」するぞ!

乞う!ご期待!「韓国風中華料理」レポート!


 



1999 11/22 19:02
泥酔したタクシー客の、フツーの行動で、警官4人、通行人2人が巻き添えに・・・・


この乗客の行動を予測ずくで、乗っけたけど、やっぱスゲエ悪態だわ・・・・

日曜の出番は、しかも多くのサラリーマンの給料日の直前の深夜は、都心有数の不夜城が居並ぶような盛り場といえども、ご乗車回数も売上も期待はできない。

まあ、みみ太郎のタクシーも仕事を切り上げてもいいけど・・・・

と、思っていた矢先、さきほどまで客引きの男性にカランでいた中年のサラリーマンとおぼしきスーツ姿のヨッパライが、こちらに近づいてきた。
通常、こーゆー手合いは乗車中にトラブって深夜の稼ぎどきに時間を浪費したりしてデメリットの方が大きいので、まあ、ウマイこと、ご乗車を見合わせていただくのだが、今夜のようなヒマで営業の切り上げどきともなれば、ハナシは別だ・・・・
 
この泥酔紳士、まず、ゲロの心配はなさそうだ。まあ、吐きそうな乗客でも、シャッキリしてれば走行中にゲロに備えた袋にでもしてもらえるから、いいんだけど、グッタリしたまま吐くような者は、ゼッタイに避けねばならぬ。
どんなヒマでも犠牲が大きすぎる。

キャラクタ的には、以前、サントリーの缶コーヒーCMでクリントンに「ガツン」を豪語するビジネスマンが、酔っ払って「怒り上戸」になたようなカンジだ。
 どーせタクシー営業を終わらせて帰るつもりだったんだから、ま、1時間やそこら、スッタモンダの騒動があっても、ゲロさえ吐かれなきゃあ、痛くはない。

客席ドアの操作レバーをグイっと引き上げて、パっと開ける。

「おう、なんだぁ、安く乗せんのかあ、バカヤロー」

うん、たしかにゲロの心配は無しと判断できる。よし、乗っけちまえ・・・

「ハイ、どうぞ!どちらまで!」

「天国まで・・だよ、バーカ」

少しくたびれたスーツに、某家電メーカーのバッジだ。某損保や某都市銀行にも似てるが・・
ちなみに、深夜にバリっとしたスーツ着ている人間は近距離、低額料金の客の可能性大だから、まあ、いーカンジってトコだ。

「ハイ、ドアを閉めまーす。天国のどちらまで?天国の八王子ですか?それとも横浜ですかあ?」

「***だよ。高速で行ってくれ。」

「かしこまりました。それでは高速の+++で降りて、00道路のXXで左折ですね?」

「XXなんて知らねーな。ZZ工場の2本先を左折したあたりだよ。」

「あと、ちょっとカネが7000円くらいしかねーんだよ。」

多分、そのあたりに、彼の家電メーカーの社宅マンションがあったはずだし、見たカンジでは単身赴任ではなさそうだし・・・・

「じゃあ、ま、奥様に玄関まで、お迎えいただいて・・・・」

「フン、ま、いーや、とにかく行けや・・・」

よし、一万円チョットの料金を正常に収受できる安全性は、きわめて高いゾ、とみみ太郎は確信した。

タクシー経験もさることながら、みみ太郎の過去の職歴の、キャバレー店長などで多くのトラブル経験で「ヨッパライ鑑定」には自信アリなのだ。
 でも、この乗客、たぶん、スンナリとは完了しないだろうな。

でも、みみ太郎の「総合判断」では
「トラブル可能性大、しかし回収可能」だ。
まあ、ヒマな今夜は、トラブルを楽しもう・・・

首都高に乗った頃には、グーグーと、高イビキが聞こえてきた。
 約20分後、高速出口で大声で到着間近なことを知らせたが、爆睡したままだ。

指定の交差点を左折して、社宅マンションの付近で停車して、起こす作業を開始する。

大声かけても
ヒザや手の甲をパンパンたたいても
目覚まし時計のブザーを耳元で鳴らしても

やっぱ予想どおりの展開になってきた・・・・
ま、まあ、今日の仕事はコレで終わりだろうから、ジックリやろう。

録音装置の作動をチェックする。まだ録音は始めない。

このあと、さらに強硬な方法で起こしたり、寝起の機嫌の悪さから、アクションシーンの展開時にそなえて

@音声や物音の録音で、乗客の一方的クレームが監督官庁である運輸省や近代化センターで一人歩きするのを防ぐ

A警察官を立ち合わせて、ナニが起きても、客観的事実として証人になってもらう。モチ、100%アテにはならぬが、少なくとも、タクシー運転手が、一方的に悪者になる事態は避けられる。

さあて、さっきチェックしてあった交番にタクシーを横付けだ。

やっぱ無人で、しかも戸締りしてあるので、携帯電話で110番して事情を、話して警官の立会いを要請する。

あとは大騒動になるほど、料金の「円満回収」がしやすくなるってなもんで・・・・

ほどなく、自転車で2名、パトカーで2名の警官が駆けつけてきたので

「いやあ、フツウの起こし方じゃあ、起きないくらい、お酒を召し上がってる、お客様なんで、これ以上手荒な方法は、お巡りさんの立会いがないと、あとで私が不利になりますもんねえ・・・」

「あ、じゃ、今んトコ実害はないワケね?」

「はい、でも俺と、酒クセの悪そうなお客さんのふたりっきりでモメたら後日、運輸省の陸運局あたりに、どうササレっかわかんないモンね!」

よし、録音開始だ、ICレコーダー、オン!

警官たちが大声で揺さぶったりしてようやく起きたが、このヨッパライ、目の前を取り囲む警官の姿に、案の定、激しく逆上を始めた。

「なんで、オメーら、お巡りがいるんだ、あー?」

「アナタが普通に起こしても起きないから、タクシーの運転手さんが、ほら、ココで困ってるじゃあない?」

「おめーがケーサツ呼んだんかあ?殺されテエのかあ?」

みみ太郎、クスクス笑いたいのを懸命にこらえる。録音中だし、ここはガマンだ。

しばし、口論の後、やや正気に戻った乗客をのせて発進して、まだ警官たちの視界からも離れないうちに、

「あの自販機に停めろ、タバコだ!」

深夜にタバコ自販機が作動してるワケないが、とにかく、乗り降りなどで身体を動かしてもっと目を覚ませてくれれば上出来だし、自販機まえに、これまたヨッパライの20代前半の若者がふたり、しゃがんでるし、遠くから警官はみてるし・・・・よーし、もう一発・・・

意識的に自販機と若者ふたりに接近して停車したら、片方の若者が

「あんだよ!いきなりタクシー突っ込ませてよオ」

もうひとりの若者は冷静で、泣き笑いガオで相棒を「まあ、まあ」と制止に懸命だが・・・

「ナニイ!このガキがァ!」

この乗客、さっきは寝起きに警官に囲まれ、
こんどは若者に怒鳴られて、怒り満面、車外に飛び出した。

ルームミラーに中に映った自転車に乗った警官の姿が次第に大きくなってくる・・・・

「クヒーヒヒヒィー・・ギャハハハハ」

もう、ダメだ、みみ太郎、ガマンできず大笑いだあ!

自転車の警官が到着する頃には、不謹慎なワライを、なんとか押さえるのに成功した。

しばらくして、若者と警官と乗客の、三つ巴の取っ組み合いのバトルが一段落した頃には、このオオトラ状態だった乗客も、すっかり紳士に戻っていた。ありがたいことに、ネクタイやシャツの乱れも自分で直し始めている。

そーだよなあ、これから、奥様にマンションの入り口まで、タクシー代の足りない分を夜中に起こして、降りて来てもらうんだかんなあ、
 アトでナニ言われっか判ったもんじゃあねえもんなあ・・・・

豪華なマンションのような社宅の建物に到着したが、さすがに、まだヨッパライのようで、自宅にかける携帯電話の操作に四苦八苦していたので、電話番号をきいて、みみ太郎が自分の携帯で、代わりに、階上の奥様に電話だ。

「あの、夜分にまことに申し訳ございません、ご主人様を、お送りに伺いましたタクシー運転手の(みみ太郎)と申しますが・・・」

奥様がタクシーのまえに現れた頃には、旦那も、ホロ酔い気分のフツーのサラリーマンの身なりに修復済みだった。

円満に領収書と、みみ太郎のHPアドレス入りの名刺を差し上げて失礼したのち、緩やかに加速する車内でICレコーダーの録音をオフにした。
そのアト、約五千円ご利用の乗客も帰りがけにゲットできたので、トクトク気分で帰社した。

 


1999 11/27 11:39
タクシー客が危惧する「2回来る」2000年パニック


金曜日の深夜、新宿歌舞伎町で高額な飲み屋の黒服風の男性がみみ太郎のタクシーを止めた。
 路地の交差点で退避場所が無かったが、その黒服氏が周囲の車に最敬礼して待ってもらっているうちに店の女性に見送られて派手なサスペンダーにダブル・カフスのワイシャツの久米宏ふうのビジネスマンが、一人乗りこんできた。

「オオッ!いいねえ!オレとおんなじ、テヘ!」

運転席のみみ太郎のズボンを吊っているサスペンダーを指差し、いきなりゴキゲンな第一声を飛ばしてきた。

こーゆー、バリっとした服装で夜の街を豪遊するのは、住まいも高価な、都心に程近いもので、往々にして深夜の3割増のタクシー料金でも数千円程度の場合が多い。

行き先はヤッパ五千円弱のトコを指示してきた。

ま、しゃあない、しばし楽しい会話に期待しよう。

この乗客、「明るいお酒」のひとのようで、落語家のように快活でユーモアに富んだおしゃべりだ。

みみ太郎と漫才のような歓談のなかで、彼の職業の映像がだんだん鮮明に浮かんできた。

どうやら、大手自動車メーカーから引き抜かれた、ソフト会社の腕利きシステムエンジニアらしい。
 話を半分に割り引いたとしても、中堅の証券会社の2000年パニック対策のチーフをまかされているようだ。

そこで、バカなくせに好奇心旺盛のみみ太郎、いろんな茶々やヨイショで笑いを取りながらも、結構、興味ふかい話題を得られた。

時に二つの事柄は、印象深かった。

@年式の古い乗用車のエンジン制御コンピュータは、まず、大丈夫
・・・・単純すぎて、時計の機能を有するチップなどがないから、だ、そうだ。
みみ太郎の旧式なクラウンの電子制御エンジンは、どうやら、来年も活躍できそうで、ホ。

Aプロが恐れる2000年パニックは1月4日の朝がヤマ場だ!!
・・・・新年、社会の経済活動が一斉に始まったとき、現在、専門家が個々にテストしたシステムが「新年仕事初め」ですべての産業用のシステムの立ち上げで予想外の重大障害の可能性アリ!!

まあ、時差を考えると、正月午前零時も1月4日のアサイチも、オーストラリアあたりが日本より3時間早く、世界で一番日付や時刻が早いのかな?
そのへんが注目だな。


 




1999 11/28 09:55
かわいい!たまんねーぞ!全米キャンペーン中の新型ビートル改造のポケモンカー!


ピカチュウの耳と尻尾の付いた黄色い新型のフォルクスワーゲンビートルの側面からの写真がフォーカスかなんかに載ってるのをコンビニでたまたま、立ち読みしてて発見した。

ルーフ前端にピカチュウの耳、傾斜したトランクリッドに稲妻型の黄色いしっぽ、ルーフからサイドパネルにかけての茶色いシマ模様に
サイドパネルやドアの下のほうにはカワイイ手足の書きこみ・・・・・

やい!フォーカス、このヤロー!なんで正面からの写真も載せねーんだ、バカヤロー!

どうやらヘッドランプまわりには赤いホッペタの書きこみも、かすかに見えるのだが・・・

いやあ、ピカチュウのカオも見たーい!

黄色い新型ビートル買っておんなじ改造したいもんだ。

そういやあ、タクシー流してて、虎ノ門の城山ヒルズにある、TV東京本社の入り口の、ブランコに乗ってニコニコ笑ってるピカチュウの大型ディスプレーの前に来ると、ホントに心が和んでくるんだよなあ。


 



1999 11/30 21:20
ここがヘンだよ犯罪報道!


ゆうべ、タクシーで、今回の、悲惨な幼女の誘拐殺人の舞台になったエリアを通ったら、ご乗車中のお客様が、このあたりが、ご実家とかで、事件にまつわるこの地域のことや少年期の思い出などを、おうかがいした。

で、今回の事件の加害容疑者の女性に話題が移った。

「やっぱ、心を病んだ人ですよねえ。」・・・

最近、経済政策失敗の社会不安か、失業不安か、精神を病んだ人間による重大な犯罪の報道が多い。

いままで、心神耗弱状態で刑事責任が問えない可能性のある容疑者に対するニュースや娯楽ワイドショーにおいてのマスコミの一般的な姿勢は「犯罪者といえども、精神に異常アリ、もしくはアリそう、なら実名やプライバシーの暴露は控える」
ココがポイントだ!

容疑者が正常であれ、精神病者であれ、たとい、精神病者を理由に刑事訴追を免れたとしても、通り魔殺人やハイジャック犯などは再犯の危険性、社会に及ぼすリスクはきわめてデカイと、みみ太郎は思う。

そいでも、ケーサツが正常者かどうかの鑑定するまえから、マスコミは、けっこう、氏名やプライバシーをふせてたジャンかよお、

つまり、マスコミの胸先三寸だよな?

違うか?オイ?!

で、モンダイなのは、今回の「マスコミ判断」だ・・・・・

今までの判断ではケーサツによる精神鑑定をまたずに「マトモじゃなさそうな奴」の犯人情報を「プライバシー保護」してた。

だけど、今回の誘拐殺人の容疑者、ゼンゼン正常な精神に見えるか?
まだ当局の精神鑑定もしてねえよな?

それから、いままでの凶悪な通り魔やハイジャック犯と同じ位に「再犯による社会に及ぼすリスク有り」とマスコミは判断してるんか?

このHPをご覧の皆さま!

そのへんをよーく考えてみてください!

なんで、今回の犯人ばっか、マスコミは徹底的に追い込むんだあ?

捜査当局による犯罪の真相の完全な究明と、司法による、罪を犯した者への公正かつ厳正な裁きが必要なのは、どの犯罪も皆同じく重要だ。

だけど、マスコミの個々の報道が罪を犯した者に対する「社会的制裁」の程度や性質を左右することも厳然たる事実だ。

なんか、今回の「精神の異常が疑われる容疑者」に対して、他の犯罪の報道よりも「晒し者」にし過ぎてると感じるのは、みみ太郎だけだろうか?

なあ、マスコミさんヨォ、正義を旗印に視聴率稼ぐんならさあ、悪役スターの商工ローンに多額の出資した大銀行の役員とかさあ、連立政権の座まで手に入れた宗教団体の親玉を追っかけるとか、「ネタになる個人」、もっと他にもイッパイいるでしょ?

「強きを助け、弱きを挫く」みみ太郎だから、キモチはわかるけどさ・・・・・
 

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