−−−−暑さに負けた日−−−−住まい編−−

 梅雨もいつの間にか明けてしまい、本格的に暑い季節がやってきました。毎年、この時期になると、思うのは、「去年はどうやって過ごしたっけ?」ということ。こんな暑さを、倒れもせずに乗り切った方法は何であったか、なんてことは、毎年、晩秋くらいまでには、忘れてしまっている。情けない記憶力のせいか、昨年は冷夏だったのか、それすらもわからない。
 ということで、今回は、私の「夏」についての話に、ちょっとお付き合い願います。あなたの気付かなかった、生活の知恵がみつかるかもしれないですよ(ってことはないだろうな)。

「今年は、やっぱり扇風機を買おうと思ってるの」
 と、言うと、たいがいの人は、驚く。そう、この6畳のアパートには、夏のための電化製品が全く無いのである。
 暑さに強いわけではないし、暑いのが大好きなわけでもないけれど、昨年の夏は、扇風機無しで過ごしてみようかなと、思い、ま、それでも過ごせた訳なのだった。やっぱり、今年よりは、涼しかったのかなぁ。
 で、どうやって暖ではなく冷をとっていたかというと、
  1. 「あおぐ」 うちわや雑誌や新聞紙など、とにかく手元にあるものでパタパタとあおいでました。
  2. 「氷を使う」 知人から教わったのだが、ボウルに氷を入れ、テーブルの上にどん!と置くのである。見た目だけでなく、本当にちょっとは涼しくなる。氷の上からうちわであおぐと、なかなかの涼風も得られます。
  3. 「換気扇を使う」 換気扇を回すと、少しは、部屋の空気が動くのである。対面の窓を開けると効果大。
 このようなものでありました。
 友達に、話したら、皆、口を揃えて「そういう貧乏学生みたいなことは止めなさい」というのである。だが、そう言いながら「でも、そういう生活似合うよね」「タライに水を入れて足突っ込んでいそうだし」とも言うのだ。やはり、スーツを着ていても、私生活はにじみ出てくるのだろうか。
 しかし、今年の暑さは、かなりキツイものがある。気候のせいか毎年増える年令のせいかはわからないが、このままだと、秋口あたりに倒れてしまいそうな予感がする。仕方がない、主義を曲げて、せめて扇風機は買おうと決心し、カタログを眺める真夏日であった
(おわり)



−−−−しんとうめっきゃくすれば−−−−心構え編−−

 どんなに暑い1日だって、できるだけ快適に過ごしたい。そんな人への心構えをお教え致しましょう。

その1 「覚悟する」
 夏は、暑いものです。当然です。朝、家を出るとき、今日は、今まで経験したどんな暑い日よりも、も〜っと暑いにちがいない。グチャグチャのドロドロになるくらい暑い1日だろう。と、自分に言い聞かせてみましょう。きっとそうやって覚悟した1日は、ずっと過ごしやすいはずです。ただし、挨拶で、「今日は暑いね」とか「ますます暑くていやになっちゃうね」などと言うと、その度、外気の体感温度が1度ずつ上がっていくことでしょう。

その2 「あきらめる」
 夏に、春や秋のさわやかさを求めてはいけません。第一、春や秋だって、本当に過ごしやすい日なんて、めったにあるもんじゃぁありませんから。だから、なおのこと、夏にそれ以上を期待すること自体間違いです。
 暑いのは、仕方がないんです。黙って、事実を受け入れましょう。
 大丈夫、ここは、日本です。いつまでもこの暑さは続きません。あと2か月、いえ、1か月半もすれば、絶対に、(今年の)夏は終わります。あせもだって、跡も残さず、きれいに消えますよ。皆で待ちましょう。

 以上です。これが、あなたの役に立つか、意味のないものとなるか、ということまでは、責任持ちかねますが、少しでも、素敵な夏を過ごしていただきたい、という思いで、2回に分けて、あまりにも長すぎますが、私、作者からの暑中見舞いということにさせていただきます。

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 蛇足ですが・・・・・。
 いやぁ、ほんとに暑いです。この猛暑の中、風邪をひいてしまって、世の中が暑いのか、自分が熱があって暑いのかよくわからないけれど、汗をダラダラ流しながら、打ってます。
 最近は、なぜか、なかなか眠れない日があったり、普通の人(もしくはそれ以下)並みの食欲に落ちてしまったり、午後になると下痢が続いたり(ただし仕事中のみ)と、自分の体力の限界をひしひしと感じております。おまけに、今日は、風邪で喉が痛いし、鼻水は出るし、傍で見ても熱があるとわかるほどの具合の悪さの中、泣く泣く残業をして、そんな状態だから、冗談言う余裕もないので、ついはっきりと物を言ってしまい、その人に嫌われてしまったかもしれない(私に非は無いが)。
 というようなヘロヘロの状態での文章なので、ま、皆さま、大目に見ていただけたらな、なんてずうずうすいことを願っております。あ、お願いだから、「だったら、コンディションのいい日に書けよ」という当然のつっこみはしないで下さいね。
(おわり)




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