(2002年)
Sorry,Japanese Only.




じるこん堂こるちが主催(?)する
「織り句の会」(?)に参加しています。
 「織り句」とは、5・7・5の頭に、お題を織り込んで句を作ります。
できた句は、↓こちらに投稿しています。
「活字中毒者協会」
(http://www80.tcup.com/8032/koruchi.html)
興味のある方は、どうぞ気楽に参加して下さい。
創作日誌もどきは、
その日付の「みねたいむず」に書いている場合もありますので、
合わせて読むと、
もっとおもしろいかもしれません。



12月は、創作できませんでした。
とほほほ。



11月16日(土)
「織り句 もみじ」
もしかして
未確認飛行物体
信じられない

杜(もり)の都
宮城が誇る
四季の食


11月15日(金)
「織り句 もみじ」
物思う
見送る列車に
紫煙くゆらす

持ち前の
乱れぬ推理
シャーロック・ホームズ


11月14日(木)
「織り句 もみじ」
求めない
満たされなくとも
じっと待つ


11月13日(水)
「織り句 もみじ」
萌える葉に
見え隠れする
しみる日差し

もたれつつ
見上げる空に
白い筋(すじ)

桃缶を
見舞いの品に
しようかな

紋白蝶
南の風の
調(しらべ)奏でる



10月27日(日)
「織り句 ねぐせ」
年始から
くたびれたシャツの
生活さ

熱っぽく
苦しいくらい
せかさないで


10月26日(土)
「織り句 ねぐせ」
鼠小僧
雲隠れしては
世間騒がす

寝袋を
車に積んで
星座さがそう

年輪の
空白埋める
セレナード


10月25日(金)
「織り句 ねぐせ」
熱気球
空中散歩は
絶景かな


10月24日(木)
「織り句 ねぐせ」
ネオン街
クセになりそな
セーラー服


10月11日(金)
「織り句 ふせい」
フラれたよ
責めない眼差し
痛かった


10月9日(水)
「織り句 ふせい」
ふり返る
せっけんの香り
いつかの背中


10月8日(火)
「織り句 ふせい」
不確かな
線上に立ち
生きる我


10月5日(土)
「織り句 ふせい」
触れる手が
切なさ語る
いつわらず



9月28日(土)
「織り句 さんま(さ(ね)ま)」
散歩して
猫がいる路地
迷い込む

「織り句 さんま(さ(あ)ま)」
再会を
握手で誓う
真(まこと)の友


9月26(木)
「織り句 さんま(さ(し)ま)」
咲き誇る
しなやかに生きる
舞姫たち

「織り句 さんま(さ(き)ま)」
探しだせ
金銀財宝
魔法のランプ


9月25日(水)
「織り句 さんま「さ(こ)ま」」
寒くても
心にひとつ
またたく星を


9月24日(火)
「織り句 さんま「さ(あ)ま」」
サイダーの
泡のささやき
まねく夏


9月13日(金)
「織り句 すすき」
ステンドグラス
透かし輝く
銀の糸


9月12日(木)
 「織り句 すすき」
スカートの
すそひるがえす
清らかな風


9月5日(木)
 「織り句 すすき」
スイングの
ステップはじける
逆光線


9月4日(水) 
「織り句 すすき」
スタミナは
スパイス効かせた
キーマカレー

澄んだ空
裾野(すその)に映える
木々の紅(あか)

スパイ小説
スリルが迫る
霧の街


9月3日(火)
「織り句 すすき」
睡蓮と
スケッチブックに
君写す


9月1日(日)
 「織り句 すいか」
水月が
一献のひやを
飾る秋



7月26日(金)
「織り句 びきに」
昼下がり
期待のヒットに
握る汗

一休み
気持ちを切り換え
にこやかに


7月25日(木)
「織り句 びきに」
蜩(ヒグラシ)が
聞こえる神社で
にらめっこ

ひざこぞう
切り傷つくった
忍者ごっこ


7月24日(水)
「織り句 びきに」
人ごみに
消える流行
似た顔ばかり

ひじまくら
記憶の夏の
西日かな


7月22日(月)
「織り句 びきに」
冷やがいい
絹ごし豆腐と
にごり酒


7月6日(土)
「織り句 なごし」
なごやかに
小路(こみち)で迎える
白い花

なけなしの
小銭で占う
勝負運


7月4日(木)
「織り句 なごし」
波うちぎわ
恋心なでる
シンフォニー

夏すぎて
こるちは来るのか?
定禅寺ストリートジャズフェスティバル


7月3日(水)
 「織り句 なごし」
涙雨
故人のベースフレーズ
偲びつつ弾く



6月25日(火)
「織り句 けまり」
(全て未投稿)
化粧して
回る舞台で
リンボーダンス

ケシ育て
マジで捕まり
留置場

けものみち
曲がりくねって
旅情編


6月24日(月)
 「織り句 けまり」
月面に
まさかアポロが
離着陸

結婚披露宴
馬子にも衣装と
理屈こね

境内で
ままごとあそび
リラのごはん

牽牛(けんぎゅう)を
待ち焦がれては
流星(りゅうせい)になる

激論を
交え闘い
理解する


6月22日(土)
「織り句 けまり」
渓谷に
まぶしさこぼれる
緑陰路(りょくいんじ)

幻想的
惑わすマゼンタ
リキュールのプリズム


6月21日(金)
「織り句 けまり」
月光に
紛れ妖(あや)しい
竜(りゅう)の舞

 軽快な
マンボのリズムに
リフレッシュ


6月14日(金)
「織り句 ばいう」
葉擦れ聞き
異国の風に
うたかたの夢


6月13日(木)
「織り句 ばいう」
ハーモニカ
いい音出ない
うまく吸えない

バカンスは
いらだち忘れて
海へ行こう

はかなげな
いちずな想いを
映す手鏡


6月12日(水)
「織り句 ばいう」
浜風に
言わぬが花よと
うちあける

バッカスが
言ったか飲んだか
うまい酒



5月28日(火)
「織り句 あおい」
荒波に
己の弱さ
潔く(いさぎよく)

愛すれば
乙女は密かに
命織る

相合傘
送って行こうか
いなせ男


5月27日(月)
「織り句 あおい」
朝風呂と
おいしい酒が
生きがいさ

雨宿り
躍る川面と
糸柳

暁に
思い描くは
一陽来復(いちようらいふく)


5月22日(水)
「織り句 あおい」
赤ちょうちん
おでんを肴に
一杯目

ありがとう
おめでとう
いい響き


5月3日(金)
「織り句 かぶと」
風さそう
二人で日暮れを
遠回り

駆けぬける
深まる闇に
溶けるよに



4月22日(月)
「織り句 さつき」
サビついた
鍔(つば)に手をかけ
斬る仕事


4月21日(日)
「織り句 さつき」
さしだされ
つがれた冷酒を
きゅっと飲む

桟橋で
積もる雪 待ち
きしむ番傘


4月5日(金)
 「織り句 ひなた」
一枝と
流れる帯と
手折る(たおる)指


4月4日(木)
「織り句 ひなた」
ひばり鳴く
菜の花畑に
旅心


4月3日(水)
「織り句 ひなた」
ひだまりで
仲良く昼寝の
タマとミケ



3月18日(月)
「織り句 わかれ」
和歌を読み
下弦(かげん)の月と
冷酒 干す


3月16日(土)
「織り句 わかれ」
忘れない
かなしい記事に
鎮魂歌(レクイエム)


3月15日(金)
「織り句 わかれ」
別れぎわ
隠した涙に
レスキュー隊


3月8日(金)
「織り句 うすい」
歌返す
すだれに衣(きぬ)の
色にじむ


3月7日(木)
「織り句 うすい」
うまい酒
澄ませば 三味線
一期一会


3月6日(水)
「織り句 うすい」
海砂を
すくい こぼれる
命かな


3月2日(土)
「織り句 うすい」
薄紅(うすくれない)
すうっと一筋
粋な春


3月1日(金)
「織り句 うすい」
うとうとと
睡魔が襲う
一日中



2月20日(水)
「織り句 うめみ」
ウクレレの
メジャーコードで
ミニライヴ


2月16日(土)
「織り句 うめみ」
美しき
めくるめくワナ
身にからむ


2月4日(月)
「織り句 いわし」
いい女
笑いかたにも
しとやかさ



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みねがとおります