(2001年)
Sorry,Japanese Only



*****はじめに*****

 先日(2月25日)、毎年恒例の内ケ崎酒造店(鳳陽)さんの酒蔵開放に行ってきました。
 非常に歴史があり、良い酒を醸す蔵でありながら、気取ったところがなく、個人的にとても好きな蔵元です。毎回、杜氏さんのあいさつがあって、話の内容や表情から、その年の酒の出来具合を、うかがい知ることができるのですが、今年は、朴とつとして、おだやかな表情の中にも、誇らしげな印象があったので、上々の出来と察しました。
 しぼりたての酒が思う存分飲めるので、さっそく飲んでみると、「う〜ん、うまい」の言葉のみで、生きていてよかったと実感しました。多少飲みすぎて酩酊しながらも、蔵元で5種類の酒を買ってきましたので、順次、飲み比べてみたいと思います。



「本醸造 鳳陽(ほうよう)」
 非常にさわやかな辛口の酒で、すっきりとしている。嫌味なところがなく、飲み飽きない。飲んでいて安心できる酒。


「蔵の華純米吟醸酒 鳳陽」
 大吟醸に勝るとも劣らない華やかな香り。やや軽めの飲み口。それでいて米の旨味、コクがある。


「純米酒 鳳陽」
 純米ならではの力強さ、ふくよかな香りがある。味は、すっきりとまとまっており、旨口。


「大吟醸 鳳陽」
 美山錦の大吟醸。香りはもちろん、味のボリューム感は、さすがという感じ。米のしっかりとした味わいが伝わってくる。


「本醸造原酒 鳳陽しぼりたて」
 濃醇な味と香りは、まさに、しぼりたての酒。アルコール度数は、やや高いが、くどくなく飲みやすい。フレッシュな香りが良い。



 全体的に鳳陽さんの酒には、とてもきれいなイメージがあり、どの酒をとっても、色沢はもちろんのこと、香りも清澄な感じがします。蔵のこだわりと杜氏の技との、みごとな結晶なのでしょう。来年も楽しみです。



minexyz
みねがとおります