HISASHI talks about JIRO

■JIROはね、ベースの音が良くなった。すごく良くなった。直接本人には言わないけけど(笑)。結構練習してるんじゃないかな?影の努力家みたいなところは感じるからね。研究熱心なところもあると思うし。初めてリハーサルやったときはビックリしたけどね、下手で(笑)。それがここまで成長するとはその頃は思ってもなかった。
 音楽的にもヴィジュアル的にも自由奔放な変わり方はしてるかもしれないけども、GLAYの大事なところっていうのを一番知ってるメンバーかもしれないですね、JIROは。本当にベーシストらしいベーシストなんだけども、それだけじゃなくて華やかな部分も出すっていう。そういうところではJIRO一人でもGLAYらしい感じはしますね。この3人(HISASHI&TERU&TAKURO)が悪ノリすると地の果てまで行っちゃうんですよ(笑)。それをちゃんとGLAYの線で切ってくれるというか。音楽やってる以上、音楽での冒険っていうのはこれからもどんどんやって行きたいんだけども、例えばGLAYが本格的なブルースをやろうかってなったときにJIROが”それは違うんじゃない?”っていうことを言ったりもしますしね。
 あと、真っ直ぐではありますね、何に対しても。曲がったことが嫌いというか。そういう意味ではGLAYの中で一番男らしいかもしれない。前回のアリーナ・ツアーでもステージの真横とかの席のお客さんは見えにくいだろうからっていうことで開場前に客席に行ってチラシにサインしておいたりとかね。実際ボクラも高校生の頃とか中学生の頃とかライブに行って”全然見えねぇよ!”っていうこともあったんだけど、そういう気持ちは一番持ってるかな?
 ほめすぎてるなぁ(笑)。マンガのヒーローみたいでイヤだなぁ(笑)。何かないかなぁあ、JIROはすぐ煮詰まる(笑)。それも全然せっぱ詰まったときの煮詰まりじゃなくて、例えばこういんインタビューでもすごいうるさい環境の中でやるのは苦手だし。そういう部分では神経質では有ると思う。俺とかTAKUROなんかは全然平気なんだけど、ひとつのことを集中してやりたいっていうのは一番強いかもしれないな、JIROは。
 JIROにメッセージですか?そうだなぁ”ライブでは一番近いところにいるけれども、気持ち的にはお互いGLAYの中で端っこ同士でいようね”って感じですかね。

(HISASHI)


JIRO's favorite GLAY song

『原色の空』
   from "BEAT out!"

■初めてテイク的に”やったぁ!”っていうような気になった曲だから。それまでは”大丈夫かなぁ?”と思いつつやってて、大丈夫だから音源にしてたんだけど、なんかここ一番突き抜けてない感じっていうのがあって。それが「原色の空」は最初に曲聴いたときにもう”カッコ良い!”と思ったし”来た!”と思ったから。このアルバム『 BEAT out! 』ってそういうテイクがいっぱいあるんだけど、もう勢いで録っちゃったものが多かったから。それが1位になったっていうのは嬉しかったしね。そういう意味ではこの曲かな?実は『 REVIEW 』にも推してたんだけど、もうちょっとコアな曲でいいかなと思って外したんですよね。この曲はあんまりメジャーになっちゃいかんなと思って。

(JIRO)

■HISASHIくん、JIROくん褒めまくり?^^;



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