JIRO talks about TAKURO

■TAKUROクンと初めて話したのは俺が高校三年の5月ぐらいかな?・GLAYはもう東京に出てて、函館に帰って来てライブをやったんですよ。そのときに俺は函館で”ピエロ”っていうバンドをやってて、東京には行かないつもりだったんです。函館で就職しようと思ってて。そういう話をしたら”もったいないよ!来なよ!楽しいから!”って。それで東京に出ようと思ったんです。だからあのときTAKUROクンにそう言われなかったら今のGLAYはなかったかもしれない(笑)。
 寂しがり屋ですね、TAKUROクンは。パーティごとがスキなのはそうなんでしょうね。自分の周りの人間が良い顔をしてないと不安で不安でしょうがないというか。それによって自分が幸せになってるから。結果的には周りの人たちも幸せになるんだけど、それは自分の幸せにつながってるから、もしかしたらそこは意図してるかもしれない。
 そういんばね、昔、みんなでTAKUROクン家に集まったときに、朝の4時半ぐらいまで飲んでたんだけど、TAKUROクンが眠くなってパッとたって”みんな帰れ!”って言い出して、”そこにゴミ袋あるからみんなゴミ拾って、下にゴミ置き場あるから捨ててけ!”って。それでみんんあでゴミ集めて帰ったら来る前より綺麗になったっていうことがあったけど(笑)。
 楽曲に関しては俺らにすごい頼ってるところがあると思う。”俺が素材を持ってきたから後はなんとかしてくれ”って。だから俺らが好きなことをやれてるんだと思う。そうじゃなかったら俺もこんな髪の色変えたりとかピョンピョン跳ねたりとかしてないと思う。ライブとかずっとやってると”俺はこれでいいのかな?”と思こともあるんんだけど、TAKUROクンが俺に望むところってそこもすごいあるから、”あ、これでいいんだ!”って。”TAKUROクンに音楽をしっかりやってもらえれば、だったら俺はそれを広める作戦に出よう!”って。そう思えるようになった。
 TAKUROクンはすごくタフになった。昔はすごい細かったけど、最近は”他人は他人”って感じになったからね。そういう意味では誰よりもGLAYのことを好きな人なんじゃないかな?俺が他のメンバーを好きな以上にTAKUROクンは他のメンバーを好きだと思うし、GLAY自体もすごい好きだと思うし、周りの人のこともすごい好きだと思う。
 ただ、最近はムリに””俺について来い!”って言ってる感じが、すごい強がってる感じがする。例えばリハーサル中すごい煮詰まってるとTAKUROクンが”大丈夫!これでいこう!”って言ったりとかね。後で聞くと”いやぁ、ああでもしないとあの雰囲気は壊せなかったからさ”ってボソッと言ってるけど(笑)。GLAYもこれだけ力量がついたし、もうちょっと自信をもって。それこそ”pure soul”じゃないけど、原点に戻ってバンドを楽しんでくれればいいな。

(JIRO)


TAKURO's favorite GLAY song

『 HOWEVER』

■曲も詞もサウンドも、そのときのバンドの状況もそうなんだけど、GLAYの音楽の1回目のピークのような気がする。擬人的に言うと、一番最初にGLAYが頂点に立ったときの生き証人みたいな、そういう意味合いを持ってる曲なんじゃないかな?次のピークがいつになるかわからないけど、将来、GLAYの歴史を書くときに絶対太字で書かれるような、そういう曲だと思うな。

(TAKURO)

■つい3年前のお話。JIROさんが「TAKUROクンは細い人だ」って表現しています。(^^;「pure soul」を掲げたロングツアーを終え、20万人の幕張ライブの後、TAKUROさんは太く強くなられたんですね?答えは・・・「HEAVY GAUGE」の中に。



< R