かぶとむし


   8がつ20にち てんき・はれ
 きょうぼくは、おばあちゃんとエミちゃんとぼくで、おみやさんのおまつりにいきました。ぼくはチョコバナナとやきそばとかぶとむしをかいました。エミちゃんはきんぎょすくいばっかりやってたけど1ぴきもすくえませんでした。
 かえりにかぶとむしのエサのきゅうりをかいました。

   8がつ21にち てんき・はれ
 きょうのあさかぶとむしをみてみたら、かぶとむしはうごきませんでした。おとうさんが、
「あー、しんじゃったなあ。」
 といいました。ぼくはがっかりしました。そしたらおばあちゃんが、
「たけひこ。いきものはしんでもまたうまれかわるんだよ。」
 といいました。ぼくは、
「かぶとむしもしんだらうまれかわるの?」
 とききました。そしたらおばあちゃんは、
「かぶとむしみたいなこんちゅうは、しんだらもっといいどうぶつにうまれかわるんだよ。」
 といいました。
「いいどうぶつってなに?」
 ってきいたら、おばあちゃんは、
「たぶん犬かねこだよ。」
 といいました。だったら、よかったなあとおもいました。

   8がつ22にち てんき・あつい
 きょうぼくは、エミちゃんとひみつの山にあそびにいきました。そしたら木のところにかぶとむしがいました。ぼくはエミちゃんに、
「かぶとむしがしんだら犬かねこにうまれかわるんだよ。」
 とおしえてあげました。そしたらエミちゃんは、
「ふーん。だったらころしてあげようよ。」
 といいました。ぼくは、
「そうしよう。」
 といいました。ぼくは石でかぶとむしをふつぶしてころしてあげました。かぶとむしはぐちゃぐちゃになりました。
 そしたら犬がいました。エミちゃんは、
「犬がしんだらなにになるのかなあ。」
 といいました。ぼくは、
「きっとにんげんになるんだよ。」
 といいました。だから犬を木のぼうでたたいてころしましてあげました。なかなかしななかったけどやっとしにました。
 ぼくがいいました。
「にんげんがしんだらなにになるのかな。」
 エミちゃんがいいました。
「きっとかみさまになるんだよ。」
 ぼくはそうだとおもいました。だからエミちゃんを木のぼうでたたいてころしてあげました。犬よりかんたんにしにました。
 いえにかえっておかあさんに、
「エミちゃんはかみさまになったんだよ。」
 といいました。そしたらおかあさんは、
「あはは。」
 とわらいました。だからぼくも、
「あはは。」
 とわらいました。
 


妄言王のアとガキ

褒貶の差が最も大きかった拙作。

Back