国壊…もとい国会代表質問
「総理は国民の反対を押し切り、来年度より消費税を十パーセントにする法案を強行採決しようとしています。このような乱暴な理不尽が許されてもいいのでありましょうか?」
「そうだ、そうだ!」←当然サクラ
「内閣総理大臣、田村晋太郎君」
「政府には金がありません。だから徴収します。実に自然な流れではありませんか。どこが変だとおっしゃるのか理解に苦しみます。それでも悪法だと言い張るなら、野党一丸となって採決を阻止すれば良いではありませんか。与党の基盤は固いのだ。覆せるものならやってみろと、私は声を大にして言いたい」
「売春禁止法を撤廃した理由を、総理に問いたい」
「内閣総理大臣、田村晋太郎君」
「私にはわかりかねます。前総理の木幡氏が積極的に進めたことですので、御本人に直接お尋ね下さい」
「総理は賭博禁止法の撤廃を望んでおられるそうですが、その理由をお尋ねしたいと思います」
「内閣総理大臣、田村晋太郎君」
「私が、賭け麻雀が大好きだからです」
「与党は、刑法の猥褻物陳列罪に関する一切の条文を削除する方向で意見が一致しているようですが、当該条項を削除せんとする理由をお尋ねします」
「内閣総理大臣、田村晋太郎君」
「長老である曾根崎氏の鶴の一声で、我が党が一致団結したのです。曽根崎氏の綸旨には党の誰も逆らえません。この私も例外ではありません。おそらく曽根崎氏の思惑は、私における賭博禁止法廃止の場合と酷似しているものと思われます」
「総理は大手証券会社から闇献金を受けているとの噂がありますが、真偽は如何に?」
「内閣総理大臣、田村晋太郎君」
「まったくのデマです。なぜならば、私よりも優先的に献金すべき大物政治家を彼らは知っているからです」
「それは曽根崎氏のことですか?」
「御想像にお任せします」
「総理は『国会での証人喚問における嘘発見機常設に関する法案』を裏工作で握りつぶしたそうですが、何故ですか? 国会の暗部にメスを入れる良い法案だと思うのですが」
「内閣総理大臣、田村晋太郎君」
「理由はふたつあります。ひとつはご想像の通り、嘘が露見したら困る議員が大勢いるからです。あまり大量に困る方々が現れると、国会が崩壊しかねません。もうひとつの理由は、嘘発見機は脈拍や呼吸の乱れによって反応するので、どんな嘘をついても微動だにしない厚顔無恥な方々を対象にしても無意味だからです。すなわち、税金の無駄遣いなのです」
妄言王のアとガキ
「総理大臣は無能」「一国の宰相たる器ではない」
「誰がやってもおんなじ」「腹黒い」「アホ」
このような罵詈雑言はイヤというほど聞けるので、あえて無能な総理大臣を主役にして、
堂々と本音を語ってもらおうと思った。それ以上の意図は、多分無い。