レイン・ガール
友達に招待されたクリスマスパーティー。
「どうせ」とおもって、傘をもってでかける。
だけど、雨も雪もふらなかった。
とってもごきげん。
だったのに、足をすべらせて川におちた。
ものはためし、とおもってうけた二流大学。
奇跡的に合格。
クラスのみんなから、拍手の雨あられ。
大学の新人歓迎会。
先輩たちから、ビールの雨。
口から胃袋がでてくるかとおもうほどはいた。
成人式。
あたしの人生のなかで、最大級の集中豪雨。
道路は川。
家は床上浸水。
着物をぬらさず会場にいくことなんか、どう考えても無理。
貸衣装代だけじゃなく、クリーニング代もとられた。
就職。
雨具をあつかっている会社だけが内定。
大笑いした。
デート。
もちろん雨。
彼が何気なくいった。
「ぼくの人生って、大事な日にはいつも雨がふるんだ」
傘の下、キスの雨。
結婚式。
ふりしきる雨。
いつもにくったらしい雨。
でも、今日だけは二人を祝福してくれてるようにおもえる。
あたし、ふとかんがえちゃった。
もし彼が浮気をしたら、やっぱり血の雨がふるのかな…なんてね。
妄言王のアとガキ
「雨女」だと妖怪みたいなのでやめた。