本当に有難う


tenshi-ham


平成12年10月23日、私は北海道帯広市から東京へ転勤してまいりました。
その時に餞別替わりに「ゆき」ちゃんと「さゆり」ちゃんからもらったのが「うめ」ちゃんです。
最初は臆病者で触ると「キーキー」と泣いていたものですが、慣れるに従っておてんば娘の本領を発揮して脱走ばかりしておりました。

そんな「うめ」が平成14年9月10日に死去しました。
私のところで生活すること1年10ヶ月・・・・
いつもは朝は寝ていて顔を見せることのない「うめ」ですが、10日の朝は珍しく顔を見せてくれました。しかし、ケージをガリガリすることも無く私の顔を見ているだけ。
ケージの入口を開けてあげるとヨロヨロと出てくる「うめ」ちゃん。
最後の力を振り絞って私にお別れの挨拶に来てくれたのでしょう。
私にはどうすることもできません。静かに頭をなでて「今まで有難う」とケージに返してあげました。
そして会社から帰宅して真っ先にケージを見ると、冷たくなった「うめ」がいました。
今まで何匹かのハムスターを飼ってきましたが、他人から貰ったのは「うめ」が初めてです。
寿命とは言え、長生きさせてあげれなかったことに「ゆき」ちゃんと「さゆり」ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして、東京転勤後の荷物整理が終わるまで預かってくれた「ゆか蔵」、名前を頂戴した「梅さん」にもお詫びいたします。
転勤後の慣れない環境で仕事でストレスの溜まることが多かった生活を「うめ」にはずいぶんと助けられました。
一番の思い出は掃除機吸い込み事件。
ケージの掃除中にチョロチョロしている「うめ」に冗談半分で吸い込むぞーと掃除機の吸い込み口を近づけたら、何と本当に吸い込んでしまい、掃除機の中で埃にまみれていた「うめ」
一瞬死んでしまったか?と思いましたが、1時間もしたら元気になり安心したという事件です。
北海道に2度も里帰りしたのも楽しい思い出です。車の助手席の足元にケージごと積んで移動するのですが、真夏の30度を越す関東から一夜で10度以上も気温の低い北海道へ。さすが道産子「うめ」はそんな涼しい北海道が好きみたいで北海道に行くと暴れまくっていました。
そんな「うめ」の様子を紹介しますと言いながらいつもながら何もしていない私。
現在飼っている「まつ」が死んだらこのサイトは閉鎖します。
二度とハムスターは飼いません。
そして私だけの思い出として記憶媒体に保存します。
それが今まで飼ってきたハムスターへの償いみたいなものです。

「うめ」ちゃん、本当に本当に有難う。
安らかに眠ってくださいね。

                                  平成14年9月10日 

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