サムライの記録10-ゼムリャンカの中

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ゼムリャンカの中 ― 通訳の部屋
中隊の生活とは異なり、ゆとりのある自由な時間に救われた。
私には楽しい思い出の勤務であった。
ペチカの煙突近くには山つつじの枝を生け込んでおくと、外は雪でも、中は早くも春が来ていた。

(解説)
父達が入ったのはドイツ人捕虜の入って居た古い方で、虱が多くて困った様だが、このゼムリャンカ は日本人が来てから、日本人によって増築された新しいもので、憲兵隊を中心にした通訳が入ってい た。 又加藤様は人格的に人に好かれるタイプの上、最若年だったので、皆さんから可愛がられたようであ る。
苦しさの中でもタンポポやつつじなど花が記憶に残るとは・・・素晴らしい事ですね。