サムライの記録2-スレシェンスクにて

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シルカ河(アムールの支流)渡河船風景、箱型船はワイヤーロープ伝いに対岸と往復を繰り返した。
凍結すると広い道路に変わってしまう、川の交通機関である。

(解説)
遠景に汽車が走っている、これはシベリア鉄道ではない。シベリア鉄道の支線で、スレシェンスクは その終点である。
ここで父達シャフタマへ送り込まれた1500人は捕虜輸送列車から降ろされた。
「この河は橋も無く、幅が広いので渡れないのでシャフタマへは行けない」との情報からシャフタマ の埋葬地調査が遅れたのである。
私も2003年に行った時はこのルートからは行かず、別の道から行った。今年どうでも此処を見たく、 帰路通過したが、長い立派な橋が架かっていた。
このスケッチは帰還兵にとっては大変人気があり、江上軍医の抑留記の表紙にも使用された。