サムライの記録7-冬の水汲み作業

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酷寒でも小川の湧水は表面は凍るが叩くと水がにじみ出た。
真冬になると湧水の流れが凍り1メートル位に盛り上がった氷の井戸となる。

(解説)
人間が生きて行くには絶対に水が必要である、私はそこに目を付けて、水源の情報を求めた。 「近所のロシア人もここに水汲みに来ていた、湧水が凍って縁が高くなった」と山澤様 他より情報を頂いたので、それはどの辺りか随分お聞きしたが、中には担当の仕事が違 うからなのか1年半もそこで生活されながら、ご記憶にない方も居られた。
「馬橇で黒毛の馬が運んで呉れた水が我々1500人の命を助けてくれたことを想い出しま す」とこの収容所のNO.2だった方から証言頂いた。
そして私が訪れた時まずその場所を村長に聞いた、先導して案内された所は3メートル 四方の埋められた跡地であった。
このスケッチほど収容所から離れていない場所だったが・・・