サムライの記録8-使用した食器と工具類

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伐採作業の帰りには必ず一人一本薪を持ち帰った。炊事の薪不足はすぐ解消する。
ポケットに手を入れて歩くと、ソ連兵にはすぐ注意してくる。転ぶと危ないからだ。 しかし寒いから自然と手を入れてしまう。

(解説)
白樺で作った箸・スプーン・ホーク・・・必要だから作ったと云えばそれまでだが、 実に良く出来たものがある。その他マージャンパイや将棋の駒と云った娯楽用品も新宿の平和 祈念特別基金の展示場で見られる。鋸は二人用で押した時切れる、秤は食糧分配の公平さを 計ったようだ。私はキャンプ生活でなく、戦時中の水筒・飯盒を見た最後の年代である。