楽苦画飢28-戦友の埋葬地探し

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この夏柴谷様にご同行頂き、ここの遺児3名で出掛けた。その為 25名の帰還兵の方に最後の御願いとして「些細な情報でもご提供下さい」とお手紙を出 した。毎日の様にお手紙を頂いたり、お電話が来た。 全く新たな情報は無い。「これまで得た情報で間違いない」と再確認頂き、頑張れとの激 励を頂くものが多い。 大きく逸脱する情報はないが、収容所内から埋葬地を眺める部分で、「収容所の中から見 えた」が3名のみ、 それ以外は「収容所の中からは見えなかった、収容所の門を出た所 から見えた」又は「門を出て坂を下った所で後ろを振り返ると見えた」とに別れ、このス ケッチが書かれた柴谷様を含め、一番多い情報である。
厚生労働省から東西に250メートル、山の斜面高さ70メートルまでの範囲を10メー トル間隔で描いた地図を頂いた、昨年試掘した59箇所や長峯氏の供養した場所として記 入され、GPSで調べた東経・北緯もメンションしてある。