荒辞苑 や〜わ行[9]2003.1.11
| やまぶき・の・さと【山吹の里】(荒)太田道灌にまつわる伝説。新宿の面影橋が有名だが、荒川区内でも伝承されている。京成町屋駅近くの臨済宗の寺院・泊船軒の山門付近に「山吹の塚」がある。伝承される娘は地元の有力者の娘のことであるとする。『七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞ悲しき』(後拾遺和歌集・中務卿兼明親王) | |
| ゆうやけ・こやけ【夕焼け小焼け】(東日)第三日暮里小学校在職教師による作詞。高井宮吉先生(中村雨紅)<明治30年・1897〜昭和47年・1972>は、師範学校卒業後の大正5年(1916)に、日暮里町第二日暮里小学校に赴任し、同8年(1919)第三日暮里小学校に転任した。以降、12年まで三日小に在職したが、その期間に、「夕焼け小焼け」を作詞している。大正12年に雑誌に掲載され、長野市出身の作曲家・草川信によって名曲が完成した。 雨紅は、生まれ故郷の八王子・恩方(おんがた)から通勤をしていた。帰宅中のふるさとの夕焼けを見て作詞したという。草川は長野の夕焼けを思い出して作曲したと言う。全国各地に「夕焼け小焼け」にちなんだ碑が多くある。荒川区でも、第二日暮里小前に「ゆうやけこやけの碑」が、第三日暮里小前に「夕焼け小焼けの塔」がある。 | |
| ゆうやけ・だんだん【夕焼けだんだん】(西日)日暮里駅北口御殿坂から谷中銀座に通ずる階段坂。平成2年(1990)10月、公募により命名される。命名者はタウン誌・谷根千の森まゆみ氏。何の変哲もない階段坂であるが、西向きのため、夕焼けを眺める眼下に谷中銀座の喧騒が広がるシチューエィションである。一帯は、平成8年(1996)、NHK・朝の連続テレビ小説「ひまわり」の舞台となった。(松嶋菜々子主演) なお、現地での表記は「夕やけだんだん」となっている。 | |
| りーでんす・たわー【リーデンスタワー】⇒東日暮里五丁目地区市街地再開発事業 | |
| りばー・はーぷ・すくえあ【リバーハープスクエア】(南)南千住の高層住宅群のあるエリア。白鬚西地区に隣接する旧国鉄用地の「南千住地区住宅市街地総合整備事業」センター工区・E街区(住宅用地)に相当。32階建て2棟、38階建て1棟等からなる。前者は都営南千住四丁目アパート(東京都住宅局賃貸住宅)とトミンタワー南千住四丁目(東京都住宅供給公社賃貸住宅)で、後者はリバーハープタワー南千住2号棟(都市公団賃貸住宅)である。
高層ビル棟は2000年に完成している。リバーハープタワー南千住2号棟は荒川区で一番の高層ビル。(平成14年・2002現在) なお、西側のW街区は平成16年(2004)に仮称・フェスティブガーデン南千住などの商業・スポーツ施設が開設され、40階程度の高層賃貸マンションも計画されている。 |
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| りばー・はーぷ・ぷろじぇくと【リバーハーププロジェクト】(南)南千住駅東口エリアにおける都市公団関連事業の総称。南千住地区住宅市街地総合整備事業の大半を都市公団が担当するため、実質、南千住地区住宅市街地総合整備事業と同義に近い。リバーハープタワーを中心とするリバーハープスクエアとその隣接商業地区(センター工区=南千住駅東側の旧国鉄用地)とリバーハープコートと称するフロント工区(旧水門近く)からなる。⇒南千住地区住宅市街地総合整備事業 | |
| りゆう【理由】荒川区を舞台にした直木賞受賞小説。といっても、殺人事件の現場としての設定である。宮部みゆき著・第120回平成10年下半期直木賞(平成11年1月14日決定発表)受賞作品。朝日新聞夕刊に平成8年(1996)9.2〜平成9年(1997)9.20まで連載され、加筆された後、平成10年(1998)に単行本にて刊行された。 平成14年(2002)文庫化。舞台は荒川区栄町(架空)のヴァンダール千住北という高層マンション。実在のアクロシティがモデルと噂される。 | |
| りゅうたい・りきがく【流体力学】(町)著名なスポーツ関連プレミアグッズの店。旭堂靴店スポーツ部流体力学は、テレビ東京系の「開運なんでも鑑定団」の鑑定士や、雑誌連載などで知られる前野重雄氏が経営する。前野氏は区主催のイベントなどでも活躍されている。 | |
| れんが・べい【煉瓦塀】(西尾・南)大正期の大規模建設のなごり。明治から大正にかけて西洋建築の模倣がはやり、煉瓦は主要な建材であった。荒川区では、西尾久のあらかわ遊園付近と、南千住野球場周辺に遺構がある。当時の荒川(現・隅田川)沿岸には数多くの煉瓦工場があった影響もある。前者のあらかわ遊園は、失火で操業を停止した王子煉瓦工場の跡地に建設されたため煉瓦塀が多いと考えられる。また、工場を閉鎖した経営者が遊園を開園するにおいて煉瓦塀を造ったとも言われている。後者は千住製絨所のもので、野球場の東北方面にあるサッポロビール荒川物流センターの東壁と荒川工業高校西壁に見られる。 |