西日暮里駅前を貫ける道灌山通りと、尾久橋通りの交差する西日暮里5丁目交差点。あまり気づかないかもしれないが、ボールルームダンス(いやゆる社交ダンス)の聖地?とも思えるほど、ダンス関連が集中している。ダンススクールが5つ、ダンス用品ショップが3店。秋葉原や神保町の同業店街の迫力、規模には到底及ばないものの、荒川区って、そんなに社交ダンスが盛んだったっけ?と感じるラインナップではなかろうか。
中でも、白樺ドレスの店舗は道路に面しており、派手なドレスが目立つ。販売部やレンタル部など複数棟にわたって手広く扱っており、かなり大手と思われる。昭和の頃より個人商店として営業していたそうだ。また、京成ガード及び道路の反対側に対するトータルダンスショップひまわりは、その名の通り、衣装のみならず、レッスンビデオなども取り扱っている。(1994年開業) この両店が張り合うように存在していることが、ダンス関連ショップの存在を、より目立つものとさせているのかもしれない。
このトータルダンスショップひまわりは、周防正行監督作品・映画Shall we ダンス?(役所広司主演)にロケーション協力で登場している。主人公の役所広司がダンスレッスンを決意した後、・・・・ガード上を通る京成電車が走り抜けると、ひまわりのネオンが映り、店内でくつを買うシーンである。
このように、小規模かもしれないが、あたかも、「西日暮里5丁目ダンス天国?」が形成されていることは、(財)日本ボールルームダンス連盟東部総局プロフェッショナル選手会の事務所が、やはり5丁目に事務所を構えていることと関連しているのかもしれない。(事務所やスクール・店舗の開設の前後関係は把握していないが・・・) 同選手会は、文字通り、プロの社交ダンス選手会で、全国6つある選手会の一つとして東日本を管轄しているが、全国の60%の選手がこの東部総局選手会に属している。
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