Photo-Memory 
とても印象深い銭湯をピックアップしてみました。
 

●恵美須湯(南千住)@・・・小路
家々に挟まれた小路は、恵美須湯へと続く異空間だ。入口が道路に面していない銭湯は珍しくもないが、他とは違う雰囲気がある。同じ下町でも浅草あたりにありそうなモダンさが漂っているからか。南面から写す。2000.2
  
●恵美須湯(南千住)A・・・レリーフ
恵美須湯のモダンさは、街灯のアームの曲線美と、壁面のレリーフがかもし出している。現存する区内の銭湯の中でも1.2を争う被写体だと思う。南面から写す。2000.2
 
 
●富士見湯(荒川)
北海道の開拓地にありそうな雰囲気をもっている銭湯だ。入口の照明も暗く、建物も立派とはいえないが、なぜか、とってもあったかそうで懐かしさを感じるのはなぜだろうか。北側から写す。2000.1 
 
●桐の湯(東尾久)
恵美須湯のモダンさと対照的だが、恵美須湯同様、1.2を争う被写体だと思う。京都あたりにありそうな純和風だが、型にはまった銭湯様式ではない。煙突が極端に短く感ずるところがまた魅力的だ。西面から写す。1999.12 
 
●荒川湯(町屋)・・・現存せず
区内でも最北部に位置していた銭湯である。女性的な品の良い構えであったが、現在、その姿はない。西面から写す。1999.12
 
 
●栄湯(東日暮里)
見た目は小ぶりだが重厚ささえ伺える。庶民的な香りも満ちている。また、年季のはいった煙突が力強く感じる。南面から写す。2000.1
 
 
 
●大一湯(南千住)@・・・現存せず
周辺に高い建物が少ないせいか、スラリとした姿が目立った。にもかかわらず、半年後、近くを通った時には出会えなかった。この写真のわずか2ヶ月に廃業していたからだった。
北西側から民家越しに写す。2000.1
 
●大一湯(南千住)A・・・現存せず
驚くほど古い家屋だった。奥日光あたりの秘湯を思い浮かべる存在感。しかし、残念ながら既に取壊されてしまっている。西側から写す。表通りに面していないのでわかりづらいロケーションだった。2000.1
●小沼湯(東尾久)@・・・ありし日の姿
オーソドックスな建物でまだまだ現役といった感のある銭湯であった。向い側が駐車場のため、全容をとらえやすかった。南方側から写す。1999.12
 
 
●小沼湯(東尾久)A・・・解体作業中
まだ残っているだろうと安心していた銭湯の一つだったが、突然の廃業直後、煙突一本を残して解体作業が進んでいた。南東角から写す。2001.4.28

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