NEXT-ASIAにようこそ!

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はじめに

NEXT-ASIA(Network for educational EXchange - concerned Teachers for ASIAn future)は、20世紀の不幸な日本と他のアジア諸国の関係を21世紀の共生の関係に変えていくために、日本と他のアジアの教室・若者・教員のネットワークをつくりだすウェブページです。

もちろん、個人でできることは限られています。しかし、ウェブ(クモの巣の網)も最初の一本の線から始まるように、個人的な試みもそのリンクが広がることで、アジアをつなぐ大きなつながりができるでしょう。

とりあえず、ぼくがこれまでおこなってきた実践を紹介していこうと思います。こんな実践もあるよというものがありましたら、リンクをしていきたいと思います。また、私のつたない実践をご覧になった感想もいただければ、それもページに反映させていきたいと思います。kazamaki@maroon.plala.or.jpまで、どうぞご連絡ください また、リンクも歓迎します。リンクをはることを事前にご連絡ください。

 あなたは1999年8月21日から 人目のウェブつくり人です。(^_^)


本文の目次(ブルーのものが現在読めるもの)


自己紹介

主催者 風 巻 浩 kazamaki@maroon.plala.or.jp

神奈川県立川崎南高校で世界史・地理を教える。

前任校県立多摩高校で、在日ラオス・ベトナム・カンボジア人の

子どもたちに勉強を教える「日本語ボランティアサークル」

顧問を1990年からおこなう。

また、スタディーツアーでバングラデシュ、ラオス、

フィリピン、ベトナムを訪問する。

1998年から勤務する川崎南高校では、

「ボランティアワーカーズ」というクラブの顧問。




神奈川県高教組「開発教育小委員会」、

開発教育協議会、歴史教育者協議会、

日本国際理解教育学会、日本ボランティア学会、

神奈川県在日外国人(多民族・多文化共生)教育連絡協議会、

シャプラニール、ブリッジエーシアジャパン、など会員。

「多文化教育メーリングリスト」主催




趣味は音楽コンピュータPDA七輪陶芸・・。

 


本文

A:教室での試み−2. 川崎南高校での実践

 

  1.フィリピンを舞台にした開発教育・フィリピンのNGOスタッフの出前授業

 1999年6月ぼくの勤めている神奈川県立川崎南高校で、フィリピンのNGOメンバーが授業をおこなってくれました。(ランディ・ダカナイ氏は中央、教卓でギターを持ってる男性) 

 

ランディ−さんは、横浜に本拠地をおくNGO「草の根援助運動」の招きで、

来日しました。 ランディーさんの発言はここで。

 

 

また、ランディーさんから、川崎南高校の生徒にメールがきました。

Dear Macky-Sensei,

Konnichiwa! I'm so glad that even for a brief moment, I was able to
inspire some of your students. I really think they are all brilliant in
their own ways. It was my pleasure to have known all of you and the
memories of my trip to Japan will forever be treasured in my heart.

To all your students, I have this to say: I have always believed that
each person creates his or her own destiny. There is no formula to a
happy and successful life. We all try to learn to make the best of what
we have.

Sometimes our search for happiness and success is painful and full of
tests. Each pain, each failure, we learn. And when we learn, we know
better. Just like high school life. There are tests and homeworks and
reports that we face. And not all the time we get the best grades. But
that shouldn't stop us from trying again and learning from the
experience.

In the end, the real measurement that matters is not how many tests we
passed or failed. But what we learned from the process. DId it make us a
better person? Did it enhance our decision-making skills? or our
inter-personal skills? Did it prepare us to face other challenges we
will soon encounter?

I hope that all of you would find these questions relevant. And I pray
that in the end, whatever each one of you become, you all will find
happiness and success based on your own definition of what success and
happiness are. Since you alone will be the sole judge of that.

Someday, I wish that we will meet again. But if that opportunity does
not come, I just wish that you will never forget that a Filipino friend
once visited you and shared with you his song, his dreams and his
friendship.

 

 2フィリピンの少女ピアさんとの交流会(1999年12月1日)

 フィリピンの性的虐待を受けた被害者である少女ピアさんとの交流会を、フリー・ザ・チルドレンジャパンというNGOの協力をうけておこないました。

当日、ちょっとホームシックにかかってしまったピアさんは、あまりごきげんがよくなかったのですが、最後には、ボランティアワーカーズと生徒会の生徒がつくった色紙が気に入ってくれたようでした。同世代の女の子の想像もできない苦しみを知ることは、生徒たちにはとってもショックであり、怒りを覚えることのようでした。

 生徒会から、今年の文化祭の売り上げの一部を、ピアさんの所属するプレダ基金に使ってもらおうということで、寄付がありました。

お餅を食べて歌をうたってリラックスのつもりだったのですが・・・

ビデオでは、おぞましい思い出のトラウマに苦しみのたうちまわる少女たちの姿も・・・

 

交流会の感想


 「人間のする事かよ...思わず肩に力が入った。それと同時に悲しくやるせない気持ちになった。日本は一応先進国、先に進む国の、理性のある生き物として、幼い子への「性的虐待」は海外なら許されることだろうか?この罪を犯している人は、恥ずかしいと思わないのだろうか?


 話を聞いたり、ビデオを見たりしたが、そこには罪の意識のかけらもなく、自分は悪くないと主張する者までいる。性的虐待のツアー(買春ツアー)まで組まれている事を知って、とてもショックだった。そして、それを知らなかった自分が恥ずかしかった。


 虐待を受ているのはだいたい私より小さな子供から私くらいの年の子。年が近いだけにこれもショックだった。幸せな家庭の中で、なに不自由なく生活している今の私には、「性的虐待」なんて考えられない。仮に性的虐待が私にあったとしたら...想像できない。自殺しているような気がするけど、やっぱり考えられない。


 彼女(彼)達は、想像できないほどの悲しい体験をして、心に深い深い傷を負っている。悲しい、悔しい、畜生!なんて言ったらいいのか判らない...。


 援助交際についても話した。フィリピンなどの買春の場合は、売っている方が食べていくためにやりたくない事している傾向がある。けれど、援助交際は、十分に食べている女子高生が中心。私がピアちゃんの立場なら、この上なく不愉快な事だ。


 援助交際が起きるのは、世知辛い世の中だからだと思う。会社人間に教育されて、リストラにもまれるお父さん。近所付き合いや、子供の教育でノイローゼのお母さん。いつも一人ぼっちの子供。(うちは違うけど)これじゃあ人間おかしくなると思う。もっと×2人と人のふれあいがあって、温かみがある世の中なら、援助交際なんて悲しい事はしないと思います。


 勿論、性的虐待をする人は、いけない。でも、そんな人間を作ってしまった世の中も変えなきゃいけない。罪を犯しても逃れる事ができたり、刑罰が不充分だったりする政治も変えなきゃいけない。


 そして何より私たち一人×2が「他人事」として目を背けずに、自分なりに考えて、被害者も加害者もそうじゃない人も、「訴える」「罪を償う」「正しい考えをつらぬく」それぞれの勇気を持つことが必要だと思う。  

(2年女子)

 

B:ボランティア活動を通じた実践−2. 川崎南高校での実践 

  1.インドの子どもたちとのワークショップ

 1999年10月13日(水)、国際子ども権利センター主催の「ユースワークショップ in 東京」で南インドのカルナータカ州で活動しているNGO、CWC(Concerned for WorkingChildren−働く子どもを支援する会)の子ども組織「ビマサンガ」のババニーさん(16歳)とプレマーさん(17歳)ナガラジさん(21歳)との交流をおこないました。

 ワークショップの感想文

  「この催しものには去年も参加しました。私はそのとき、けして「海の向こうの話し」で終わらせてはいけない問題を突き付けられました。「ボランティアって何だろう?」と本気で考えました。


 虐待などの問題、厳しい児童労働、「自分に何ができるんだろう…」やるせない気持ちになりました。そんな環境の中で、私と同い年ぐらいの子供達が立ち上がっている…そんな姿を見て沢山の事を考えさせられました。色んな事を聞いて勉強して、もっと力になりたい、そう思って今年も参加しようと思いました。


 2回目と言う事もあって、去年より一歩踏み込んだ収穫があって良かったです。先入観で、自分では気が付かなかった疑問や問題が発見できました。一つは、児童労働はインドだけではないのに、なぜこの催し物が開かれるほど注目されているのかです。それは、子供の人権について、「子供の問題を大人だけで物事を決めるのはおかしい!」と子供達が立ち上がって団体を作って活動しています。この活動はとても画期的でどこの国より進んでいます。問題が解決されれば、世界中が変わるかも知れない…だから今インドが注目されているのです。この催し物で来日したインドの子供達は(っと言っても私と同じ高校生ぐらい)、「自分達でグループを作り子供の権利を訴えてほしい」と訴えていました。インドの方から学ぼうしている所で、一方的に「経済的に豊かな日本だから、貧しいインドの人に援助する」なんてうぬぼれていた自分が恥ずかしいです。


  インドの人も日本の私達も共に考えられる問題だったのは、学校や教育の問題がでした。共通点は、「教育が役に立たない」です。インドでは、習った事が仕事ですぐに使えず意味がありません。日本では、教えるべき日本の歴史(南京大虐殺とかetc…)を教わらないのでニュースを見てもわからない、などです。私は、義務教育が悪いとは思いませんが、それがきゅうくつに感じる人もいて、「日本では、教育を受ける権利は見とめられても、働く権利は認められていない」っと言う人(日本人)がいました。権利なんて深く考えた事のなかった私は、ものすごいショックを受けました。大人が引いた「社会」と言う名のレールの上を走っているだけかもしれない…そう思うと日本の私達はなんてお馬鹿さんなんだろうと思いました。


 あと話しあっていて、インドの児童労働について「正しい理解を求める事」が必要だということが、再確認できました。「児童労働はよくない」と、子供が作った商品をボイコットしたため、沢山の子供達は失業してしまい、売春する事になってしまったことがありました。義務教育を徹底すれば児童労働がなくなる訳でもありません。自分の仕事に誇りを持っている子供もいます。(私達なんかよりずーーっっっっっとしっかりしてます。)もっとマスメディアが正しい情報を世界の人々に提供して、世界中で考えれば、きっと解決します。そうすれば、インドだけでなく世界中の子供の権利が(日本も例外でなく)認められてくるようになると思います。


 問題は複雑で解決は難しいものです。その問題は、インドだけの問題ではなく世界中、少なくとも日本にも問題があります。カースト、男女、大人子供、世界の国々、、、とっても難しい問題ですが、世界に先駆けて、問題が解決できる様に、私が出来ることを考えていきたいと思います。」

                      (2年 女子)

 

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                  続く・・・。