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このコーナーは、首都高についての話です。 後半には、首都高の利用方法の裏ワザがのっています。 |
首都高速に乗ろう 首都圏に住んでいる人なら、1度は走ってみたいのは首都高。 ただ日中は、言わずと知れた大渋滞。高速ではなく、駐車場と言ってもいいでしょう。 ということで、どうせ走るなら夜でしょう。 「夜の高速は怖いよ〜」という、免許取りたての初心者もいるでしょう。 確かに夜の首都高は、半端じゃなく怖い。 首都高は、ビルの隙間をぬって作られているために、すごく急なカーブ、 超短い合流車線、防音壁に囲まれている為に超狭く感じる道路など、とても高速道路とは思えません。 夜ともなれば、大型トラックや走り屋の改造車が、そこを100km/h以上(もちろんスピード違反)で駆け抜ける。 事故が起きないほうがおかしいです。 しかし、だからこそ運転技術が磨けるといえるのでは。 夜の首都高は、曜日によって状況が違います。 平日は、深夜にも関わらず、大型トラックやタクシーといった、営業車がたくさん走っています。 道路工事などで車線規制している場所では、渋滞が発生するくらいの多さです。 一方、営業者の少ない週末(金・土)の深夜は、首都高がサーキット場に変わります。 派手な車が、F1顔負けの速さで「ブーン」ではなく「ブン」と駆けぬけて行きます。 そして、同時に複数の場所で、事故が発生していることもよくあります。 まさに、生死を賭けた「首都高バトル」といえます。 「自分も、生死を駆けた首都高バトルに参加したい」という物好きの人の為に、 首都高の路線案内をしましょう。(代表的な路線のみ) |
C1・都心環状線 首都高の中心。 環状線(1周15km・深夜で10分程度かかる) ここを走っている走り屋は、夜中じゅうぐるぐる回っていることから、「ルーレット族」と呼ばれる。 首都高の中で、最もカーブが多く、しかも他路線からの合流が多いので非常に危険な場所。 また、トンネルが非常に多く、壁が迫ってくる為スピード感があり、改造マフラーの音も響きわたる為、 臨場感がすごい。 |
C2・中央環状線 環状線という名前だが、環状にはなっていない。 現在、環状に向けて工事が進められていているが、全てが完成しても、完全な環状にはならない。 急なカーブはなく、いくらでもスピードが出せる。(でもパトカーが多い。) |
B・湾岸線 ほぼ直線で、道幅も広いので(片側3〜4車線)ガンガン飛ばせる。 「爆走族」と呼ばれる連中が、改造車で200km/h以上でかっ飛ばしている。 「大井」から先は別料金なので注意が必要。 |
6・向島線 埼玉方面に行く道。「C2」に出られる。 上りには、超小さなPAがあり、便所休憩が出来る。 |
7・小松川線 千葉方面に向かう路線。 地図上では「C2」と交差しているが、実際はつながっていないので、 一度外に出ないと戻って来れないので注意が必要。 |
9・深川線 「C1」と「湾岸線」を結ぶ何かと便利な路線。 深夜はガラガラだが、逆に取り締まりやすく、いつも誰かが速度オーバーで捕まっている。 PAもある。 |
11・台場線 レインボーブリッジの事。 PAがあるが、週末は大混雑。 |
ほかに、羽田線・上野線・目黒線・渋谷線・新宿線・池袋線・三郷線・川口線・八重洲線がある。 また別料金の神奈川線 (横羽線・狩場線・三ツ沢線・大黒線・湾岸線)と、埼玉線(大宮線)がある。 外環(東京外環自動車道)も別料金です。 |
首都高速を使いこなそう! 首都高デビューをしたいと思っているあなた、グルグル回れるのは「C1」だけだとは思っていませんか? 実は、いろいろな路線で、いろいろなバリエーションを持って走る事が出来ます。 地図を見て下さい。赤で示した路線が、それにあたります。 ただ、気を付けなくてはいけないのは、1号羽田線と湾岸線を結ぶ「大井IC」は、湾岸線から1号の方向のみ使えて、 逆は不可能だと言う事です。 あと、「C1」の内側にある「Y・八重洲線」や、首都高とは別経営の「KK・東京高速線」も、 ルーレットに使えると言う事です。 本当は「KK線」に出てしまうと、再び首都高に戻るときに、また700円かかります。 しかし、首都高から「KK線」に入る時「乗り継ぎチケット」を受け取り、再び首都高に戻る所にある料金所に 渡せば、お金がかかりません。一方、八重洲線は、首都高そのものなので、普通に利用できます。 ただ、両線とも、片側1車線の狭い道路なので、ゆっくり走りましょう。 また、「C1」デビューをもくろんでいる人は、注意しなくてはならない事があります。 「C1」は環状線だと思っているかもしれませんが、実際は、完全な環状線ではありません。 「江戸橋IC」で、本線を走っていると、6号や9号に出てしまいます。 そのまま「C1」を走り続けるためには、ある場所で側線に抜けなくてはなりません。 特に外回りは、わかりづらい所にあります。この付近では、案内標識に注意していましょう。 さて、こんな裏ワザを御存知でしょうか? 首都高には、高速道路でタブーであるUターンが出来る場所があります。 そこは「箱崎」です。 「箱崎」は「C1」「6・向島線」「7・小松川線」「9・深川線」の中心にあります。 「箱崎IC」のすぐ手前の「箱崎出口」を下りると、一般道に出る手前にロータリーがあります。 そのロータリーを使って、再び同じ方向に引き返す事が出来ます。 またこれにより、本来は通行できない、7号から6号へ抜ける事が出来ます。 (実は私自身、この方法を知る前に、7号から6号へ行くのに、環状線を1周したという経験があります。 昼間で渋滞していた為、1時間以上かかりました。) この方法は、首都高公団公認なので、みなさんもぜひ使ってください。 さて、首都高を走り続けていると、トイレに行きたくなったり、何か飲みたくなったりします。 そんなときに使える「パーキングエリア(PA)」の紹介をします。 首都高のPAは意外と多く、東京線だけでも10ヶ所以上あります。 ここでは、ルーレットをしながら使えるPAを紹介します。 芝浦PA 11号台場線の上り、レインボーブリッジを渡った所にあります。 駐車場面積は広いのですが、人気スポットなので、週末は大混雑です。 比較的新しいPAなので、各種設備が整っています。 小さな飲食コーナーがあり、軽食が食べられます。 辰巳第一PA・辰巳第二PA 湾岸線と9号深川線の交差するICに作られています。 湾岸線から9号にぬける車のみ使えます。(羽田方面からが第一、千葉方面からが第二。) トイレ・自販機(飲物・タバコ)・公衆電話・渋滞情報端末があります。 第二の方は、週末でも比較的空いています。 駒形PA 6号向島線上りにあります。料金所を改造したような場所なので、駐車台数が少なく、 トイレ利用のみの人用といった感じです。自販機もあります。 箱崎PA 箱崎ロータリーの横にあります。 道路横の空きスペースを使ったPAなので5台程度しか止められません。 PAと言うより、トイレスペースといった感じです。 |
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